TITLE:昨晩は内覧会でした

 明後日、3月28日(土)のオープンを前にして、昨晩はプレスとお得意様向けの内覧会が開催されました。内々のお披露目の筈だったのに、700名を越えるお客様をお迎え出来ました。これも新しい「TOYO KITCHEN STYLE TOKYO」に対しての期待の高さだと感じて、身が引き締まる思いでした。

 黄昏時の新ショールーム外観です。
 新ショールーム内の基本照明は外のサインも含めて、地球温暖化問題に少しばかりでも貢献出来るよう、一部を除いて殆どLED照明を使用しました。恐らくこれだけのLED照明を使用した店舗は東京でもないのではと思います。製品は勿論ですが、これも今回の新ショールームの見所だと思います。

 内覧会のフードは、最近の発表会で恒例になっている nabe colleciton のスィーツです。自他ともに認める甘党の私が厳選して全国からお取り寄せ、若しくは新幹線で運び込んだスィーツの数々です。

 どこからお取り寄せしたのかは、また後日のお楽しみということで・・・
 用意したスィーツは全て完食して頂きました。
 さて、今日は内覧会の二日目です。

TITLE:越前蟹と、OPEN記念で発売するnabe collection

 新しいショールームのオープンが刻々と近づいています。
 そのバタバタの中を縫うようにして、なんと福井県の鯖江市の友人のやってるお鮨やさんに悪友連中が集まるということで、車を飛ばして行ってきました。久々の顔合わせと、勿論ですがこの時期の蟹を食べる為です。

 場所は鯖江駅から徒歩一分程のところにある「勇寿司」。お寿司やさんでありながら、コンピューターにやたら詳しいという、ちょっと面白い友人です。絵に描いたような真面目な人柄で、ここで出す刺身やお寿司も真面目そのもので、まさに直球勝負ですね。

 左の写真は当日出して貰った越前蟹です。やはり福井で食べる蟹は別物ですね。
 右の写真は、当日大阪の友人が持ち込んでくれた、白ワインの最高峰「モンラッシェ」です。1999年物で、少し熟成感も感じられて、、勿論文句の付けようがない白ワインです。
 お酒が入ってたので、当日は鯖江に一泊。翌日は福井のショールームにでも突然に顔を出して驚かせてみようかと思ってたのですが、あいにく午前中に名古屋で所用が出来てしまって、朝の7時にホテルをチェックアウトして名古屋に戻りました。

 今日は東京の新ショールーム「TOYO KITCHEN STYLE TOKYO」のオープンを記念して発売する nabe collection を少し紹介します。今回はオープン記念ということで、ウェブではなく、実店舗で発売されますので。お求めの方は新ショールームにお出かけ下さい。

 ご存知「フライング・ピッグ」ですが、今回発売されるのは従来よりひと回り大きいサイズの豚君です。現在発売している「小」サイズをお持ちの方は、ぜひ購入されて並べて置くと面白いかと思います。

 なんと、フライング・ピッグにランプが付いてしまいました。

 なんと今回は豚が白くなってしまいました。
 題して「 Flying White Pig」ですかね・・・
 もう一つ、、実は「Flyig Cow」というのも発売する予定です

 この他、写真はまだ用意はしてないのですが、アメリカ西海岸から届いたフィギュアーのアクセサリーも発売されます。
 新しいショールームで nabe collection を楽しみ下さい

TITLE:札幌は雪でした

 北海道地方の特約店のジャパン建材の展示会の視察に札幌に行ってきました。

 寒波の戻りで、札幌地方は雪で大荒れの天気。
 市内は白一色の雪景色。
 写真はホテルの27階の窓から大通り方面を見た風景です。
 視察と挨拶も無事終えて、夜は札幌のスタッフとジンギスカンを食べに行きました。
 店は札幌で行きつけのジンギスカン屋「サッポロジンギスカン」です。
 詳しく知りたい方はnabe forum の「戒厳令下のジンギスカン」の記事を参照して下さい。
 札幌に行くと、蟹とか、いくらとか、海鮮ものを食べるのが一般的のようですが、私の場合はまずジンギスカンです。このジンギスカン、名古屋や東京でも食べられるのですが、札幌で食べるジンギスカンとは全然違います。生ラムとうたってある店は殆どニュージーランドからチルドで送られてくるものなので、どこで食べても材料は同じなのですが、何故か違う・・ 気候のせいなのか、廻りの雰囲気なのか、、よく分からないけど、札幌のジンギスカンはうまいのです。

