4月4日より恒例のミラノサローネが始まります。
例年より早めの開催で、何時もの日程で予定してた私は、スケジュール調整で四苦八苦してます。
このサローネ、リーマンショック以降大きく変わってきました。それは各メーカーが出してくる新製品が売れ筋に偏ってきて、以前のような意表を突く創造性溢れる商品が少なくなってきた事です。所謂「Good Taste」と呼ばれる商品で、直ぐにでも日常の生活に取り入れる事ができる商品が多くなってきたとういうのは、やはり世界的な景気低迷のせいなのか、それとも世界的にインテリアが保守化して来ている証なのかは分かりませんが、ともかくそれがサローネを面白くなくさせてる事は事実です。
それを補完する意味で、デザイナーが自分の作品を発表する場を作ったりしてるので、それはそれで面白い部分ではあります。
勿論企業であるので収益の柱となる売れ筋の商品を中心に展示するのは当然ですが、それだけで良いのだろうかと私は思ったりします。
ファッションでもショーで発表するものの中にはコレクション モデルというラインがあり、見るとこれは日常で着るのは無理だろうと思われる服を発表します。当然、これは売れないのですが、そのコレクション ラインで出された服が、そのブランドのアイデンティティになり、引いてはこれからのファッションのトレンドを牽引することに繋がってます。
インテリアも世界のトップ メーカーにはそういった役割もあると思うのは私だけでしょうか?
CEO TOYO KITCHEN STYLE
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