TITLE:愛のないバッグ達

 「愛がないバッグ」と言っても、「愛がない」訳ではない。私の大好きな南青山の「Loveless」という服屋さんで見つけたゴージャスで可愛いバッグ達です。

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 スワロフスキーを散りばめたキティーちゃんのパーティーバッグです。とても可愛い、、けど、値段を見たらちょっとびっくり。アメリカではかなり有名なバッグらしい。でも、キテイーちゃんって、サンリオでしょ。こういった日本のキャラクターが世界的な広がりで通用するようになったというのは、かなり凄いと思った。そういえば、D&GのT-シャツにスーパー・マリオを使っているのを見た事がある。

 同じくスワロフスキーを使った「豚」のバッグ。とても可愛いし、個人的に一瞬欲しいと思ったけど、値段を見て止めた。実は「豚」キャラってかなり好きなんです。きっと宮崎駿の映画「紅の豚」を見て以来だと思うのだけど、実はこのアニメ20回以上は見たほど大好きです。 
 有名なセリフ「飛べねぇ豚はただの豚だ」を自分で言いたくて、風呂に入って、小声でちょっとささやいてみたりして、、気分はポルコ・ロッソ

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 ちょっと余談になるけど、イタリアのアマルフィーからカプリ島に行く船の上で、この「紅の豚」に登場するホテルアドリアーノの島にそっくりな島を見つけたときは、暫く興奮した。でも、ホテルアドリアーノはアドリア海の設定なので、ただの勘違いかもしれない。
 ポルコを愛して止まないホテルアドリアーナの女主人「マダム・ジーナ」の歌声がアドリア海に沁みていく。
 ジーナがつぶやく、「3年待ったわ、もう涙も枯れちゃった

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 次は細工が素晴らしいゴージャスなバッグ達です

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 右のバッグはクロコダイルのバッグ。クロコというだけで独特の雰囲気と存在感が立ち上ってくる。持ってると、かなり目立つと思う。

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 最後は、スネーク・モチーフを止め金具に使ったクラッチ・バッグ。スネークがまるで生きているように感じられるほど、細工が精緻で、素晴らしい。
 ビトンやエルメスやシャネルのようなブランド物のバッグが一般的には人気を博しているが、こういった一品物に近いバッグの方が私は好きだ。一つには、やはり細工のレベルが格段に違うというのと、ブランド物のバッグで自分を表現するのが難しいと思う。持論だけど、ファションというのは、自分を外に向けて表現する手段だと思っている。ブランド物のバッグでは、あまりにも大量に生産されているので、沢山生産されたものでは自分を表現するのは難しいと思う。
 最後に、、飛べねぇ豚はただの豚だ」

TITLE:「green」の2007年秋冬コレクション

 「green」というデザイナーズ・ブランドがある。

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 日本人の夫婦のデザイナーで。いま東京で最も注目されているデザイナーの一人だ。
 東京を中心の販売なので、地方で扱っている店は少ないし、東京でも扱ってる店がそんなに多い訳ではない。まあ、所謂「服好き」の人の服だと思う。そのコレクションの招待状を貰ったので行ってきた。国立競技場の敷地の中の、屋根のある場所に特設会場を作ってのコレクションだった。勢いのあるブランドなので、かなりコレクションも金がかかっているのが良く分かる。
 コレクション会場の入り口、白い絨毯と、白いカーテン、かなり幻想的な雰囲気で、コレクションーの期待感を演出している。なかなか見事だと思う。

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 コレクションの招待者だけに配られた記念品。中身は膝掛け毛布とロウソク、、膝掛けは寒さ対応だと思うが、ロウソクというのはちょっと意味不明。でも白い袋に包まれて、コレクションのイメージを良く表現している。
 ショーが始まった。

                        
座ってるお客だけでなく、後ろにずらりと立ち見客が並んで、会場は満杯状態。立ち見に客には記念品がないので、どうも座ってる客が正式招待者らしい。席にも「Reserve」の札がかかっていた。