 翌日、少し早めに千歳空港に行きました。理由はお目当ての「花畑牧場」の「ホーエー豚丼」を食べる為です。生キャラメルの行列を横目に見ながら、1階にある「花畑牧場・生キャラメル・カフェ」を目指しました。まだ時間が早いせいもあってか、行列はなく、席もかなり空いてたので、すぐに座る事が出来ました。

 出てきました話題の「ホーエー豚丼」。生キャラメルとチーズを食べて育てているらしい。
 豚汁と漬け物付きで 1,470円 。価格はちょっと高いかなという感じだけど、まあ話題の食べ物だから致し方ないかなと注文した。結構ボリュームがあり、味も含めて、満足しました。
 余談になるけど、今まで食べた豚丼の中で特に印象に残っているのが、リンクスで有名な小樽カントリー オールド・コースのレストラン(食堂?)で食べた豚丼だったりします。
 豚丼は結構好きなのであれば注文してしまうのですが、発祥の地である帯広には残念ながら行った事がありません。北海道のお客さんも増えてきた事だし、そのうちに帯広に出張して,本場の豚丼を食べる事ができたらいいなと思ってます。

 この花畑農場から新製品が出てました。

 「生キャラメルピッツア」と「カチョカヴァロピッツア
 生キャラメルがピッツアって??と一瞬思いましたが、イタリアにはドルチェピッツアというものがあり、これもその一種だとか。売店に売ってたので買ってみました。人気があるらしく、私が買ったのは最後の一枚でした。
 まだ食べてないので、また食べたら感想でも書きます。
 この花畑牧場はご存知の通り、タレントで牧場主である田中義剛さんが展開するテレビでのプレゼンテーションが引き金になって全国に名前が広がった牧場です。あまりに急拡大したせいか、「出る釘は打たれる」日本の社会なので、いろいろ批判的なことを書かれ始めているみたいです。でも、味はともかく,彼のブレゼンテーション能力は評価すべきだと思います。
 また,余談になりますが、この花畑牧場の製品で私が一番好きなのは,千歳空港で売ってる「生キャラメルソフトクリーム」だったりします。

 そうこうしている内に、トーヨーキッチンのフラッグ・シップ・ショールーム TOYO KITCHEN STYLE TOKYO のオープンも2週間後に迫ってきました。

 工事は順調に進んでいます。
 新しいショールームのウィンドウにはもう既にオーオープン告知のサインが張り出されています。
 3月28日のオープンを控えて、六本木ムーブルの営業は明日までとなります。また、南青山ショールームの営業は17日(火)までとなります。
 この2つのショールームを応援して頂いたお客様には感謝します。
 ショールームが統合されて、さらに進化していく TOYO KITCHEN STYLETOKYO にご期待下さい。
 グランドオープンは3月28日(土)です

TITLE:野菜が面白い

 最近野菜に興味が出てきました。
 きっかけは東京の「なりさわ」という私の大好きなフレンチ・レストランの5周年のパーティーの時にたまたま隣にいた方が「なりさわ」に野菜を納入している農家の方で、その方にいろいろ野菜の話を聞いてから、「野菜ってなんか面白いなぁぁ」って思うようになったのです。

 写真はそのパーティーの時にディスプレーされた野菜です。
 この野菜は全てその同席した野菜農家で栽培されたものだそうです。あまり見かけない不思議な野菜がありますね。味の方は分かりませんが、とても美しいって思いました。根が付いていると野菜もなんか生命力を感じるって思いませんか?
 
