TITLE:うふふガールズ

 大阪は心斎橋の新築間もない「そごう」が隣の大丸にビルごと売却され、新しく大丸の別館としてオープンしました。
 UfufuGirls (うふふガールズ)というのが別館のキャッチで、10代後半から20代前半の女性をターゲットのショップがずらりと並んでました。

 近くのアメリカ村の人気店も多数出店しているという話しでしたが。生憎若い女性向けのブランドについてはあまり良く知らないので、どれが、どれなのかは店内を見てみても良く分かりませんでした。ただ、店内を埋め尽くしている若い女性の集団を見ると、このマーケットの購買力の大きさは凄いものだと思いました。

 日本初登場の「ジルスチアートCafe」には長い行列が手来てました。
 不景気もあって、消費者のデパート離れが進んでいると言われています。新築間もない「そごう」の売却もそういった流れの延長線にあるのだろうと思いますが、この大丸の「UfufuGirls 」戦略がどうなるのかは分かりませんが、デパートも従来のデバートの顧客層とは違う層を捉える事で、新しい展望が開けるということなのかもしれない、、、とか、、そんなことを考えながら大丸を後にしました。
 

 入り口に「ペットボトル回収キャンペーン」のピンクのパンダが展示してありました。可愛かったのでパチリと一枚

TITLE:TOYOKITCHEN MEETS S+ARCK

 
 トーヨーキッチンとフィリップ・スタルクが出会いました
 スタルクのデザインした家具で有名なフランスの「XO」社の家具をトーヨーキッチンが日本で販売します。
 明日はその発表会が東京南青山のショールームで開催されるので、わたしも明日より東京です。

 写真は有名な人の顔のスツール「Bonze
 デザインは勿論フィリップ・スタルク

 今年のサローネで発表され,日本初公開の「Mi Ming Arm Chair」も展示されます。
 空間に浮かび上がるような透明な椅子です。
 シンプルで直線的なトーヨーキッチンのどの製品とのデザインの相性も良いですね

 XO社の家具の日本での販売を記念して写真の「Bubu 1er」のスツールを期間限定で受注を受け付けます。
 価格は期間中のみ ¥9,800.です
 
 スタルクのデザインした家具は昔から扱いって見たいと思っていましたが、今回このように実現したのはなんか感無量です。トーヨーキッチンの無駄のない直線的なデザインと,遊び心溢れるスタルクの家具との相性はかなりいいのではないかと思ってました。ぜひ、ショールームで確認して頂ければ幸いです。
 尚、XO社の発表会は東京を皮切りに、名古屋、大阪と巡回で展示、発表を行いますのでご期待下さい。

 XOの発表会の翌日は、アパレルのGDCの2010年春夏の受注会を、同じくトーヨーキッチン東京ショールームで行います。社長に就任して始めての受注会なので、期待半分、不安半分です。経営陣も交代した新制GDC、いろいろ新しい企画も当日発表される予定をしています。

TITLE:和のエルメス

 私のパリ・ウォッチングの定番は、勿論サントノーレのエルメス本店のショーウィンドウ。
 毎回、その時々のエルメスのテーマ・メーセージがショーウィンドウにディスプレーされる。

 今回のテーマはどうも「和」らしい。
 和装に合うような雰囲気のケリーバッグの特注品。

 これも着物に合わせる雰囲気
 前回見たときは「アラブ」とか「アフリカ」というテーマだったので、随分とイメージが変わってた。
 ファションがさらに装飾的に流れているいま、和系の装飾イメージもこれから出てくるのかもしれないとか思った。
 
 今回久々に店内に入ってみた。
 パリ市内もそうだったが、日本人の姿が以前とは比較にならない程少なくなっていた。
 日本の盆休み前という事もあるかもしれないけど、エルメスのような最高級店で目につくのはやはりアラブ人。ルイビトンのような高級店になると、もう圧倒的に中国人が多かった。やはり.経済の勢いが、こういったパリのブランド店の入店者にも反映されるという事なんだと思った。
 

 まだ夏真っ盛りだけど、盆が明けるといよいよ秋の新製品の最終準備に入ってきます。
 今年の秋の新製品は9月の末に予定してますが、少し早めにビジュアル・イメージだけは発表しようと思っています。始めての試みですが、ここnabe forumを最初の発表の場にしたいと思ってますので、nabe forumファンの皆様、ご期待下さい。この発表と同時に、新たな照明ブランドのは発表も行います。これも期待して下さい。
 ここnabe forumでも以前にお伝えした講演会のDVDの発売ですが、着々と準備は進んでいます。発売は8月末には出来そうですので、ぜひご購入下さい。販売は当社のECサイト「Shop TOYO KITCHEN」で行います。価格は2500円の予定です。

