TITLE:ドイツ人はスニーカーが好き?

 ファション的には見るべきものがないケルンですが、スニーカーだけは例外のようです。市内の目抜き通りにはスニーカー・ショップが多く並び、そのバリェーションときたら、驚くべき種類です。

 日本でズート探していて、先日ようやく新宿伊勢丹で見つけたコールドのスニーカーですが、ドイツのショップには溢れていました。最終日にどれか買おうと思ってたけど、昼食を食べてホテルの部屋で休んでるうちに寝てしまった。 ちょっと悲しい!

 最近個人的にちょっとハマッテいる「コンパース」ですが、ドイツにはこんなに種類がありました。日本では見たこともないバリエーション。これも、買おうと思ってたけど、寝てしまって変えなかった(涙)

 

 ついでにBangの電話機までゴールドで発売されていた。サローネのレポートではゴールドはインテリアに持ってくるのは難しいのではないか?と書きましたが、ドイツの田舎でもこれだけゴールドが溢れていると、ゴールドもありかなって思い始めています。
 余談ですが、6月1日に岐阜のスタジオがリニューアル・オープンしますが、パティオの骨組みの塗装色をシャンパンゴールドにしました。まだ見てないのですが、昨日写真を見せて貰ったけど、これなかなかいいかもしれない。

TITLE:ドイツで見かけた気になる車たち

 ドイツで見かけた、個人的にちょっと気になる車たちです。

 ご存知AUDIのミッドシップカー「R8」。一度見たら忘れられない個性的で創造性溢れるデザインは素晴らしいと思う。少しレトロっぽいていうか、インテリアと同じようにDECOの匂いがいるのは気のせいかな??最近発売されたアルファロメオの限定車や、400kmのスピードが出ると言われている「ブガッティ」もかなりレトロっぽい。最近の車のデザインのトレンドになりつつあるかもしれない。

 車のサイドに、なんとカーボンファイバーが外装に使ってある。内装に使われているのを見るのは良くあるけど、大胆に外装のアクセントに使ってあるのを見たのは始めて。かなりカッコイイ!!

 雑誌でジャガーの新しいスポーツカーを見かけた。これもやはりレトロっぽい。始めて見たけど、プロット・タイプなのかどうかはドイツ語が読めないので不明。もし、次期モデルとしたら、ジャガーのイメージ化かなり変わると思う。

 外装に石目のパネルを使ったスマート、、石が貼ってあるように見えて、ちょっとびっくりした。良く見たら、質のいいプリント・パネルだった。

TITLE:ドイツはアスパラの季節

 昨日の朝にドイツから帰国しました。
 この季節はドイツは白アスパラガスが街に溢れています。
 この白アスパラが、実に巨大で、美味しい。

 写真は街で売られている白アスパラ、一緒に写っている指と較べるとその巨大さが分かると思います。

 この白アスパラは食べるとびっくりするくらい柔らくて、筋がないし、日本のに較べると甘く感じる。茹で上げたたアスパラガスにバターソースを掛けて頂く。ドイツの春の味覚が感じられる。