 地方に出張に行って、地元の市場とか食料品店に行くと、見た事がないような野菜を見かけることもよくある。野菜に興味がない時は気が付かなかったことなんだけど、地方によっていろいろな野菜があるものだと感心すると同時に、野菜探検隊もなかなか面白い。

 金沢の近江町市場で見つけた「丸いも」
 自然薯の一種だという話だけど、みてくれは自然薯とは似てもつかない。でも食べ方はやはり摺り降ろして食べるのが一般的だとか。それと、自然薯と同じくスタミナ食らしく、ヤンキーズの松井選手のスタミナの元はこの「丸いも」だとか、店のお父さんが言ってました。そう言えば松井選手は加賀出身でしたね。

 同じく近江町市場に見つけた「なめこ」です。普通スーパーで見る「なめこ」と較べてかなりおおぶり。みそ汁に入れて食べてみたけど、これは絶品でした。かおりが凄かった。表現すると野趣溢れるというか、キノコのジビエだね。

 
 野菜、、なんか面白いですね。
 そのうち、カタログにでも使ってみようかなって思ってます。
 最後にちょっと余談になりますが、「なりさわ」の厨房の写真です。

 「なりさわ」の厨房は以前には雑誌等でよく取り上げられていたので、厨房に興味がある方は憶えて見えると思いますが、シェフのこだわりが全面に出た厨房で、デザイン的にもかなり面白い。食事も創造性溢れる料理を出してくるのだけど、その拘りがこんな厨房にまでも及んでいるというのが凄いと思った。

TITLE:新年の慌ただしさも一段落して  その3

 映画の話はここまでにして、食べ物の話です。
 以前に書いた京都「ほし山」のキムチですが、取引先の社長さんやら、友人やら、nabe forumを愛読して貰っていて、個人的な接触のある方から「絶賛」のメールも戴いたのでちょっとホッとしてます。
 これで調子に乗った訳ではないのですが、今日はお菓子の話です。
 

 紹介するのは「ダックワーズ」というお菓子で、写真を見て戴くとお分かりのように、よくあるお菓子で、各地のいろいろなお菓子屋さんから発売されていますが、でもここの「ダックワーズ」は別物。
 福岡の「16区」という名前のお菓子屋さんで、ここは日本経済新聞に取り上げられたこともあり、全国的にもかなり知名度は高いお菓子屋さんです。もともとこの「ダックワーズ」は、この「16区」のオーナーシェフの三嶋隆夫さんがパリで修行時代に開発したものだというのは有名な話。

 店は福岡の中心から少し離れた浄水通りの近くにあるだけで支店はない。デパートにもイベントで出展することはあるそうだけど、基本的にはここに行かないと購入出来ないというゲット難易度が高いお菓子。でも、FAXでのお取り寄せはできそうです
 詳しくは → ここ

 余談ですが、最近携帯電話をi-Phoneにしました。内蔵のカメラもシャッターがタッチ・タイプなのでカメラブレがしにくいのと、なんか発色がいいような気がして愛用してます。最近撮影した写真で気に入っているのを紹介します。場所は伊勢湾岸道路から長島スパーランドを撮影したものです。時間は黄昏時の、ちょうど日が水平線から消え去った瞬間です。不思議な空の色が印象的でした。

TITLE:シーガルフォーと聴導犬

 シーガルフォーという浄水器がある。料理の鉄人の中で使用されていたり、イタリアンの落合シェフや中華の陳健民さんがが使用してたり、プロの料理人が使っているという事でも有名な浄水器。価格も他の浄水器よりもかなり高いが、プロだけでなく一般の家庭でも水に拘る方には人気がある。 トーヨーキッチンでもこのシーガルフォーを指名されるお客様も少なくない。

 そのシーガルフォーの日本代理店のグランド・デュークスの代表からチャリティー食事会のお誘いを受けた。日本ではまだ数少ない耳の不自由な方を補助する「聴導犬」の育成の為のチャリティーで、4人の有名シェフがボランティアで一つのディナーのそれぞれのパートを担当するという極めてユニークな食事会だった。
 今回のシェフ。名前を見ると早々たるメンバーである事がお分かり戴けると思う。

