私の友人でかなり強烈なワイン・コレクターがいる。
収集したワインは500本近いそうだ。
その友人のワインの同好の士が主催するワイン会があって、たまたま欠員があったそうで、誘われて京都まで出かけて行った。
場所は京都嵐山の有名な料亭「吉兆」というから、場所からしてかなり期待をしてもいいかなという感じて張り切って名古屋を出た。
京都駅からタクシーで30分、生憎の雨だったが嵐山に着いた時は上がっていた。
まず、前菜は川船に乗りながら戴くという、なんとも風流な趣向からワイン会は始まった。
雨上がりの新緑が目に痛い。
前菜を戴きながら、船の上で小半時の談笑
いかにも贅沢な時間だと思った。
船を上がって,「吉兆」の広間に通された。
窓越しに見るお庭の新緑が一幅の絵を見るようで清々しい。
お料理も美味しかったけど、やはりワイン会なのでハイライトはワイン。
一度は飲んでみたいと思ってた「アンリジャイエ ニュイサンジョルジュ 1985 」と「
ルパン、1993 」が出るというので楽しみにしていた。
写真はご存知「ルパン」。実は空瓶のルパンは見た事があるのだが、中身の入っているのを見たのが実は始めてだったのでちょっと感激して、写真をパチリ。
神の作り手と言われた「アンリジャイエ」は瓶を見るのも始めてだった。このワインは凄かった。同席していた方の中にはこのアンリジャイエを飲んだ時に涙をうっすらと浮かべてたのが印象的だった。私はさすがに涙は浮かばなかったけど、なんと表現したらいいのだろうと言葉に詰まってしまった。感激のあまり写真を撮るのさえ忘れてしまった。
お料理の方はさすが「吉兆」と思われる美味しさだったけど、特に印象に残ったのは最後に出た「牛蒡のリゾット鰻添」だった。
雨模様の日曜日、この友人のおかげてとても贅沢でゆっくりとした時間を過ごさせて貰った。
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