キッチンの部材として先ずあげられるのはステンレスですね。キッチンの上部の水槽、調理部分を一般的には天板と呼び、素材としてはステンレスの他に人工大理石、天然石、セラミック等がありますが、弊社は天板の素材としてはステンレスが最適だと考え、TOYO KITCHENのキッチンを購入されるお客様の90%以上がステンレスを選択頂いています。
ステンレスがキッチンの天板として最適だと考えてる理由は耐水性、耐衝撃性に優れていると同時に、食器を落下させても割れないという特性もあります。
以前はステンレスは意匠性に劣ると考えられていたのですが、TOYO KITCHENはそれはデザインとそれを実現する為の加工技術の問題だと考え、ステンレス天板の新デザインやそれを実現する為の加工技術の開発、改良に努めてきました。今ではステンレスの天板が他の素材と比較して意匠性、デザイン性に劣ると思う方は殆どいないと思います。一時は意匠性に優れていると思われていた人工大理石は今では市場では殆ど見られなくなってきました。
そのステンレスですが、一般的ににキッチンに使われるのはSUS304とSUS430で、耐蝕性の面からSUS304を使用するメーカーが多いのですが、価格的に低いキッチンの場合はSUS430が使われるケースもあるようです。TOYO KITCHENでは勿論ですが全てのキッチンの天板はSUS304です。最近では耐蝕性を向上させたSUS430系のステンレスも登場してますが、社内で実施した塩水噴霧試験では問題ありと判断して使用は見送っています。
次にステンレスの板厚ですが、TOYO KITCHENで使用しているステンレスの板厚は1.0mmから1.5mmのステンレスを用途に合わせて使用しています。他のメーカーがキッチンで使用しているステンレスの板厚は0.6mmから0.8mmですので、うちが使用しているステンレスの板厚は他社の倍以上という事が出来ます。
これはカボチャのような硬いものを切る時に、ステンレスがしならないようにするのと、出刃包丁のような尖って重量のあるものを先端から落下した時にステンレスを突き破らない為等に、それだけの板厚が必要だと考えているからです。
厚い板厚のステンレスを使用しているもう1つの理由は意匠性の問題ですが、この話はまた次の機会に譲ります。
CEO TOYO KITCHEN STYLE
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