 壇上に並んだ今回ボランティアで参加する有名シェフ。
 会場は目黒雅叙園のパーティー・ルーム。参加者は200名ということで、会場はもう満杯でした。料理研究家で衆議院議員の藤野真紀子さんの顔も見えた。トーヨーキッチンでも最初のINOの開発の際、随分とアドバイスを戴き、現在でもトーヨーキッチンをご愛用戴いている。ご挨拶したら「あら、、渡辺さんって犬好き?」って聞かれた。藤野さんは犬好きで有名で、このチャリティー食事会もいつも参加されているとか。

 食事会のテーブルセッティング
 同じテーブルには元の資生堂パーラーの総料理長や大先輩の千鳥屋の原田会長がみえた。原田会長は日本でも有名なグルメの一人。料理の話は尽きない。

 食事はそれぞれのシェフの個性を生かした感じがして、普通のコース料理のリズムと違って面白かった。こういったフレンチの食べ方は普通のレストランでは不可能なので、とても貴重な体験をさせて戴いたシーガルフォーの引地代表に感謝です。

 最後に聴導犬の紹介と実演があった。訓練するのは特別な犬ではなく、普通の雑種を使うのだそうだ。盲導犬と違って、吠えたりして身障者を誘導するのではなく、接触したり、身振りで身障者を誘導するのだそうで、実際の実演を見るとちょっと感動した。
 聴導犬の育成は最近始まったばかりだそうで、まだ日本には10数頭しかいないのだそうだ。

TITLE:EATING + DESIGN 不思議な食事会

 AXISホールで「EATING + DESIGN」という食べることそのものをデザインするという不思議な展示会が開催されている。ディレクターはオランダの女性デザイナー、マライエ・フォーゲルサング(Marije Vogelzang)という方で、クラフトの旗手ヘラ・ヨンゲリウスの元で経験を積んだ方という話だ。
 料理をデザインするのではなく、「食」そのものをデザインしようという、極めてユニークな試みだ。
 その「食」のデザインが何かというデモンストレーション・ビデオの撮影も兼ねた食事会が先日開催されたので出席してきた。極めて興味深い食事会だった。

 テーブルセッティングからユニークだ。テーブルクロスがテーブルから天井まで吊り下げられていて、そのテーブルクロスに切れ目が入っていて、その切れ目から両手と顔を出して食事をするという趣向だ。左の写真が椅子に座って、テーブル・クロスの中に手と顔を出しているので、外から見ると背中とお尻だけ出ている。ある意味ではちょっと滑稽だ。
 右の写真はテーブルクロスの内部で、顔と両手だけが出ている。ある意味、閉ざされた空間のようで、そこに座るだけで妙な親近感か生まれてくる。

 テーブルに座ると、まず目の前には2つに割れた皿に乗せられた前菜のモッツァレーラ・チーズが鎮座している。なんで「割れた皿」?とか、、こんなに沢山のモッツァレーラだけを食べるの?という疑問はすぐに解消した。前の席には同じように2つに割れた皿があるが、ここに乗ってるのはトマトだけ。
 食事が始まると、まず前の席とお皿の片方を交換する。交換すると右の写真のようになり、トマトとモッツアレーラチーズの前菜となる。

 メイン料理はちょっとまた趣向が凝らしてあった。上の写真の4枚はそれぞれの前に並んだ4種類の皿の料理。私は「ポテト」だけ?? 私は「サラダ」だけ?なんてふと思ってしまったけど、実は前菜と同じように皿の料理を互いに廻し合って、それを自分前にあるもう一つの皿に乗せて食べるという趣向だ。つまり、「ロースト・ポーク」に付け合わせで「ポテト」「かぼちゃ」、そしてサイドディッシュとしてのサラダ、、ということになる。
 互いの皿を廻す中で会話も弾み、座はとても和やかな雰囲気となった。食べるだけではなく、なんか共同作業のような気がして、それが互いの気持ちを和らげる事になってるような気がした。