 白アスパラ以外は、御馴染みのドイツ・ソーセージ。ジャガイモと一緒に食べるプレート。ドイツのソーセージも美味しいけど、ジャガイモは何だとおもうくらいうまい。

 ドイツ名物「アイス・バイン」、、日本で食べるより格段に美味しいが、、多分豚肉が違うのだと思う。しかし、量が多すぎてとても完食は私では無理。

 さすがビールの本場ドイツ、週末には明るいうちからビア・ホールは大繁盛

TITLE:サローネ2007(7) milano fashion編

 今日はサローネを離れて、市内のモンテナポレオーネ界隈のwindow shoppingをしながら、ミラノファッションの最新事情の話をします。
 ご存知と思いますが、ミラノ・ファッションの中心的なショップはミラノの中心であるサンバビラからモンテ・ナポレオーネ通り、それとそこから分かれるスピーガ通りに殆ど集中してます。従って、この辺りをうろつけばミラノ・ファッションの定点観測なるものが出来るわけです。有名なインテリアショップもこの辺りに数多くあり、まさにインテリアとファッションの融合が進んでいるとも言えます。事実、アーキテクトの中にはバッグやベルトやアクセサリーのデザインをする人は珍しくありません。このことがファッションとのトレンドとインテリアのトレンドの関連性を強めている理由だと思います。
 ミラノ・ファッションや世界の先端ファッションを見るとことで、インテリアの次のトレンドが予測できるというのが私の持論です。 そんな視点でこのレポートを読んで頂ければ、インテリア関係者の方も面白いと思って頂けるかもしれませんね。
 今回のミラノはゴールド、シルバーの洪水でした。日本でもメタリックな素材は徐々に一般的になりつつありますが、ミラノはこれが徹底されていました。
 まずはクローム系シルバーからです

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 左はクリッツィアのロング・ドレス、右はベルサーチのロングドレス。どちらもメタリックなクローム調の質感を持つ美しいドレス。価格は知らぬが華なんでしょうね・・ 

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 クリッツィアのカットソー、薄く透ける素材に散りばめた光り輝くシルバーの模様は何で出来ているのだろう?触ると溶けてしまいそうな繊細な質感がはかなげで好感が持てる。

















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 日本でもかなり一般的になってきたクローム素材の靴とサンダル、、サンダルにはスワロフスキーが埋め込んである。
 次にゴールド素材はどうなのか?

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 ロベルト・カバーリのゴールドのベルト、ミラノで最も華やかで高価なブランドだ。ゴールド使いがとても上手い。このブランドはあまりに高価すぎて、日本では殆ど見かけないかった(最近新宿高島屋に店ができたらしい、、)。でも、セカンド・ラベルであるジャスト・カバーリやCLASSは若い女性の間ではかなりブームになっているのだけど、、、



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 ゴールドのサンダルとトップスとバッグ、、日本ではあまり見たことがないブランドだった。私が知らないだけかもしれない。

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 お馴染みのドルチェ&ガッバーナは、なんとマネキンまでゴールドだった。店内にはゴールド素材の服やアクセサリーが溢れていた。
 クローム系シルバーとゴールド素材は、実は5年前程から徐々にファッションに取り入れられ始めてきた。2007年の秋冬のコレクションを見ても、ゴールド・クロームのトレンドは当分続く気配だ。日本でも今年になってかなり溢れ始めている。
 「ファッションのトレンドがやがてインテリアのトレンドとなる」というのが私の持論だが、その持論で行くとインテリアにもクローム・ゴールド系の素材が入ってくる筈だ。事実、今回のサローネでもその気配は感じられたし、ミラノではゴールドを基調としたインテリアのレストランもオープンしている。
 ゴールドは住宅のインテリアでどう使っていくのかというのは、ちょっと考えないと難しいかもしれないが、クローム系シルバーはそんなに難しくないと思うし、今後店舗だけではなく住宅のインテリアにも取り入れられてくると思っている。昨年Grand-Bay INO V-Landでビッグウェーブとクロームメッキのハンドルの組み合わせのキッチンを発表したのも、そんな背景から見て貰えると分かりやすいと思う。


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 カルテルはファッションとのコラボレーションを積極的に進めていた。左の写真はMOSCHINOとのコラボ、真ん中の椅子はなんと安全ピンが敷き詰めてある。右の写真はETROとのコラボ。写真には撮れなかったが会場ではドルチェ&ガッバーナの豹柄の布を張った椅子がカルテルから出品されていた。

TITLE:アメリカインディアンのファション、、なんか凄い

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 今日はファションの話題です。
 ワシントンDCに「National Museum of the American Indian」という国立博物館がある。日本語では「アメリカ・インディアン国立博物館」という事になり、ネーティブ・アメリカンの歴史、伝統、文化を紹介する為の博物館だそうです。





 この博物館で来年の1月までの特別展示で「Identity by Design Tradition, Change, and Celebration in Native Women’s Dresses」というエキジビションが開催されている。ネィティブ・アメリカンの伝統的な女性の服が展示してある。

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 ネットをさ迷ってて偶然に見つけたのだが、その服の美しさに感動して、眠気もどこかに飛んでしまった。色使いといい、細工の精緻さといい、模様の美しさといい、しばし見とれてしまった。全てはブログ上では紹介できないので、ファションの好きな方だけではなく、インテリアの好きな方もぜひこの特別展示をWebで体感して下さい。ファションもますますデコラティブの方向にベクトルが向かう中、こインディアン・モチーフというのは一つの可能性かもしれない。




