TITLE:アイランド・キッチンのもう一つの必須要素は空気が流れる事

 昨日の記事でアイランド・キッチンとして必要なのは、キャビネットがそのもも自立する事という話をしました。
 今日はアイランド・キッチンとして必要なもう一つの要素です。この要素はかなり重要で、これがないと快適なキッチンを中心とした暮らしが期待出来ないのではないかと思っています。
 アイランド・キッチン、ペニンシュラー・キッチン、、そして一般的な腰壁キッチンに共通するのは、部屋の真ん中にキッチンを設置するという事は、部屋の中に壁を作ると同じ事になります。
 壁があれば、当然ですが部屋の空気の流れを阻害し、空調の効率を著しく落としてしまいます。
 冬場にキッチンに立つと、足下が冷えてしまうというのはそのいい例です。
 トーヨーキッチンのキッチンは全てのキャビネットが宙に浮いています。
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 これによって、部屋の空気はキッチンの足下から循環し、部屋全体の空気の流れを阻害しません。
 こんな感じで空気がキッチンの下を自由に流れる空間を確保します。
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 詳しくはホームページの「Air Flow」を参照して下さい。
 補足ですが、暖かい空気は上に溜り、冷たい空気は下に溜ります。このトーヨーキッチン独自の空気が流れるキッチンを効率的に使う為には、部屋全体の空気の流れをコントロールする必要があるのは言うまでもありません。

TITLE:東京デザイン・ウィークで気になったもの

 駆け足での東京デザイン・ウィーク視察でした。
 Cassina、hh-Style、Cibone、Minotti、カリモク、インテリアズ、残念ながらArflexはまだ準備中で見られませんでした。
 Cassinaはさすがという感じで、藁を使ったプレゼンテーションは見事でした。
 カリモクでは来日中のショルテンに直接商品の説明をして貰いしまた。ショルテンの作品を見ていつも思うのはその色使いです。今回発表したのは以前に発表した円形のサイド・テーブルが大きくなり、ダイニング・テーブルになってました。テーブルの表面には薄く浮き上がったような大きな水玉が描かれていて、とても素敵でした。
 その後、東京デザイン・ウィークの本会場を視察してきました。
 相変わらずの学祭の乗りみたいな感じて、毎回違和感のようなものを感じてしまうのです。今年もその違和感は同じでしたが、その中でも面白かったものを少し紹介します。
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 スーパーマニアックというデザイン・スタジオからの出品でした。まるで透明人間が走ってるようで面白い。しかし、どうやって服を固めるのだろう?
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 トリネコのソファー。球状のクッションを固めてソファーにしている作品です。こういったオブジェ的な家具に惹かれてしまう私です。
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 植物を額に入れて、絵画のように見せるというものです。
 発想が面白い。
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 hh-Styleにあった隈研吾のタペストリーです。
 まるで部屋の床に苔が生えたかのようです。
 

TITLE:東京デザインウィークを見てきました

 昨日一日しかスケジュールが空いてなかったので、ダッシュで東京デザインウィークの視察に出かけました。
 まずは、トーヨーキッチンスタイルの4つのショールームの確認。
 次は MAGIS JAPAN がミッドランドの向かいのメルセデスのショールームでグルチッチ展を開催してて、その展示会にトーヨーキッチンも協賛してグルチッチがデザインした商品を提供しているので、それを視察に出かけました。
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 巨大なはしごのようにそびえ立つグルチッチの名作「CAIR ONE」
 手前が弊社から提供しているバルセロナ・デザインから発売されている「TABLE B」です。飛行機の翼の製作技術を利用しテーブルです。シンプルながらとても印象的なフォルムです。
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 これも弊社から提供している Established & Sonsと Balcelona Design から発売されているグルチッチのの作品が2点。手前の下の段にある黒いソファーは「CRASH」、そして上の段の奥にある二脚の 「B Chair」です。
 展示してある家具も面白いのですが、車好きな私としては中央に鎮座しているスポーツカーがとても気になりました。
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 メルセデス・ベンツSLS、ガルウィングがいい。
 お値段は2500万円だそうです。