 デザートもユニークだった。
 まず長い皿のようなもの(左の写真)がテーブルに運ばれてきた。皿の上には砂糖が乗せてある。その後にチョコレートとチーズとクッキー(右の写真)が運ばれてきて、それを手に取って前にある砂糖をまぶしながら食べるという案配。砂糖の上に菓子にまぶすときには、ちょうど砂絵のように絵を描くとこが出来、ちょっとした悪戯心を満たしてくれる。

 
 デザイナーのマライエ・フォーゲルサングの話では、もともとプロダクト・デザインを目指してきたが、プロダクトについてはもうありとあらゆるデザインが出尽くした感があり、人間の生活の根本でもある「食」全体をデザインするという未知の領域にチャレンジしたそうだ。
 笑顔が素敵なとてもチャーミングな女性でした。
 写真はマライエ・フォーゲルサングさんとのツーショット。
 食事会の風景はこの「EATING + DESIGN」展の会場で上映されているようなので、興味のある方はぜひご覧下さい。

TITLE:野菜のマエストロ

 野菜のマエストロと言われている「銀座KANSEI」で開催された食事会に出席してきた。
 場所は銀座の西五番街に面したビルの三階にあるこじんまりとしたレストランだ。
 人気のレストランの特別な食事会ということで、参加者は33名で満席状態。主催者の話だと参加希望者が多くて、かなり無理をして席を作ったそうだ。専門家も多く参加する食事会なので、料理の服部先生やホテル・オークラの総料理長の顔も見える。

 最初の料理はちょっと不思議な料理で,天然鮎のムースに上賀茂の唐辛子にゆずのジュレが合わせてある。スプーンの上に乗ってるので、それを一口に食べる。鮎の苦みと唐辛子の青さとさわやかなゆずが舌の上で微妙に転がる。
 うまい

 二皿目は、冷たいトマトのスープにキャビアとリコッタ・チーズが添えてある一品。よくある組み合わせだけど、トマトが異様に甘くて、食欲をそそる。夏のディシュという感じでとても爽やか
 これも、、うまい

 蒸した岩牡蠣の上にシェリービネガー風味がつけてある加茂茄子がサイコロ状に刻んで乗せてある。岩牡蠣と茄子とは、、ちょっと意表をついた感じの料理だ。でも、、この2つの食材が妙に合っている。
 これもまた、、うまい

 スイカとフォアグラのテリーヌ。フォアグラはフルーツとかに合わせるのは良くあるのだが、スイカと合わせてあるのは始めてだ。写真では蓋になってるスイカを少しずらして写真を撮ったので、底に置いてあるフォアグラが見えているが、、、

皿が出てきた時には写真のように四角にスライスしスイカとしか見えないので、食べる始めると底からフォアグラが出てきて、ちょっとびっくりする。

 ワインもちょっと面白かった。日本人の女性で新井順子さんという方だそうだが、なんとブルゴーニュに自分の畑を持って,自分でワイン造りをしている。その彼女の畑で始めて出来たワインをKANSEIのシェフが購入して四年間寝かせたものだという話だ。ワインは勿論美味しかったのだけど、そんな女性がいることにちょっと感動した。

 銀座KANSEIのホームページは → ココ
 野菜中心なので、全体としてとても軽い感じで,食欲がなくなりがちな夏に向けてお薦めのレストランです。

TITLE:戒厳令下の大行列

 サミットが終わって、福田首相は当日の夜には政府専用機で帰られたようだけど、サミットには関係のない私はサミットの終了した翌日に帰途につきました。ですから、千歳空港で見た光景は実際には戒厳令が解けた後なのですが、「戒厳令下の云々」ってタイトルの方がちょっとショッキングなので敢えて付けてしまいました。

 札幌の最終日は、場外市場というところに札幌の海産物や農産品を安く売ってる店が並んでいるので、そこを視察に?に行ってきました。でも、、ここでもお客さんの多くが,妙に体格が良くて,角刈りや短髪の男の集団が闊歩していました。まさしく,昨日まで札幌市内の警護に当たる為に駆り出された警官がお土産を買いにきているんだと思いましたが、厳つい男性の集団が闊歩している光景は、やはりちょっと威圧感があります。
 写真は場外の店で見かけた巨大なタラバ蟹、、36,000円の値札が付いてた。この蟹もかなり威圧感があった。
 ちょうど昼時だったので、まずは腹ごしらえということになり、海鮮丼、いくら丼、うに丼と、、海鮮ものという選択肢もあったのですが、たまたま並んでいる店がラーメン屋さんだったので、どうも列に弱い私としてはその行列に並んでしまったのです。