 コレクションは最近のグリーンの変化を感じさせる内容で、シンプルで、しかもラインが美しく、 green らしい丁寧なデザインで好感が持てた。それと、モデルが凄かった。こういたコレクションは何度も見ているが、ここは特別だった。きっとパリあたりでモデル・オーデションをして連れてきたのだと思う。背の高さ、足の長さ、顔の小ささ、見事に揃っていて驚いた。

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 コレクションが終わるとすぐ横がパーティー会場。シャンパンを少し頂いて、顔見知りのファション関係者と少し雑談をして帰った。

 デジカメでコレクションの風景を少しクリップしたので、U−Tube経由でアップロードしてみた。

TITLE:収納好きの日本人

 雑誌で「収納」の特集をすると、その雑誌は良く売れるそうだ。
 住宅・インテリア誌の編集長にそんな話を聞いたことがある。
  ある著名な収納アドバイザーが家を新築したというテレビ番組を見たことがある、玄関は収納を工夫して、なんと250足の靴を収納できるそうだ。250足の靴、、殆どマニアの世界だしだと思った。毎日履いても履ききれないほどの靴の数、これを果たして常時玄関に収納する意味が良く分からなかった。「でもこんなに沢山収納できるのよ!」と誇らしげだった。
 キッチンでも、収納にこだわるお客様はかなり多い。
 
 こんな事を書くときっと誤解されると思うけど、やたら沢山収納スペースを作りつけることが、使いやすい住宅やキッチンを設計することに繋がるとも思えない。昔からの諺で「人と場所はあればあるだけ」というのがある。収納スペースを増やすと、その増えたスペースに応じて物が増えていくという経験をしたことは誰もあると思う。
 ある女性の設計事務所の先生に以前こんな話を聞いたことがある。その設計事務所の先生は住宅やキッチンを設計するときには、必ずその家のあるものを全てリストアップして、大体2割程度の収納に余裕が出来るように収納設計をするそうだ。でも、新築してか、一年経過して再度その家にお邪魔して収納をチェックすると、もう入りきれない程の物で溢れていることが多いそうだ。
 現在のシステム・キッチンはもともとドイツから入ってきたものだと言われている。そして、そのドイツキッチンは、言い方を変えれば料理をする道具というよりは、「シンク付き収納家具」と言ったほうがいいと思われる代物だ。そのドイツキッチンへの憧れから来ている現在の日本のシステム・キッチンなのだから、キッチンのユーザーが「収納」にこだわりを持つのは致し方ないのかもしれない。
 でもそろそろ、日本の住宅やキッチンも、何でも沢山収納できればいいという発想から脱皮して、もっと自由に、ダイナミックに収納を考える時期にきてるのではないかと思う。

TITLE:世界の金持ちは・・

 最近格差社会の問題が新聞やテレビを賑わしているのですが、では日本から世界に目を転じて、世界の格差社会の現実をモナコGPに世界中から集まってくる豪華ヨットの写真を見ながら感じてみて下さい。

 写真はメイン・スタンド付近に停泊するヨットの群れ、停泊料たけで一週間で一千万だそうだ。しかし、凄い数のヨットと、そのヨットの大きさに注目して欲しい。
 この付近は有名なホテルも多くあり、自分の部屋の窓からモナコGPを観戦することも出来るらしいが、この時期宿泊料は一週間単位でしか予約できないばかりか、一週間の宿泊料は日本円で500万円だという話を聞いたことがある。

 写真はレーストラックのトンネル入り口近くに停泊するヨットの群れ。ここの停泊料はいくらかは知らないけど、ここでも恐らくかなりの金額なのだと思う。
 ここは長いストレートで300km近く出ているレースカーが、二つ続くヘアピンの手前で60kmまで減速して、最大加速をしながらトンネルのストレートに入るという、モナコGPのハイライトとも言える見所。 この付近に「デューク・さらいえ」のマンションがあることでも有名