TITLE:システムからアイランド・キッチンです

 トーヨーキッチンは20年以上前から、これからのキッチンで求められるのは料理をする道具としてだけではなく、家族が集い語らう場所という視点で考える必要があると考えてきました。その視点で日本で始めてアイランド・キッチンをシステムから開発してきました。
 一般的なシステム・キッチンのシステムはのベースは壁付け型が基本で、アイランド・キッチンを作るには何らかの加工をしないと完成しないのが一般的です。トーヨーキッチンはシステムの基本がアイランド・キッチンなので、何の加工も加える事無く、そのまま組み上げるだけでシステム・キッチンが完成します。
 価格を見るとそれは一目瞭然で、一般的なシステム・キッチンは壁付け型は安いのですが、アイランド・キッチンになった途端に価格が跳ね上がります。トーヨーキッチンはアイランドになっても価格が跳ね上がるという事はありません。これがアイランド・キッチンは高いという誤解持つ方が多いという理由だと思います。アイランド・キッチンのシステムとして最も重要なのが、キャビネット本体が自立するという点です。壁付けのシステムをベースとするキッチンは自立する為に壁側からの補強が必要になるのが一般的です。他のキッチン・メーカーのカタログを見ると、アイランド・キッチンと言いながら、腰壁を躯体側で設置しているケースが多いのはその為です。
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  上の写真はキッチンはアイランド(D-LAND)で、壁側には収納がありますが゛、どちらも同じシステムで構成されています。
 システムからアイランド・キッチンというのは日本のキッチン・メーカーの中ではトーヨーキッチンだけです。

TITLE:青山の名店「NARISAWA」の秋の味覚

 青山のフレンチの名店「NARISAWA」が秋の特別ディナー「森とともに生きる」の案内を戴いたので出かけました。
 先日の LUCE TOYO KITCHEN STYLE の内覧会前日の関係者だけの前夜祭のフードをお願いしたのですが、さすがと思えるほどフィンガーフードが絶品でした。特に小さく切り分けたビーフカツサンドはまた機会があったらもう一度食べたいと思うほど美味しかった。
 話をもとに戻して、秋のディナーの話です。
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 まずはNARISAWA名物、目の前の石釜で焼き上げたクルミ入りのパンと、森に見立てたバターが添えられています。
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 海蛇と仔豚と冬瓜と島唐辛子のスープ仕立て。
 海蛇って始めて食べたのですが、意外と美味しかった。沖縄では良く使う食材らしいです。
 
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 黒アワビ、三杯酢、青柚子風味。
 テッパンで美味しい。
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 本日のディナーのハイライト「スッポンの炭火焼」
 スッポンをこんな風に食べたのは始めてでした。
 思わずかぶりついて無口になりました。
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 賀茂なすのあんかけ風
 ホッとする一品
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 松茸と甘鯛の紙包み。
 土瓶蒸しNARISAWA風とでも名付けましょうか、、そんな感じでする
 この辺りまで来るともうお腹はいっぱいで、、「もう食べられない」と叫んでたら、最後に完全放牧黒豚のソテーが出てきた。見たらお腹がいっぱいなのを忘れて完食してしまった。
 これは美味い。
 でも、写真を撮るのを忘れた。
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 最後はデザートの森。
 少し食べ過ぎでした。
 明日からはダイエットです。
 

TITLE:ドイツを舐めちゃいけないと思った事

 今年からドイツのガゲナウ製品を本格的に扱うようになりました。
 扱いながらガゲナウ製品の事を知れば、知る程、その製品に対しての考え方が日本の家電とまるで違う事に驚かされます。
 ドイツを舐めちゃいかん、、と、つくづくそう思います。
 そう思う度にガゲナウ製品の扱いが増えてきています。
 今回、冷蔵庫、冷凍庫、ワインセラーも扱う事にしました。
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 写真は東京ショールームに展示中のガゲナウのワインセラーと冷凍庫です。
 冷凍庫の扉を開けると内装は全てステンレスです。
 扉に取り付けられた棚はアルミの無垢です。
 私が驚いたのはそんな事ではなく、国産の冷凍庫は霜取りを温度を上げる事で行います。つまり通常はマイナス18度以下なのですが、霜取り機能が働くとマイナス10度ぐらいまで上がってしまうのが普通です。アイスクリームが妙に柔らかかったりする経験は皆さんお持ちの事と思います。私にも経験があります。つまり、冷凍庫に入れておいても食品が少し臭くなったりするのも、どうもそれが原因のようです。
 しかし、このガゲナウの冷凍庫、どんな仕組みかは分かりませんが、温度を上げずに霜を取ってしまうという機能があるのです。おまけに冷凍温度はマイナス25度なので、いつまでも食品を新鮮に貯蔵する事が出来ます。
 もう一つ大きな機能があって、それは急速冷凍機能です。
 食品を冷凍する場合、出来るだけ早く冷凍すればするほど、水分の発散が少なくて、新鮮なままで保存出来ます。その急速冷凍機能を働かせると、なんと庫内の温度はマイナス30度になってしまいます。
 お値段はある意味、びっくりする程高いのですが、その価値はあると思いました。
 お財布に余裕がある料理好きのグルメの皆さんにお薦めです。

