TITLE:2011年のサローネです その1

 恒例のサローネです。
 相変わらず世界中からデザイナー、建築家、バイヤー、インテリアおたくが集まり、ミラノ最大のイベントであると同時に、世界最大のインテリア・イベントです。
 でも、今年は世界的に景気がイマイチという事もあってか、例年よりも参加者が少ないような気がしてますが、どうなんでしょうね。また、たまたまかもしれないけど、中国人が少ないような気もしました。

 今年のホテルはトルトーナ地区の新しいホテル「NOW」に泊まりました。
 ご存知のように、トルトーナ地区は市内の展示の中心であるスーパースタジオの近くにあり、ホテルの中でもロビーが展示会場になってると同時に毎晩のパーティーが繰り返され、いいホテルではありますが、ちょっとあの喧噪には少し参りました。
 ロビー付近はカラフルなプラスチックの一体成形のクラシック・ソファーが処狭しと並んでいて、ロビーからしていかにもサローネらしい。

 価格的にも少し高いので、駐車してある車も凄い事になっている。
 手前はベントレー・コンチネンタルGTS、色はちょっと薄めのガンメタ。
 とても精悍
 後ろは、フラーリ・カルフォルニアで、なんと艶消しのガンメタ。
 いいなあっと、見ながら思わず溜息。暫し仕事の事を忘れる私です。

 それでは、本題のサローネ
 まず市内が凄い事になっていた。
 市内のドーモの横には巨大なジュセッペ・アルチボルトの絵画を巨大な立体像にしたものが鎮座していた。
 凄い迫力。

 ネットで元絵を探してみた
 なんていうか、かなり忠実に立体に表現してあるのは驚くばかり。
 トーヨーキッチンで扱っているバルセロナ・デザインから発売されているダリの椅子も、元は絵の中しか存在しなかった椅子なので、こういった絵画から立体を創り出すという文化が欧米ではあるのかもしれませんね。
 それにしても見事な像です。

 その横には巨大な塩の山とその山に散在する馬の彫像
 誰の作品か知らなかったのでTwitterで呟いたら、東京の「SUS GALLERY」の方からミンモ・パラディーノというイタリアの現代アーティストの作品だって教えて貰いました。
 ありがとうございました>TSURUMOTO様
 こういう時、見ず知らずの方に教えて貰う事が出来るTwitterって、なんか凄いですね。
 ー 続く ー