TITLE:MANGAから始まるモード

 今月号のVOGUEMANGAとファッションの関係という特集をやっている。

 題して「ファショニスタはマンガに夢中」

 最近の日本の漫画が世界のファションに大きな影響を与え始めているという話で、この視点でファションを見た事がなかったので面白かった。
 記事を読むと、日本の漫画が世界のモードに影響を与えているというのがよく分かる。確かに最近のモードはどこかコスプレっぽいところがあると思う。
 「インテリアのトレンドはファションのトレンドを見るとよく分かる」というのが私の持論なのだけど、そのファションがMANGAに影響されているとという事になると、「インテリアのトレンドはMANGAから始まる」ということになる。

 大阪の講演会に出席してくれたお客様で後輩で友人の奈良 やまもとあつし君が自分のブログで私の講演会を取り上げてくれました。興味のある方は覗いてみて下さい。
 ここです → アート・アラウンド・奈良 やまもとあつしのブログ

TITLE:遂にWWDデビュー

 日本を代表するファション関係の新聞「WWD」の4月13日号のパーティーページに先日のトーヨーキッチン東京のオープニング・シーンが掲載された。

 スタイリストで写真家の熊谷隆志さんとのツーショット、インテリア・デザイナーの橋本 夕紀夫さんと、弊社の清本専務とのツーショットの写真も掲載されている。
 撮影当日は特約店関係のお客様が多かったので、私も珍しくダークスーツに白いシャツにネクタイという、いわゆる社長ルックでまとめてみました。RANをデザインした梅田正徳さんの娘さんが当日の私のスタイルを見て、「なんか渡辺さんらしくないわね」とか言われてしまった。
 私のイメージはどんなんでしょうか??

TITLE:NIGOのGOYARD

 GOYARDというフランスのバッグがある。
 パリのサントノーレ通りに本店があり、日本では以前は私が大好きだった東京のセレクト・ショップ 南青山の Loveless の一階にあったので気になってよく見てました。この店も Loveless から吉井ディレクターの退職を期に閉鎖されてしまったようで、現在では日本橋高島屋と新宿伊勢丹の2店舗で展開している。
 ルイビトンよりはちょっと価格が高めなのと、店舗数が少ないので、ルイビトンに飽きて、ちょっと自己主張したい人を中心に人気があるブランドだと思う。それと、Lovelessの吉井ディレクターがこのGOYARDのディレクターに就任したということもあって、ドメスティク・ブランドの関係者にも人気があるそうだ。

 そのGOYARDのバッグだけど、honeyee.comという藤原ヒロシを中心に展開しているWeb MagazineにNIGOGOYARDのバッグが載っていた。ポップなイラストがプリントされたGOYARD、始めて見たけど、これって特注なのかそれとも限定品なのかは分からないけど、男心を少しくすぐられてしまった。

 若者を中心に根強い人気を保っているドメスティック・ブランドだが、との代表的ブランドである Number Nine の宮下貴裕が休職することになり、Number Nine そのものも今年の秋冬を最後に休止するというニュースを聞いた。Green の休止に続いて、私が好きなドメスティク・ブランドがなくなってしまうということになる。
 ちょっと寂しいですね。
 
 東京の新しいショールーム、、3月28日のオープンに向けて何かとバタバタした毎日です。そのバタバタの中で、年に2回程しかしないゴルフの予定が入ってきました。スコアーはまあ言わぬが華なのですが、この時期のゴルフの問題は、やはり花粉症対策です。今年は少し花粉症の調子も良かったので、マスクもしないでラウンドしたのですが、ちょっと考えが甘かったと今反省してます。
 新しいショールーム、先日書いたように名称は「TOYO KITCHEN STYLE TOKYO」になります。ここ数年間暖めていた新しいコンセプト、イメージを現実のショールームの中で見て頂きたいと思っています。
 見て頂いて、どんな感想を持って頂けるのか、ちょっとドキドキしています。

TITLE:バリのトレンドはゴージャス感とカラフル

 今回は時間がなくていつものパリの最新ファションのウインドウ チェックが出来なかったのですが、定点観測という意味ではないのですが,前回の記事のシャネルと、そして今回のエルメスとその周辺のチェックはしてきました。
 バリの春夏のファショント・レンドはゴージャス感とカラフルではないかと感じました。

 写真はエルメスのサントノーレ通りの本店のウィンドウ・ディスプレーです。エジプト風というか、中近東風というのかは分かりませんが、エルメスは2008年度のインドからさらに西に向かって動いたようです。全てが黄金色で埋め尽くされた様はゴージャスそのものです。装飾もさらに精緻になってきたようで、素晴しいディスブレーですね。