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 そう思ったとき、今期のGDCで熊谷隆志さんがインディアン・モチーフを使っていたのを思い出した。彼は、写真家であり(MacPowerの表紙の写真は彼の作品)、スタイリストであり、DJであり、GDCとVenturaというブランドのディレクターであり、最近はサーファーだそうだ。ともかく才能溢れる人材だ。
 以前にブログでも紹介したように、熊谷さんに頂いた今期のGDCの服が最近自宅に到着したので写真に撮ってみました。クッションとG-ジャンです。インディアン・モチーフがカワイイ!!

TITLE:携帯電話の世界市場においての日本のメーカーの位置


 先日のブログにこんなことを書きました
 携帯電話がDOCOMOの方式が世界で孤立したという事もあって、日本の携帯電話のメーカーが日本市場だけを相手にしているうちに、世界の携帯電話の市場は爆発的に拡大した事は良く知られてます。その結果、日本の携帯電話のメーカーは生産規模でnokia、Motorolaやsumsungに大きく引き離されて、世界の市場で競争できなくなってしまいまいました。
 これを具体的な数字で検証してみました。
 携帯電話の市場について詳しい方は誰でも知っている数字です。

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 まず、世界の携帯電話の販売台数ですが2006年度実績で約10億台だそうです。とんでもない数ですね。では、日本市場はというと4726万台で、世界の携帯電話市場の5%にも満たないのです。この狭い市場の中でDOCOMO方式に固守しているうちに、世界の携帯電話の市場は爆発的に増加し、日本のメーカーはこの需要の増大に対応出来ず、世界の携帯電話市場から取り残されてしまいました。

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 世界最大の携帯電話のメーカーはNokiaです。これは良く知られていますが、でもNokiaがどのくらいの携帯電話を一年間に販売しているかということは、私も含めてよく知られてはいません。
 Nokiaの年間販売台数は3億4750万台という驚くべき台数を販売しています。では日本のメーカーはどのくらいの規模かというと、最大のシャープの年間販売台数は928万台で、Nokiaの2.7%という事になる。
 世界第二位はMotorolaで2億1700万台、三位がSamsung 1億1800万台と続く。
 もう、これは大人と子供の世界になっていると言っても過言ではないと思う。
 どうしてこんな事になってしまったんだろう?世界市場が爆発的に成長してきたにもかかわらず、日本の携帯電話のメーカーはどうしてその成長に合わせた戦略を取れなかったのだろう?どこでボタンを掛け違えたのだろう?
これだけ生産規模が違うと日本の携帯電話のメーカーは二度と世界市場には進出できないという事になり、今後方式が世界的に統一される過程で、日本の携帯電話のメーカーは消滅するかもしれないという危惧も持ってます。

TITLE:世界のアパレル・チェーンは?

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 先日H&M について書いたときに、そういえば世界のアパレル・チェーンに関して、名前は知っていても実際の店舗数とか、企業規模について何も知らないことに気が付きました。



 それと、日本では最大規模ユニクロですが、世界の中での位置づけはどうなんだろう?という素朴な疑問もありました。
 で、、ちょっと調べてみました
           GAP     INDITEX(ZARA他)   LIMITED     H&M    
売上高    1兆8717億円   1兆2654億円    1兆2526億円  1兆1354億円
(前年比)    (99.5%)    (121.6%)    (110%)  (111.7%)
営業利益     1378億円    2093億円      1380億円    2539億円
(前年比)   (67.3%)    (124.0%)    (119.4%)   (116.1%)
<売上比>    <7.3%>    <16.5%>    <11.0%>    <22.4%>
期末店舗    3131店舗       3131店舗   3798店舗     1345店舗
        (102.6%)   (116.3%)     (105.8%)   (112.7%)
推定1店舗     5.9億円     5.5億円      3.9億円     10.2億円
あたり売上高

時価総額
    1兆6906億円  4兆3212億円    1兆2339億円  4兆8412億円  



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 売上規模としてはGAPが一番なのですが、成長率ではZARA、利益ではH&M という事になるようです。GAPは新聞等でも報道されているように、売上は減少して利益もかなり減らしているようですね。

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 では、ユニクロは世界ではどの辺りの位置づけになるのでしょうか?



