TITLE:「個人」から「集い」の時代への変遷

 日本が豊かになるに連れて、以前は人や社会との関わりを避けて個人の世界に閉じこもることがストレスを感じないと思う人が多かったような気がしますが、ここ最近になってそうではなく、家族や友人や社会との接点を増やすことの方が安らぎを得られると感じる人が次第に増えてきたような気がしています。
 例えばボランティアを通して社会との繋がりを積極的に持とうと考える人が増えたのはその証拠のような気がします。
 また、住宅においても、家族との触れ合う場所を優先する為に、LDKの垣根を取り払いワンルーム化を図る事が多くなってきました。
 「キッチン」に望まれる機能は調理ではなく、家族とのコミュニケーションだという考え方の基で、フルフラットのアイランドキッチンを推進してきたTOYO KITCHEN STYLEですが、今では全てのメーカーがアイランドキッチンを発売し、最近のモデルを見るとバックガードや腰壁がないフルフラットのアイランドキッチンになってきました。
 ライフスタイルの基本が、「個人」の時代から「集い」の時代への変遷だと考えてるとこの流れはより理解できると考えています。
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