 クロエのワンピース
 立体的でゴージャスな刺繍にラメが輝いてます。
 これも中近東風といえば、そうとも言えると思う。
 

 クリスチャン・ルブタンの靴
 これもカラフルでゴージャス。これもやはり中近東の臭いがする。
 ちょっと不思議なデザインだと思った。

 クリスチャン・ルブタンの店内
 色が溢れている。

 シャンゼリゼ通りでこんなカラフルでグラフィカルなコートを来て歩いている女性を見た。冬のバリなのに、一瞬の春風を感じた。やはりこういう服が何の違和感もなく,好感度を持って迎えられる時代になってきたのだと思った。
 日本に帰って「ボーグ」の最新号を見たら、やはりカラフルなアフリカがテーマの服が特集になっていた。

TITLE:GDCを使ってのスタイリングです(その1)

 では,実際にGDC NAGOYAで販売している服を使って,アラフォーの為のスタイリングをしてみますね。勿論ですが40代に限るという訳ではなく、50代、60代の男性にも十分に着て頂けると思います。
 まず、このnabe forumのタイトル写真が変わったのを気づいて貰えましたか?
 この写真は「I`m home」で私の特集をして頂いた時に名古屋のショールームで撮影した写真です。着ているのはGDCのネクタイ付きシャツです。丈が短いので,パンツインをしないで、上からざっくり着ます。パンツはデニムでも,コーデュロイでも,ウールでも、なんでもいいと思います。非常にベーシックなシャツで誰でも着易いのですが、生地が少し厚手なのと、シャツの胸に微妙な切り返しがあり、胸でフィットしても、お腹は少しメタボでも気にならないゆとりがあります。

 この写真は雑誌「GOETHE」に掲載された写真で,スーツはGDCの兄貴ブランド「VENTURA」のツィードです。シャツは上のタイトル写真で着ているシャツと同じものです。タイだけは「Dior HOMME」の水玉です。GDCはこのように非常にベーシックなものが多いので、他のブランドと組み合わせも特に難しく考えるとこはないと思います。つまり、合わせ易いという事ですね。

 VENTURAの黒の革ジャンにGDCの黒のコーデュロイのパンツ。インナーにはVENTURAのアーガイル柄のニットセーターです。こういった黒一色にする場合も、服の質感を微妙に変える事で変化がつき、かなりお洒落に見えると思います。この場合はコーデュロイとレザーの質感の差ですね。また、差し色と言うのですが、黒の中に変化を持たせる色(アーガイル柄のブルーとエンジ)を入れる事で,全体のバランスを少し崩し、それがまた新しいバランスを生むという、ここはちょっと上級になるのですが、ベースの色が黒のように無彩色の場合は比較的簡単です。
 えっと、、帽子は愛嬌です。

 

 ちょっとシックにまとめてみました。このスタイリングもベースの色は無彩色、この場合は黒とグレーです。このようにベース・カラーに無彩色を選べば,スタイリングもそんなに難してものではありません。
 黒のPコートにダーク・グレーのウールのパンツを合わせました。インナーにはブルー・グレーのワークシャツ。それだけでは変化かないので、ワークシャツは敢えて玉虫色の金属ホックが付いたもので合わせてあります。全体として少しシック過ぎるので、、アラフォーの場合はシックはイコール、オジンというイメージもあるので、少し変化を持たせる為にパンツと同じダークグレーのニット・ストールを首に巻かせました。これに帽子を被れば上級者
 中高年の男性の場合、どうしても全体をシックにまとめようとしすぎる嫌いがあるような気がします。社会に埋没した方が心が安らぐという、そんな習性がDNAに組み込まれ過ぎてしまっているのかもしれませんね。でも、シック過ぎて、もともと若さがないイメージをさらに増幅するのではなく、少し着崩すというイメージを持った方がいいかもしれませんね。

 - 続く –

TITLE:Street Fasionは果たしてアラフォーのフFasionとなりうるか?

 今日は久々のファッションの話題です。
 女性と違って,日本の男性は年齢を重ねるに従って、ファッションによって自分を主張するという事が少なくなってくてるような気がします。「出る杭は打たれる」の喩えにあるように、社会の中で突出するよりも、その中に埋没してしまった方が心地よいと思う人が多いということなのかもしれません。いきおい、ファッションも横並びの服を選んでしまう男人が多く、これがごく一般的な日本の中高年の男性像と言っても過言ではないかもしれませんね。

