TITLE:INO発表会 南青山ショールーム

 トーヨーキッチンのフラッグシップである「INO」が新たに「バビロン」と「ビブロス」のシリーズを加え、一新されたのでその発表会を全国の基幹ショールームで開催しました。わたしは、南青山のショールームの発表会に出席してきました。

  バビロン・シリーズは日本で始めてのサーボ・モーターで引き出しが自動開閉するシステムを使ったハンドルがないデザイン。ハンドルがない分、デザインがすっきりしてキッチンが一つの塊に見え、他の家具との相性が極めていい。
 展示でビブロス・キッチンと合わせてあるのは、従来ムーブルで展示してあるベネツィアで製作された伝統的な鏡の家具。精緻なクラシックな模様に、鏡そのものはエイジング加工が施されているのでアンティーク的なイメージの家具になっている。
 展示では、こういったインテリアとして合わせる事が難しいと思われる家具も、INOバビロンでは何の問題もなく溶け込んでいるということを実感して貰えれば嬉しいですね。

 壁面には同じくベネツィアで製作された鏡とサイドボード。仕上げはテーブルと同じくエイジング加工とクラシックな文様が施されている。余談ですが、サイドボードはムーブルで展示されていた製品だけど、鏡はムーブルで展示されていたものが売れてしまったので、急遽私物の鏡を展示した。私物だけど、未使用なので販売をする事になったけど、売れても嬉しいような、悲しいような複雑な気分かもしれない。

 INOの新シリーズ「ビブロス」ハンドルは従来のステンレスにクローム・メッキを施したフラットバー・ハンドルに黒クローム・メッキを施したもの。材質は同じくステンレスのSUS304。扉は同じくブラック・クローム調のラミネート板を使用しているので、巨大なフラットバー・ハンドルが扉に溶け込んでいるように錯覚する。このデザインも室内に共存す他の家具とのインテリアとしての整合性を高める為のもの。
 このキッチンのレイアウトはD-LANDと命名した新しいアイランドの形。キッチンとダイニング・テーブルが一体化したキッチンで、「食」を中心としたライフスタイルをイメージしているユーザー向けに開発したもの。

 収納家具で「DARK SIDE」という新しい試みをした。製作は長野県の安曇野の「デラ工房」、デザインはトーヨーキッチンの開発部とデラ工房のコラボレーション。実はこのデラ工房のご主人小野寺さんとは私の講演会に来て頂き、その時始めてお会いして少し話してカタログを頂いたのがきっかけ。忙しかったのでその時はカタログを見る時間はなかったけど、少し後にカタログを拝見して興味を持ち、安曇野の工房まで出かけて行って、製品と工場を拝見した。真面目な物作りの姿勢と、独学で学ばれたという技術力、そして人柄に魅力を感じて一緒に物作りをしたいと思って進めてきたプロジェクトだ。
 トーヨーキッチンとしても始めての試みで、何かと難しい局面も会ったけど、小野寺さんの全面的な協力を得て、こうやって世に出す事が出来た。出来上がった展示を見ると、なんか感無量だった。
 トーヨーキッチンのフラッグ・シップの全面リニューアルということで、事前からかなり評判を呼んで、おかげさまで南青山だけでなく、全国の発表会に沢山お客様に来て頂き、本当に嬉しい。経済情勢がこんな時期になってしまった時に、価格的には上位に位置するキッチンを発売するというのは、少し不安感もあったのは事実ですが、こうやって沢山のお客様に興味を持って頂き、少しホッとしています。
 実は、もうトーヨーキッチン・ウォッチャーは気がついて見えると思うのですが、ここ三年ぐらいをかけて、キッチンの製品ラインを全て変えてきました。今回のINOでとりあえず全ての製品ラインが一新しました。後はこの製品ラインに枝葉を付けて行くという作業が始まりますが、現時点でも、製品的にも、価格的にも、他のキッチン・メーカーに圧倒的な差を付ける事が出来たと自負しています。
 

 発表会が終わって、デラ工房の小野寺ご夫妻と南青山で私が行きつけのイタリアン「AWーキッチン」に繰り出した。名物の「農園バーニャカウダ」とパスタ。ワインはアメリカ産のピノとメルローを二本開けたら疲れも取れた・・ような気がした(笑)
 えっと、料理の写真を撮ろうとしてたけど、完全に忘れてしまったので、写真はダミーで落合シェフのパスタ。当日食べたのは、タマネギだけのパスタで、、タマネギの甘さとパスタが微妙に絡み合って、堪能しました。

 レストランでの小野寺御夫妻、、とても仲が良い御夫婦で、一緒にいて当てられっぱなしでした。奥様はとても優しそうなのだけど、若い頃はチベットを放浪したって聞いて、ちょっとびっくりした。優しさの中に、そういった強烈な冒険心や探究心があるんだと思った。そういった一面が安曇野でのデラ工房を支えてみえるのだなぁぁ。

 翌日はGDCの10周年記念イベントが渋谷のクラブを借り切って行われるので、その為に体力を温存しないといけないので、食事が終わってすぐに帰宅した。なんせこのGDCのクラブイベント、なんと始まるのが夜の10時からというのが、さすがというか、聞いただけで疲れそう。でも、とても楽しみです。

