近日発売予定の「Maserati Grand Turismo」を見てきた。
凄い色気だ!
車でここまて色気を感じるというのは、どういうことなんだろう、、、と思った。なんという艶っぽさ、なんという華やかさ。じっと見てても、どこが色気を醸し出すポイントなのかディテールではさっぱり分からない。でも、、引いて全体を見ると立ち上るようなフェロモンのミストを感じる。不思議なデザインだと感じた。
最近、日本では車が売れないという話だけど、それは単に市場が成熟化したという説明で終わらせているけど、そうじゃないような気がする。車の市場も成熟化しているというのは事実だが、成熟化と同時にセグメントが限りなく小さくなってきているのに、相変わらずマーケットの大きさだけを見ているか、それともマーケットの最大公約数だけを狙うことで、車がエクサイティングなものでなくなってきたことが原因ではないとか思うことがある。
事実、日本の車は面白くない。
特に、マチュアーな大人が乗る車がない。
確かにこのマセラッティのような車の市場は小さいけど、車の市場なんて所詮そんなものなんじゃないかと思うことで、車という商品をもっとエクサイティングなものに変える事が出来るような気がする。
「壊れない」だけの車で、どうして多様化した消費者の心を掴むことが出来るのかと、素朴にそう感じている。
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