売上高       4488億円、
(前年比)       (116.9%)
営業利益       703億円
(前年比)      (124.1%)
<売上比>     <15.7%>
期末店舗      1632店舗(ユニクロは703店舗)
推定1店舗
あたり売上高      3.5億円
時価総額      9589億円
 世界のトップ・チェーンと比較すると、売上で約三分の一、利益では最も利益が多いH&Mに比較すると四分の一強、時価総額でも四分の一という事になります。しかし時価総額4兆円を超えるって、日本だとどんな会社があるのか調べてみました。三菱商事が4兆5千億、KDDIが4兆4千億、デンソー、三井物産、東日本鉄道となると、何れも時価総額4兆円を切っている。これを見ても、これらの世界的アバレル・チェーンはとんでもない会社だということです。
 ユニクロも感覚的には巨大だというイメージはありましたが、世界とはこんなに差があるとは知りませんでした。ユニクロはこんなに圧倒的に規模の違う相手に世界市場でどう戦うのだろうと興味はつきません。 また、日本市場はGAPZARAの進出で変わったように、これからH&M の進出、Limitedの進出と続いた場合の変化はどうなんだろう?経営に携わる者としても、注目していきたいと思ってます。

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 写真は2008年に原宿に建設されるH&M 一号店です。
 やはり日本市場だけを相手にしている会社と、世界市場を相手にしている会社は、自ずと企業規模が違ってるということだと思います。例えば、携帯電話がDOCOMOの方式が世界で孤立したという事もあって、日本の携帯電話のメーカーが日本市場だけを相手にしているうちに、世界の携帯電話の市場は爆発的に拡大した事は良く知られてます。その結果、日本の携帯電話のメーカーは生産規模でNokia、MotorolaやSumsungに大きく引き離されて、世界の市場で競争できなくなってしまいまいました。
 家具の世界でも、IKEAの日本進出やら、サローネに行かれる方が恐らく実感されると思うのですが、その規模の大きさと多様性、、こういうのを目の当たりに見せられると、日本の市場でしか通用しない日本のキッチンや家具産業が今後どうなってしまうのだろうという危機感を持たざる得ないのです。

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 余談ですが、リミティッドというアパレル・チェーンについてはあまり知りませんでした。調べてみると面白い会社ですね。「Limited」という一つのブランドだけではなく、グラマラス系の「ビクトリア・シークレット」とか、ヤング・カジュアルの「エククスプレス」とか、スキンケア用品からフレグランスまでブランド化しているようでとても面白い。同じものを大量に販売するというイメージが大手のアパレルチェーンのイメージですが、これだけ大きな規模で、これだけのセグメント化を進めているとは、ちょっと驚きです

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TITLE:サローネ事前情報(3)

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 2007年度のサローネもあと一週間ちょっとになり、関連情報もかなり広範囲に集まりつつあります。Webでの関連情報も徐々に充実してきていますので、検索エンジンでいろいろ検索しても面白いかもしれません。
 まず今日は、メイン会場であるフィエラの情報です。




 事前情報(1)でも書いたように広大な会場なので、事前に見たい会社、ジャンルを特定してから会場に入られた方がいいと思います。徒に会場を歩き回っても足や腰に負担がきて、記憶力や注意力も次第に薄くなるというような事にもなりかねません。必ず、はやる心を抑えて、おもむろにガイドブックを入手して、よくホール番号とブース番号を確認してから歩き出しましょう。

 一般的にはまず8号館、12号館が必見です。「Vitra」「Molteni」「Zanotta」「Edra」「Moroso」「Cappellini」「Cassina」、そしてうちが総代理店をしている「Ycami」も全てこの二つの館にブースを設けています。また、この二つの館は二階にあり、隣り合わせなので、とても便利です。
 下にの写真は、8号館、12号館のブースのメーカー別の配置を分かる範囲でメモしたものです。参考にしてください。



                                            
                                            