 実は、このところ札幌でラーメンを食べても、なんかたまたまかも知れないけど,美味しいラーメンに遭遇した事もない。今回の札幌初日もJRの隣のビルの10階にあるラーメン街で「ラーメン大勝受賞」って看板書いてある店に入ったのだけど、ここが大外れで、もう二度と札幌でラーメンなんか食べるものかと固く心に誓ったのが二日前なので、、意志の弱さがこんな処で露呈してしまったという事になる。
 でも、このたまたま入ったラーメン屋さん、、写真のラーメン屋さんなのだけど、ここは久々の札幌での大ヒットだった。味噌ラーメン、、もともと味噌ラーメンはあまりいい思い出がないので殆ど注文しない私なのだけど、この日は胸騒ぎというか,予感が働いて,味噌ラーメンを注文してしまった。これがまさしく大ヒット、、
 余談だけど、私は何故か「美味しいもの」に対する第六感というか,嗅覚が鋭いような気がする。美味しいものに出会う時は,今回のように「胸騒ぎ」が起きるというのが自分でも不思議に思う。
 「つけ麺」を頼んでいる人も多く、たまたま横で「つけ麺」を食べてたので,少し貰って食べると、これもまたなかなかのものでした。札幌で場外にお買い物に行かれる方、ぜひ並んででもご賞味下さい。
 札幌の最終日、、これが遭遇した第一の行列
 札幌を後にして千歳空港に到着すると、さらに第二、第三の行列に遭遇した。北海道は観光地なので、そんな来られるところでもないので、行列してでも食べてみようと思う人が多いのだろうね。気持ちは良く分かる。
 千歳空港で最初に見た行列はLeTAOというチーズケーキの店。この店は以前は行列もなかったので食べた事はあるのだけど、なかなか美味しかった。でも今回は行列が出来てて驚いた。聞くと、どこかの番組で紳介が紹介したのがきっかけとなって、それがこの行列に繋がってるそうだ。
 余談だけどこのLeTAOという名前、店の所在地小樽をもじったものらしい。アルファベットを反対から読むと、、確かに「おたる」となる。

 三番目に見た行列はすざましかった。
 これは、いま話題の「花畑牧場」の生キャラメルの為の行列だった。なんか手作りなので生産個数が限定されてて、それがこの行列に繋がっているという話だったが、これも前述のLeTAOと同じようにテレビの影響なのではと思う。タレントの田中義剛さんが牧場主というこで、テレビでもかなり紹介されているのを私も見た事がある。
 この生キャラメル、、他の売店でも花畑牧場ではないのが並んでいたけど、ここは閑散としていた。やはり,コピー物ではなく、本物が欲しいということなんだろうな。
 日本人も食品では本物志向が強いのだけど、キッチンを含む工業製品となると、コピー物でも由とする人が多いのは不思議だ。先日も、ある設計事務所の先生が,当社が製品の詳細な寸法を公開してないので、それに対して苦言を呈された。どうしてそんな詳細なスペックが必要なのかと不思議に思ってよく聞いてみると、当社の製品をそのままオーダーキッチンメーカーに製作を依頼する時に困るという話に行き着いた。あまり堂々と言われるので、「それはコピーではないですか?」と反論する気にもならなかった。恐らく、その先生の中ではコピーに対しての罪悪感はまるでないのだろうと思った。