  上の写真は、モナコのレーストラック付近に停泊できないで、モナコの外にまで溢れるヨットの大群。大型の客船や、日本ではあまり見ないような帆船もかなり停泊している。

 停泊している個人の大型ヨット、船に詳しい人に聞くと、恐らく10億以上はするそうだ。個人で10億のお金をヨットにポンと支払う事が出来るというのは、一体どういう人だろうと現地の人に聞くと、モナコの普通の金持ちだそうだ。
  日本を出て、世界のいろいろな人に出会うと、なんか日本の格差社会の議論は「井の中の蛙」のような気がしてならない。世界の金持ち、それも普通の金持ちでも、日本に較べると本当に飛び抜けている。
 最近の「News week」で「格差社会」に関する特集をやっていた。その記事の中で、格差社会が悪いという議論は「パイは限られていて、一定の大きさ」で、金持ちが沢山取ると、下のほうの配分が減るという前提の議論だと書いてあった。全体のパイをどう大きくするという議論を優先すべきでパイの配分だけを議論しても意味がないという記事の趣旨は私も同感した。また、記事では格差のある社会のほうが、結局中産階級以下の収入が増えているという統計やグラフも掲載されていた。
 最後にもう一つ、この車は一体何なんだ!
 フェラーリF430・カブリオレ、、内装が全てクロコダイル、一体いくらするのだろう?

TITLE:「後悔」という名前の人形

 南青山に「Loveless」という服屋さんがある。                                                                                                                                                

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 比較的新しい店なのだが、いま東京で最も熱いセレクト・ショップの一つだと思う。
 その店から「リグレクト」つまり、「後悔」という名前の人形が発売された。
 この人形が僅か三日間で完売したそうだ。

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            写真は三枚あるが、どれも同じ人形で、頭に被るものによって、3タイプに変身するという面白い人形だ。でも、これがどうして「後悔」なのかは、この店をディレクションしている吉井さんに聞かないと分からないかもしれない。

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  このラブレスというお店は、服好きにはあまりに有名な店なのだが、一般的にはあまり知られていない。扱っている服は「ジュン・ガリアーノ」とか、「ラフ・シモンズ」とか、輸入物も多く扱っているようだが、この店のハイライトは、いわゆる「ドメステイック」と呼ばれる、日本のデザイナーの服だ。お約束の「マスターマインド」とか、「Green」とかのコレクションの発売日には行列が出来るほどだ。
  表参道から根津美術館に向かって歩いていくと、PRADAの南青山店があるが、ラブレスはその向かいなので、服好き、インテリア好きなら、ちょっと覗いてみても面白いかもしれない。                    
  余談になるが、いま「V−Land」のプロモーション・ビデオを制作中なのだけど、モデルのスタイリングをここラブレスにお願いした。V−Landのビデオの中身だけでなく、モデルの服装にも注目して欲しい。

TITLE:メゾン・ド・オブジェ(7)

 メゾン・ド・オブジェも7回目となりました。今回で最後です。
 継続して読んでくれた皆さんに感謝します。
 今回は、パリの市内を散策しながら、ちょっと興味を持ったものを中心に書きます。勿論ですが、これからのインテリアやデザインを語るときに、ちょっとだけ参考になると私が思ったものばかりです。
 パリは美しい街で、それは単に表通りや、壮大な歴史的建造物が美しいだけでなく、ちょっと入り込んだ路地がはっとするほど美しい通だったり、曲がりくねった道が突然に開けて美しい景色が目の前に現れるという驚きがある街です。

  サントノーレの近くの「Dior」の横の路地です。両側にはお店が並び、お洒落なレストランもあります。このレストランで食べた「チキン・ソテー」は美味しかった。

       サントノーレと言えば、言わずと知れた「ヘルメス本店」があります。入ると殆どのお客が日本人かアジア人で、ちょっと驚きます。
 右の写真はエルメス本店のウィンドウ・ディスプレー。カラフルなクッションは、中近東かアフリカの匂いのするビーズ細工で埋め尽くされています。
 美しい!!