 次にトリエンナーレでのイベントですが、「New Italian Design」というのがメインの展示のようです。インテリア、プロダクト、アクセサリーの分野で活躍するイタリアの124名のデザイナーの合同展示のようです。
 もう一つのトリエンナーレのイベントですが、ちょっと驚いたのですが、少し前に「AXISビル」のリニューアル・オープンのイベントで、深沢直人とジャスパー・モリソンが主宰した「Super Normal」という展示を憶えてみえますか?そのイベントをどうも今度のサローネのトリェンナーレで再現するようです。このイベントは「ペンや洗濯バサミなど無名デザイナーの日常生活用品 200 余点を展示」するもので、今まで気にも留めなくて日常的に使用していた物が実はいいデザインなのだというイベントです。AXISで見たときは結構面白かった。今回のトリェンナーレでは、どんな展示がされるのでしょうか?
 次にミラノ市との共催イベントです。
 ドゥオモに向かって右に「パラッツォ・レアーレ」という古い建物があります。エヌマーレ三世の王宮だそうです。ここで「Camera con vista (眺めの佳い部屋)展」が開催されます。イタリアの 1900- 2000 前世紀から今日までのイタリアンアートとデザインを展示という事なので、かなり面白そうです。余談ですが、この建物は王宮美術館と呼ばれるミラノの歴史的建造物です。中に入ると、イタリアの歴史的な重みを体全体でずっしりと感じ何とも言えない雰囲気にさせてくれます。行かれたことがない方は必見です。

 最近、サローネの第二会場とも言えるようになってきた「トルトーナ地区」ですが、TOYOTAのプレゼンテーションはここのOffinaFiorentini(ViaSavona35)で開催されるようです。プレゼンテーションの内容ですが、もうすぐ発売されるれハイブリッド・レクサスLS600hをモチーフにした造形モデルと、Dior銀座ビルの建築家乾久美子の新作家具「ノハラ」を展示。 空間構成は乾久美子とア ーティストの平川紀道だそうです。










 同じくトルトーナ地区です。コーリアンがジャンヌーベルを使っての新しいコーリアンの造形の可能性のブレゼンテーションを行います。題して『CORIAN NOUVEL LUMIERES
場所はOfficine Stendhal” via Stendhal 35です。昨年はザハ・ハディドのデザインでキッチンのプロトタイプをコーリアンで製作して展示してあった。今年はコーリアンで何を作るのだろう?



 最後にミラノのの天気ですが、アルプスの麓という事もあり、山岳気候の影響で変わりやすく、寒いと思えば、夏のように暖かくなったり、ともかく読めません。事前にいくら天気予報をチェックしても意味がない事も多いので、持って行かれる服は冬から初夏まで幅広く対応できる服を持参する事をお奨めします。

TITLE:マドンナとH&MとYCAMI

 H&Mという欧米を中心に展開しているアパレル・チェーンがある。
 世界中に23カ国、ショップ数は1300店舗というから、まあ巨大なアパレル・チェーンだ。ショップ展開はかなり積極的で、2004年には業績不振でドイツから撤退したGAPのドイツ国内の全店舗を引き継ぐ事で、ドイツでのシェアーを大幅に引き上げた。日本での展開は2008年に原宿に第1号店がオープンする予定ということなので、まだ日本にはショップはないという事になる。
 価格帯としては普及価格帯だが、有名デザイナーやタレントを使ってのライン・アップを発売する事でも有名。数年前にシャネルのデザイナーでもあるカールラガーフェルドをデザイナーに起用して発売したT−シャツは欧米で爆発的に売れたことは記憶に新しい。
 最近のユニクロの戦略をみると、このH&Mの戦略をかなり参考にしていると思われる。
 このH&Mで、最近マドンナがプロデュースした服を発売して評判を呼んでいる。
 そのマドンナの服のキャンペーン・ポスターに、うちが日本の総代理店をしている、イタリアの「YCAMI」社の家具が使われたので紹介します。



 写真に掲載されている家具は2点あり、一つはマドンナが座っているスツール、ヴァレリア・ズガヴェッロ、もう一つは写真の左にあるテーブル、イプシロンです。どちらの商品もセット写真に使われています。お時間のある方はTOYO KITCHENのHPで探して見て下さい。
 マドンナ、格好いいですね!!