nabe collection がオープンします
 最後にまた余談になるけど、海外に買い付けに行ってて、、私自身が欲しいので少量買い付ける物がある。買い付け量が少ないので、オンライン・ショップで販売してもすぐに「SOLD OUT」になってしまうという危険性もあるし、といっても、大量に売れ残っても困ってしまう。まあ,私が好きだと思ったただけので恐らくは売れないとは思うけど・・そんな商品がここ二、三年の買い付けの中で少し増えてきた。いつまでも持ってても仕方がないので、、1台だけは私用に残しておくのだが、、残りは販売してみようと思った。
 そんなんで 当社のオンライン・ショップのなかに「nabe collection」というコーナーを設けて販売する事にした。オープンは明日の正午なのですが、ダミーで迷彩柄のジュエリーボックスが掲載してある。SOLD OUTになってますが、明日からはこのSOLD OUTが消えて購入出来るようになります。価格も個人的なコレクションを賛同して買って頂くという意味で,少し安めに設定してあります。
 是非,お買い求め下さい。

TITLE:戒厳令下のジンギスカン

 サミットで戒厳令下の札幌に行ってきました。
 サミットに合わせた訳ではないのですが、たまたま予定が重なってしまったので、行く前は少し憂鬱でした。案の定,中部国産空港では札幌行きの乗客だけは別の入り口で、ゲートを通る時は殆ど身ぐるみ剥がされる勢いでの検問でした。

 札幌市内は街中警官だらけで、、路もそこら中が検問状態で、長い渋滞で街中がほぼ麻痺状態なのでした。札幌駅の日航ホテルに宿泊したのですが、夜にすすき野までタクシーで30分もかかってしまった。通常は5分もあれば行けるのですから,渋滞がどれだけ凄かったか想像して頂けると思います。

 警官ばかりでなく,白バイも集団で走り回り、、時々、箱乗りをした私服警官を乗せた黒いパトカーが凄いスピードで走り去るのも見て、ちょっとしたドラマのワンシーンを見てるような気にもさせてくれました。

 その戒厳令下の札幌で、警官をかき分けながら,お目当てのすすき野のジンギスカンの店「サッポロ・ジンギスカン」に出かけたのです。札幌では海鮮料理や鮨を食べる観光客が多いと思いますが,私の場合は鮨よりも、ウニよりもジンギスカンというほど、自他ともに許すジンギスカン好きです。その私が一番に好きなのがこの「サッポロ・ジンギスカン」です。
 場所は,狸小路から少し南に行ったところで、喧噪のすすき野の中でもこの辺りだけが妙に閑散としているという、ちょっと妙な場所です。バラック建ての釣り道具家さんの2階というのはちょっと笑える

 赤い暖簾をかき分けると鉄骨で作られた階段が出現する。その階段を上って左に曲がるとそこが店内。ジンギスカンの臭いが食欲をそそる。この日は待っている人の列は店内だけで終わってたので、15分も待つと席につけたが、混んでる時だとこの階段の下まで行列ができている事がある。空腹でのジンギスカンの臭いは殆ど拷問に近い、、と、、思う。

 ここサッポロジンギスカンで出すマトンは冷凍物でも,パーシャル物てもなく、生を使うという札幌でも珍しい店だ。ここのもう一つの特徴は、写真で写ってるように、生肉の塊を食べる直前に親父さんが捌いてくれて、それをすぐ食べさせてくれる。そのせいか、肉にもマトン特有の臭いは殆どない。タレもあまり味は濃くないので、いくらでも食べられそうだ。

 ジンギスカン鍋で焼かれるお肉、、この日はなんと三人前半も食べてしまった。せっかくWii Fitで減量してきたのに、きっとこれで元の木阿弥、、3週間は時計の針を戻さないといけないのだろうな、、、という、、反省もしたけど、、全ては食事が終わってからなので、、まさに「ダイエットは明日から」という事になる。
 また名古屋に帰ったらWii Fit を頑張るさ!!

 ネオンが眩しい札幌の街です
追伸
 新製品「Rock`n`Roll」の発売の準備は着々と進んでいます。
 前回に書いたように、製品のテーマは「キッチンに住む」
 「そこにいる事が楽しい空間」をキッチンを中心につくり、そこに家族が,友人が集い、暮らす。そんなキッチンをプロデュース出来ればと思っています。
 新しい照明器具、新しい水栓金具も同時に発表されます。
 ご期待下さい。