TITLE:パリ ウィンドウ・ショッピング 気になったファション

 今期の秋冬物は妙に落ち着いてしまっていて、自分で着るということだったら、このくらい落ちついた方ががいいのかもしれないけど、ウィンドウ・ショッピングとしてはちょっと物足らなかった。
 その地味な秋冬物の中で興味をそそられた服やらを何点か撮影してきました。帰国してみると女性物が一枚もなく、全て男性ものでした。
 という訳で、今回のパリ・ファション報告は女性物はなしという事になりました。

 最初はご存知ジョン・ガリアーノ。私の中では着たいけど、とても着る勇気はないジャンルの服のナンバーワン。写真はボンデージ・イメージがのプリントされたTシャツ。ガリアーノのモチーフの中ではボンデージというのは繰り返し出てくるのだが、ここまで明確にボンデージがプリントされたのは始めて見た。こんなTシャツで街を闊歩する、、それだけで飛び抜けて目立ちそうだけど、、 

 同じくガリアーノののコート。裾に広がるクリスタル模様がいかにもガリアーノらしい一品。インナーにチラリと見えるレザーも、どことなくボンデージ風。

 ファーブル・サントノーレ通りの有名セレクト・ショップ「Collete」の一階が全面改装していた。デザインは片山正通だそうだ。その一階には日本のブランドが勢揃いしていた。スニーカーのコーナーにはVISVIMまで並んでいた。

 階段下のコーナーには日本の2つのブランドが特設コーナーを設けて販売されていた。左は「Original Fake」、右は「BAPE」ということで、まさに日本の裏原ブランドが遂にパリの中心サントノーレでメジャーになった感がある。2階にはコム・デ・ギャルソンおそ松君シリーズもあり、パリのColleteが日本ブランドに占領されたみたいで、なんか不思議な感じがした。

 パリのセレクト・ショップの双璧をなすのが「レクレルール」。南青山にも店があるので日本でも馴染みは深いと思う。写真はその「レクレルール」に並べられたベルト。いかにもレクレルールらしいセレクションだ。今回始めてシャンゼリゼ店に行ったけど、相変わらず中は暗くて、商品が所狭しと吊るされていて、日本人には見にくいかもしれない。「レクレール」でのショッピングは日本の一般的なアパレル・ショッピンクと違って、自分で探す訳ではなく、信頼がおける担当の店員が全てセレクトしてくれる。馴染みの顧客は基本的には座っているだけだというのがバリ風のショッピングらしい。
 しかし、、セレクションは素晴しいと思う。
 日本のセレクト・ショップのバイヤーの多くがこの「レクレルール」の扱い商品にかなり影響されているという話を聞いた事がある。
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 最後の写真はOMEGAの限定ウォッチ。店内はもう閉まっていて入れなかったので、どういう時計なのか聞けなかったけど、、かなり気になってます。どんな時計か知ってる人はいませんか??

TITLE:パリ ウィンドウ・ショッピング 気になった靴達

 パリは世界の流行の震源地、特にパリのファションを抜きには世界のファションを語ることは出来ない。
 、、という事で、仕事を終えてからブラリとパリ市内の有名ブティックのショー・ウィンドウを視察するのがパリでの楽しみの一つ。それと、やはりインテリアのトレンドはファションから始まる事が多いので、仕事の上でも随分と参考になることが多い。

 パリのファションと言えば、やはり一番最初に名前が思い浮かぶのが HERMES 。生憎、ファーブル・サントノーレの本店はウィンドウが模様替えの真っ最中だったので、写真のサンダルはシャンゼリゼ近くの avenue George V 店のウィンドウに展示されていたもの。デザインはかなりエスニック。HERMESの今年のテーマはインドらしいので、このサンダルもインドから発想を得てると思う。

 CELINE のショートブーツ、、と、、呼んでいいのか、、それとも ブーティーと呼ぶべきなのか、ちょっと呼称に苦しむので会社の女子社員に聞いてみたけど、やはりどう呼んでいいのか分からないらしい。HERMESのサンダルの写真もそうなんだけど、今までジャンルに入らないようなデザインの靴が多くなってきてるのかもしれない。

 フランスのブランドではないのだけど、、イタリアのエミリオ・プッチのパンプス。パンプスの背の柄がいかにもプッチらしくて可愛い。プッチ柄も最初に見た時は奇異に思えたのだけど、見慣れてくるとかなり可愛いと思う。余談でだけど、nabe forum のトップの写真で私が座っているのはカッペリーニの椅子にエミリオ・プッチのファブリックを貼ったものです。

 CHANELのブーティー、、靴のサイドに小さなバッグが付いている。この靴は秋冬物なんだけど、実はこのシュー・バッグ、今年の春夏では別売りで販売されていて、価格はなんと、このバッグだけで25万円もしたという話を小耳に挟んだ。かなり高価だけど、こういうものを購入する層というのは確実にいるというのにはいつも驚かされる。