 左の写真は世界的に有名なセレクト・ショップ、マレ地区の「レクレルール」の外観と、下の写真はそのショップのウィンドウに飾ってあったバッグです。カラフルな色使いと、このバッグもアフリカの匂いがしませんか?

   余談ですが、あまりにも有名な「レクレルール」ですが、一部の服好きは除いて、意外と一般には知られていません。日本でもセレクト・ショップが全盛ですが、この「レクレルール」は日本のショップ・オーナーもそのセレクションは必ず参考にすると言われています。昨年には南青山にも東京店が出来たので、服に興味がある人だけでなく、インテリアに興味がある人も必ず見て欲しいショップです。
 ファションはかなり以前から、装飾性が高かったり、色使いが多様化してたり、また、最近では量産できないような、ハンド・メイド感のあるものも数多く登場してきています。いわゆる一世を風靡した「ミニマル」な服は殆ど見ることはなくなりました。          
                    

 最後の写真は、パリに行くと必ず訪れる「カルチェ財団の美術館」のエントランスに聳え立つ、カラフルなモザイクタイルで埋め尽くされた鉢植えです。ガラスの外壁からこれを見ると、また格別の美しさを感じます。この美術館はとても不思議な美術館で、アートという概念を大きく広げてくれます。それこそ、日本の「MANGA」とか、渋谷のストリート・ファションまでアートとして捉える鷹揚さがとても愉快です。
 訪れたときは、高圧線に引っかかった巨大な鷹が、羽根を動かして、高圧線触れる度に、弦を引くような音を発するだけの映画とか、地下では日本の電車、恐らく山手線をイメージしていると思うのですが、その中の光景が延々と続くアニメとか、、ともかく意表を突きます。
 インテリア・デザインも、ヨーロッパでは今回の「メゾン・ド・オブジェ」でも紹介したように、トレンドは明らかに「ウォーム・テースト」の真っ只中に入りつつあります。 インテリアだけでなく、建築そのものも安藤忠雄的な無機質でシンプルなものから、もう少し装飾性の多い建築デザインに変わりつつあると思います。
 振り返って、日本はどうかというと、まだまだ「ミニマル・デザイン」の真っ只中にあるようです。しかし、キッチンにシャンデリアを飾る人が多くなってきたりしているように、これから日本の住宅やインテリアも「ウォーム・テースト」に向かって大きく舵を切ると考えています。

TITLE:昨日は大阪で会社説明会でした

 
 昨日は「大阪」で来年卒業予定の学生対象の「会社説明会でした。
 200名程度の予定でしたが、230名ほどの学生さんに集まって頂き、大変に嬉しかったです。
 生憎、先週の日曜日から風邪をこじらせ、医者から貰った解熱剤を飲みながらの講演でしたので、私としてはちょっと不本意な内容でした。でも、まあ、話したいと思うことは殆どお話できたので、良かったかと思ってます。
 でも、声があまり出なくて、学生さんにはちょっと聞き苦しかったかもしれませんね。
 私の講演は良く脱線するので有名で、今回も会社とは直接関係のない日本に於けるイタリア・デザインの話になってしまいました。日本におけるイタリア・デザインの先駆者として有名なのは「Arflex Japan」の創業者で現社長の保品さんですが、彼はもともと「VAN jac」に籍を置いて「Orange House」を立ち上げた人としても有名です。そこでまず話を「VAN jac」から入ったのですが、驚いたのは「VAN」を知ってる学生が皆無だったのです。まさに「昭和は遠くなりにけり・・」を実感しました。
 もう一つだ脱線ついでに「車」の話から、マーケットの多様化の話をしようと思って、雑誌「エンジン」の記事の引用をしたわけですが、どうも反応が薄い、、、、ひょっとして「車」が好きな人は手を挙げて下さいって聞くと、女子学生は「皆無」、男子学生でも手を挙げたのは「半数」程度、、最近の若者にとっては車は日常品になってしまい。昔のように「車」に興味がある人が減ってきたという話を聞いたことがありますが、まさに「その通」でした。
 どうりで日本で「車」が売れなくなってきた筈だと思いました。
 まさに「昭和は遠くなりにけり・・」なんでしょうね。

