TITLE:戒厳令下の大行列

 サミットが終わって、福田首相は当日の夜には政府専用機で帰られたようだけど、サミットには関係のない私はサミットの終了した翌日に帰途につきました。ですから、千歳空港で見た光景は実際には戒厳令が解けた後なのですが、「戒厳令下の云々」ってタイトルの方がちょっとショッキングなので敢えて付けてしまいました。

 札幌の最終日は、場外市場というところに札幌の海産物や農産品を安く売ってる店が並んでいるので、そこを視察に?に行ってきました。でも、、ここでもお客さんの多くが,妙に体格が良くて,角刈りや短髪の男の集団が闊歩していました。まさしく,昨日まで札幌市内の警護に当たる為に駆り出された警官がお土産を買いにきているんだと思いましたが、厳つい男性の集団が闊歩している光景は、やはりちょっと威圧感があります。
 写真は場外の店で見かけた巨大なタラバ蟹、、36,000円の値札が付いてた。この蟹もかなり威圧感があった。
 ちょうど昼時だったので、まずは腹ごしらえということになり、海鮮丼、いくら丼、うに丼と、、海鮮ものという選択肢もあったのですが、たまたま並んでいる店がラーメン屋さんだったので、どうも列に弱い私としてはその行列に並んでしまったのです。

 実は、このところ札幌でラーメンを食べても、なんかたまたまかも知れないけど,美味しいラーメンに遭遇した事もない。今回の札幌初日もJRの隣のビルの10階にあるラーメン街で「ラーメン大勝受賞」って看板書いてある店に入ったのだけど、ここが大外れで、もう二度と札幌でラーメンなんか食べるものかと固く心に誓ったのが二日前なので、、意志の弱さがこんな処で露呈してしまったという事になる。
 でも、このたまたま入ったラーメン屋さん、、写真のラーメン屋さんなのだけど、ここは久々の札幌での大ヒットだった。味噌ラーメン、、もともと味噌ラーメンはあまりいい思い出がないので殆ど注文しない私なのだけど、この日は胸騒ぎというか,予感が働いて,味噌ラーメンを注文してしまった。これがまさしく大ヒット、、
 余談だけど、私は何故か「美味しいもの」に対する第六感というか,嗅覚が鋭いような気がする。美味しいものに出会う時は,今回のように「胸騒ぎ」が起きるというのが自分でも不思議に思う。
 「つけ麺」を頼んでいる人も多く、たまたま横で「つけ麺」を食べてたので,少し貰って食べると、これもまたなかなかのものでした。札幌で場外にお買い物に行かれる方、ぜひ並んででもご賞味下さい。
 札幌の最終日、、これが遭遇した第一の行列
 札幌を後にして千歳空港に到着すると、さらに第二、第三の行列に遭遇した。北海道は観光地なので、そんな来られるところでもないので、行列してでも食べてみようと思う人が多いのだろうね。気持ちは良く分かる。
 千歳空港で最初に見た行列はLeTAOというチーズケーキの店。この店は以前は行列もなかったので食べた事はあるのだけど、なかなか美味しかった。でも今回は行列が出来てて驚いた。聞くと、どこかの番組で紳介が紹介したのがきっかけとなって、それがこの行列に繋がってるそうだ。
 余談だけどこのLeTAOという名前、店の所在地小樽をもじったものらしい。アルファベットを反対から読むと、、確かに「おたる」となる。

 三番目に見た行列はすざましかった。
 これは、いま話題の「花畑牧場」の生キャラメルの為の行列だった。なんか手作りなので生産個数が限定されてて、それがこの行列に繋がっているという話だったが、これも前述のLeTAOと同じようにテレビの影響なのではと思う。タレントの田中義剛さんが牧場主というこで、テレビでもかなり紹介されているのを私も見た事がある。
 この生キャラメル、、他の売店でも花畑牧場ではないのが並んでいたけど、ここは閑散としていた。やはり,コピー物ではなく、本物が欲しいということなんだろうな。
 日本人も食品では本物志向が強いのだけど、キッチンを含む工業製品となると、コピー物でも由とする人が多いのは不思議だ。先日も、ある設計事務所の先生が,当社が製品の詳細な寸法を公開してないので、それに対して苦言を呈された。どうしてそんな詳細なスペックが必要なのかと不思議に思ってよく聞いてみると、当社の製品をそのままオーダーキッチンメーカーに製作を依頼する時に困るという話に行き着いた。あまり堂々と言われるので、「それはコピーではないですか?」と反論する気にもならなかった。恐らく、その先生の中ではコピーに対しての罪悪感はまるでないのだろうと思った。

nabe collection がオープンします
 最後にまた余談になるけど、海外に買い付けに行ってて、、私自身が欲しいので少量買い付ける物がある。買い付け量が少ないので、オンライン・ショップで販売してもすぐに「SOLD OUT」になってしまうという危険性もあるし、といっても、大量に売れ残っても困ってしまう。まあ,私が好きだと思ったただけので恐らくは売れないとは思うけど・・そんな商品がここ二、三年の買い付けの中で少し増えてきた。いつまでも持ってても仕方がないので、、1台だけは私用に残しておくのだが、、残りは販売してみようと思った。
 そんなんで 当社のオンライン・ショップのなかに「nabe collection」というコーナーを設けて販売する事にした。オープンは明日の正午なのですが、ダミーで迷彩柄のジュエリーボックスが掲載してある。SOLD OUTになってますが、明日からはこのSOLD OUTが消えて購入出来るようになります。価格も個人的なコレクションを賛同して買って頂くという意味で,少し安めに設定してあります。
 是非,お買い求め下さい。