 その状態をブレーク・スルーしたのが、ご存知雑誌「LEON」だと思います。不毛と言われた日本の男性ファッション誌の中でのこの「LEON」のヒットは、当時の岸田編集長をマスコミのスターダムにのせてしまうばかりか、ライフスタイルとしての男性ファッション誌が雨後の筍のように次々と生まれてきました。「LEON」で使われていた「チョイ悪オヤジ」という言葉も流行語になるほどでした。
 写真は雑誌「LEON」と岸田編集長
 私も着てるファッションと風貌から、「ナベさんチョイ悪ですね」と言われることもよくあり、言われるたびに気分を害したものでした。「いえいえ、、チョイ悪が流行る前からチョイ悪なので、ゴク悪ですよ」とか意味のない言い返しをしたものです。
 ちょっと話はそれましが、言いたいのはこの「LEON」に触発された男性のファッションの流行の意味は、もともとお洒落をしたいという潜在的な願望を持っている男性は日本でも多く、それが一般的ではなかったのは、ある意味では日本の男性が社会的に抑圧されていからに他ならないのではないかと思ってます。もしそうだとすると、雑誌「LEON」は一つの革命ではなかったかと、そんな事も思ったりします。

 この「LEON」の中でもてはやされたのが,いわゆるイタリアン・ファッションです。誌面にはミラノの有名セレクト・ショップ「Dantone」や運河沿いにある「ANTONIOLI」の店主がモデルとして頻繁に登場し、ちょとした有名人になったほどです。
 写真はミラノの運河地域とセレクトショップ「ANTONIOLI」の店内
 しかし、やはりイタリア物は価格が高いのと、ファッション性が極端に高いものがあり、着こなしがかなり難しかったりするので,一般的にはなかなか手を出し難いという気がします。私も一時はこのイタリア物を着ていた時期があったのですが、価格的な面でどうしても一点主義にになってしまい、ファッションを楽しむというところまでバリェーションを揃えることが出来ずに中途半端な状態が自分としては不満でした。この時に注目したのが今「ドメスティク」物と言われる服でした。

 「ドメスティク」というのは英語では「国内でデザインされた服」という意味だと思うのですが、実は厳密に言うとデパートに並んでいる服は含まれず、東京の裏原宿と呼ばれた地域から発生した若者向けの服を「ドメスティク」と呼ぶこと多いようです。従って服のデザインも千差万別で、前衛的にファション性の高い服から、ヒップ・ホップ系の服から,ロック・テーストの服まで、まあいろいろあるのには驚かされます。
 写真は裏原宿の典型的な店舗と、夜の裏原宿風景
 今回のテーマ「アラフォーの為のストリート・ファッション」で取り上げるのか、このストリート系でもトラッドのテーストが近い服の話です。この種類の服は価格的にもリーズナブルであると同時に、若者に独占させておくのがもったいない程のファッション性とクォリティーの高さを持って、40代、50代の男性が十分に着こなしができ、かなりお洒落な雰囲気を醸し出すことが出来ると思っています。
 今年トーヨーキッチンが名古屋にオープンしたGDC NAGOYAの扱う服は、このトラッドの臭いの強いストリート・ファッションで、ついに趣味が嵩じて服屋さんまで始めてしまったということですか。
 次回は、このGDCGDCの関連ブランドをアラフォー向けにスタイリングした実例をお見せしようと考えています。スタイリスト、勿論 Takao Watanabe なので、ぜひ期待して頂いてよいかと勝手に考えています。
 余談ですが、キッチン・メーカーの社長にならなかったら、きっとスタイリストなりたかったですね。

TITLE:雑誌「GOETHE」の読者モデルになりました

GOETHE」という雑誌があります。その雑誌のOMEGAとのタイアップ記事に読者モデルとして選ばれたので、先日青山のスタジオで撮影がありました。

 打ち合わせ風景です。
 どうして私が選ばれたのかって伺うと、「伝統の中にも革新のイメージのOMEGAとしては、キッチンという保守的な製品の中に、革新のイメージを持ちこんだトーヨーキッチンのイメージが良かった」とのコメントでした。
 ちょっと嬉しかった。
 カメラマンは以前「CASA BRUTUS」でトーヨーキッチンのISOLA-Sの撮影をしたことがあるとか、人と人とは、どこか何かの縁で繋がっているもんだと、妙に納得した。

 撮影風景です。
 上半身だけの撮影なので足下がサンダルというのが、なんかちょっと滑稽だったので落ち着かなかった。いつも撮影はショールームで行われるので、スタジオでの撮影はちょっと勝手が違ったのと、いつもは笑い顔だけど、今回はすまし顔、ということで緊張気味の私です。
 発売は12月とか、、

 当日のスーツはGDCの兄貴ブランドVENTURAのジャガード生地で、肘にレザーのパッチが付いてて、イメージはかなりスポーティーで気に入っている。
 トーヨーキッチンがプロデュースしているアパレル・ショップ、GDC NAGOYAで販売しているのでぜひご覧下さい。