TITLE:メゾン・ド・オブジェ(5)

会場を後にして、今日は市内のアンティーク・ショップを見て廻りましょう。
アンティークといっても、日本で普通に見るアンティークはユースト家具に近いものとか、ビンテージ家具のようなものでが多いが、パリには本当の意味でのアンティーク家具、職人芸の極めのようなアンティーク、アートに近いアンティークを扱っている店が沢山ある。
さすが、世界のお金持ちが集まるバリだけあって、そのレベルは想像を絶する。ミラノでも、コモでも、フレンチェでも、好きなのでアンティークは良く見て廻るのだが、バリのアンティーク・ショップのレベルは飛びぬけていると思う。
今回もパリで凄いアンティーク家具に出会った。

写真(上)
17世紀の家具、扉は全て象牙の象嵌、その細工が素晴らしい。扉を開けると細かい引き出しが一面にあり、その引き出しの扉も全て象牙の象嵌なのには驚いた。ちなみに、価格F6000万だそうだ。あまりに美しいので一瞬買おうと思ったが、価格を聞いて速攻で諦めた。
写真(左)
脚の細工が美しい椅子、少し土の匂いがして、個人的には好きなアンティークだ。座面の布は最近張ったものだという話だが、これも調和が取れていて美しい。年代は同じく17世紀
アンティークだけど、少しだけコレクションしている。農村で使われてたような、土っぽいのが好きで、南青山のショールームの地下にも数点展示してあるので、機会があったらみて下さい。
お断り、私はアンティークは好きだけど、あくまで素人なので、今日の日記は私の独断と偏見なので、その点はご容赦下さい。

TITLE:携帯電話もファションの一部か?

携帯電話もバッグとか、ベルトとか、アクセサリー類のように、ファションの一部として捉える市場が誕生していても不思議ではない。
以前、携帯電話のメーカーの担当者とデザイナーと話す機会があったので、ファションとの連携を考えられてはどうという話をしたのですが、彼らはあまり興味がないようでした。
今年に入って、欧米ではPRADAブランドの携帯電話(写真上)が発表されたり、ちょっとファションとは違うかもしれませんが、バング・デザインの携帯が発売されたりしてきています。
日本でも、3月1日からの予約なのですが、ドルチェ&ガッバーナの携帯が発売されます。(写真左,右)
携帯電話も工業デザインの世界から、もっと感性を要求されるファションの仲間入りが進むのでしょうね。

余談ですが「携帯電話」という名前が嫌ですね、、なんか無味乾燥な機械しか連想できません。

TITLE:メゾン・ド・オブジェ(4)

メゾン・ド・オブジェの日記も今日で4回目です。
今日は、少し商売を外れて、会場で気になったものを3点紹介します。
写真(下)
LLADROの陶器製の人形。普通のものと違って、これはかなり精巧に職人の手が入っている。テーマも「Re.DECO」、、アンティーク・マイセン・ドールの現代版ともいえる出来栄え。ヨーロッパにはまだこういった職人が残っているんですね!!

写真(左)
スワロフスキーの「とかげ」の骨格フィギュアー。美しい。ファションでもそうだけど、インテリアにも光物が次第に入りこみつつある。
写真(右)
個人的に気に入った椅子。サテンの生地とクラシカルなイメージが美しくマッチしている。ベースはクラシックなんだけど、妙に時代感が表現されてモダンなイメージが不思議な雰囲気をかもしだす。チークの床とスタッコの壁の直線的な回廊の先に、一つだけこの椅子が置いてありダウンライトで照らされているという、、、そんなイメージ。または、玄関をわざわざ狭めで長いL型にして、玄関を開けるとこの椅子が一つ目に飛び込んでくるとか、、そんなイメージかな
次回は、いよいよ会場を離れて「メゾン・ド・オブジエ 市内編」に移ります。市内も面白いですよ。