TITLE:「Spiga Due」と同時に発表したキッチンの話

話を少し戻して1991年に東京のショールームを麹町から南青山に移転した時に発表したキッチンの話です。
12月20日の記事を参照して下さい。
この時に発表したのが「Spiga Due」という日本で初めてデザインにマテリアル ミックスという考えをキッチンに取り入れた製品で、赤のポリエステルの鏡面塗装で憶えて見える方も多いと思います。
その時に同時に発表したのが下の写真の2つの製品で、最初の写真のキッチンはメラミン(HPL)を扉に使った製品で、2つ目の写真のキッチンは突板で象嵌模様という凝った扉の製品です。
この当時のシステムキッチンはベース キャビネットもウオール ユニットも同じ扉を統一して使うのが常でした。マテリアル ミックスの考え方は、キッチンの部分、部分で要求される性能、機能に適応する最適の素材を使用して、使う素材はバラバラでも全体として統一感のあるデザインをするというものです。この考え方に沿って開発されたのがこのSpigaDueです。
写真を見ていただければ分かると思いますが、ステンテレス、ガラス、アルミ、木など、色々な素材が使われています。現在のキッチンではごく当たり前なのですが、当時としてはかなり革新的なのデザインでした。

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