TITLE:「消費者のためになった広告コンクール」で受賞しました

 JAA(社団法人日本アドバタイザーズ協会)の「第48回消費者のためになった広告コン
クール
」でトーヨーキッチンの広告が受賞しました。

 受賞したのは「赤のイゾラ」を古民家で撮影した広告です。憶えてみえますか?
 この賞は消費者が選ぶというのがとてもユニークで、こんなユーザーに近い賞を戴いたというのはとても光栄に感じます。それと、殆どの賞には「電通」が関わり合っているようですが、トーヨーキッチンのように社内で独自にディレクションをしている広告が選ばれるのは稀なようで、そうそう意味からもなんか嬉しいですね。

 授賞式には専務が出席しました。写真は壇上に並ぶ受賞者です。
 面白いのは他の受賞者の方は殆どダークスーツなのですが、一人だけ異端児がいますね。勿論それが当社の専務です。写真を見ながら、なんかトーヨーキッチンらしいなと思ったりしました。彼の着ているのはGDCの兄貴ブランドVENTURAのブルーのベルベットのジャケットです。決まってますね。
 

 出席した担当からの報告が興味深かったので、その報告メールの一部を抜粋します。

 最後に、経済産業省の方の話が印象的だったので、要約を記しておきます。
日本の企業は機能や性能主義に囚われ過ぎてしまい、結局は価格競争に陥って競争力を
失ってしまっているという現実がある。
バブルの頃、日本の作る半導体技術はベンチマークでは圧倒的にインテルを上回ってい
た。にも関わらず、技術革新への投資を続けた国内企業に反して、米インテルが行った
のは、ネットワークの構築やPCがもたらす新しいライフスタイル提案とそのサポートに
徹底的に投資した。その結果、現在、「インテルインサイド」はブランドとして確立
し、圧倒的なシェアを獲得し、このIT産業戦争に勝利した。
日本は技術、性能の競争だけに没頭することなく、その商品を得る事によってどのよう
な暮らしが実現するのか?どのような具体的メリットがあるのか?その向こうに広がる
新しい未来とは?というクリエイティビティの創出を失ってはいけない。
日本は本来、ものづくり大国で、アニメーションやキャラクターなどを見ても判るよう
にコンテンツにおいては世界で最も優位性が高い国である。しかしながら、現在はコピ
ーや模倣品にそのクリエイティビティが生む利益をむさぼられており、それに甘んじて
いる状態。
今後近い将来アジア諸国の台等は時間の問題。国際社会国際経済で日本が生き残ってい
くにはこのクリエイティブを生かした手法をもっともっと磨いていく必要がある。
そういう意味で、この広告、そしてこの賞には大きな意味があり、寄せられる期待もと
ても大きい。

 なんか考えさせられるコメントだと思いませんか?
 
 余談になりますが、nabe forumの「雑誌「GOETHE」の読者モデルになりました」という日記を憶えてみますか?その時の写真が掲載された「GOETHE」(ゲーテ)が発売されています。149ページです。ぜひというか、、気が向いたら見てやって下さい。