TITLE:「銀嶺」という名前のテーブル

 「銀嶺」という名前のテーブルを発売します。
 テーブルの表面に一枚、一枚丹念に張り詰められた銀箔は一見して銀そのものの塊をテーブルにしたように見えてしまいます。
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 東京ショールームの2階に展示してあります。
 価格は 480,000円、工房から直接購入する事でかなお値打ちになっています。
 デザインはトーヨーキッチンのオリジナルです。
 ここだけの話しですが、実はこのテーブル私のディレクションなんです。
 

TITLE:デザイン・ウィークに先駆けてKick off Party

 東京デザイン・ウィークは来週からですが、それに先駆けて昨晩秋の新製品のお披露目バーティーを南青山の東京ショールームで開催しました。
 
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 写真はパーティーが始まる前の東京ショールームです。キャンドルがお客様をお迎えします。
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 服部先生からもお花を戴きました。
 
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 ボジェック・シュペックの花器に飾られた白い薔薇の花にはブルゴーニュという素敵な名前が付いていました。
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 パーティーに先駆けて駆けつけてくれた I`m Home の角田編集長と記念写真を一枚。
 角田編集長、相変わらずパワフルでした。
 東京デザイン・ウィークに先駆けてトーヨーキッチンはもう既にデザイン・ウィーク モード真っただ中です。
 余談ですが、昨晩のパーティーで一番驚いたのがカーサ・ブルータスの松原編集長が10Kgの減量に成功したとかで、一瞬誰かと思うほどスッキリしてました。見習わないと・・・
 もう一つ余談です。ジョー・スズキさんが新しい Leica me 持参で駆けつけてくれました。触らせて貰ったけど、、いいですね。来春発売の Leica M を待とうかと思ってたけど、これでいいのかもしれないって思いました。
 欲しいものがまた一つ増えました。
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 写真は Leica me です。

TITLE:新製品のシャンデリアです

 東京デザイン・ウィークの新製品リーフに間に合わなかった製品があります。

 かなり好きなデザインで、今までうちには無かったタイプのシャンデリアです。
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 細いワイヤーにクリスタルを付けて、全体としてクリスタルの木をイメージしています。
 光源は上からのダウンライトだけですが、クリスタル全体が光り輝いています。
 名前も「Falling Diamond Mirage」 降り注ぐダイヤモンドの蜃気楼、、そんな素敵なネーミングにしました。
 カタログには間に合わなかったのですが、商品は間に合いましたので「LUCE TOYOKITCHEN STYLE」の2階に展示してあります。
 価格も 178,000円なのでかなりお値打ちだと思います。

TITLE:INO・PREMIUMの新製品を発表します

 明日から始まる東京デザイン・ウィークでINOのフラッグシップ・キッチン INO・PREMIUMの新製品「VENEZIA」を発表します。
 テーマは「ベネツィアの黄昏
 ベネツィアが最も美しく輝く時間の「黄昏」をイメージしました。
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  扉にはベネツィアの鏡の伝統的技術を現代まで踏襲してきたベネツィアの工房で製作された鏡を使用する事でベネツィアの美しいイメージを彷彿させています。 

  キッチンの上にはサウジアラビアのファハド・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・サウード前国王の別荘に飾られてた1940年製作のシャンデリア「ムラーノ・クリスタッロ」が飾られていま先般オープンしたLUCEで展示してあるものより一回り大型のものです。

 ダイニング・テーブルは同じ工房で製作された「Age of Gold」、天板は大理石で脚の側面に美しいガラスの装飾が施されたものです。

 スツールはベネツィアではないのですが、チェコのガラス工房「ボジェック・シュペック」製作のガラスのスツールが合わせてあります。

 展示は東京ショールームで10月26日から始まります。

 ショールームで美しい「ベネツィアの黄昏」を感じて頂ければ幸いです。