 クロコダイルにクリスタルを散りばめた豪華なブーツ。ピンヒールも凄い。価格はなんと日本円換算で約60万円というから、かなり高価なブーツだけど、使ってる素材を考えると妥当なのかもしれない。

 今回はメンズのシューズはあまり気になるものはなかったけど、LANVANの靴がちょっと面白かったので紹介する事にします。使っているカラーはメタリック・ゴールドとメタリック・グリーント。デザインは少し四角張ったのが特徴で、かなりすっきりしたフォルムだ。

 
 カラフルといえば、最近、スペイン人のデザイナー ハイミ・アジョン がデザインしてカンペールから売り出された靴がある。

 この靴もかなりカラフルで面白いと思った。ちなみに、この商品は日本にはごく僅かしか輸入されなくて、現時点では完売だそうだ。うちのデザイナーが得意げに履いてくるので、社長権限で「頂戴な!」って言ったら、あっさり拒否された。どうもうちの会社は社長の権威が薄いようだ。

TITLE:GDC NAGOYA OPENINGの写真ができました

 海外出張の為、ブログの更新を少しサボってました。
 失礼しました。
 無事に帰国したので、またいろいろ面白い話を書く予定です
 楽しみにしていて下さい
 今日はGDC NAGOYAのオープニングの写真が出来上がってたので、それを紹介します。
 立錐の余地もない程混雑していたオープニング・レセプション

 会場に入りきれなくて歩道まで溢れていたお客様です。

 参加された方は熊谷さんとの記念写真をいっぱい撮ってました。

 レセプション・パーティーの後、会場はクラブに移りました。

 
 異様に盛り上がっていたクラブでした

 クラブの片隅で友人たちと談笑する私です
 当日のファションは全てGDCとVENTURAです
 ブルーの帽子も当然GDCです。
 「GDC LOVER」と刺繍されたシャツが可愛いって、、勝手に思ってます。
 ジャケットは白に紺のパイピングされたもの、、このジャケットはかなり気に入って、殆ど着倒しました。
 

TITLE:GDC NAGOYAがオープンしました

 本日、GDC NAGOYAがオープンしました。
 

 オープン記念に作ったオリジナル カップケーキ

 オープンを記念して名古屋限定のGDC Tシャツです。背中には星マークが並んでいて、かなり可愛いと思う。
 オープンに先駆けて,昨晩はショップでのレセプション・バーティー
 沢山の方に来て頂き,大混雑でした。
 スペシャル・ゲストとして浅野忠信さんにも来て頂きました。
 

 レセプション・パーティーの後は、クラブを借り切っての「GDC NIGHT IN NAGOYA
 FPMのDJで会場の盛り上がりは凄かった。
 VIPルームで暫し浅野忠信さんと話したけど、もうすごい謙虚な方で,好感度抜群でした。
 イベントは朝の5時まで続いたようだったけど、私の場合はエネルギーが途中で切れてしまって、午前1時頃には退散しました。
 沢山の方に盛り上げて頂いて,感謝してます。

TITLE:GDCってどんな服??

 いよいよ3日後に迫ったGDC NAGOYAのオープンです。
 明後日の夜はオープニングのレセプション・パーティーをGDC NAGOYAの店舗で行います。フードは東京で話題の「クリスピードーナッツ」を当日の朝に焼き上げてもらい、新幹線でパーティー会場に運び込みます。東京ではこのドーナッツを買うのには1時間くらい並ばないと買えないという人気ドーナッツですが、このGDC NAGOYA のオープンの為に特別に焼いて貰いました。パーティーに参加される方は、名古屋では始めてこのドーナッツをご賞味戴けます、、しかも、、並ばないで・・
 このパーティーは残念ながらインビテーション・オンリーなのですが、このnabe forumをいつも読んで戴いているのを感謝して、先着でカップルで5名様を特別に招待する事にしました。もし参加したいと思われている方は、コメント欄に参加希望のコメントを下さい。追って、参加方法ほメールにてご連絡します。
 さて、、肝心の服ですが、、GDCと言っても、一部の服好きのマニアにはいまさら説明する必要がないのですが、知らない方の為に少し説明しますね。

 GDCのディレクションをしているのが、スタイリストで写真家の熊谷隆志さんである事は何度も説明している通りです。どんな写真を撮られるのかというのは、説明するよりもGDC NAGOYAの店内の奥の壁には彼の写真が壁一杯に貼付けてあるので、それを見て戴くのが一番いいかと思います。
 スタイリストとしては、以前は郷ひろみのスタイリストもやってみえたそうです。最近ではドラゴン・アッシュや浅野忠信のスタイリングも手がけてみえるそうです。
 何れにしても多才な方ですね。
 現在、店内には彼のスタイリングしたマネキンが並んでますので、興味のある方は明日までですが、ぜひ見て頂きたいと思います。
 GDCっていうと、裏原系というイメージなので、若い人しか着られないと思われがちですが、基本的に熊谷さんがラルフ・ローレンのファンである事でも分かるように、かなりトラッド寄りの服なので40代、50代の男性が着ても違和感がないばかりか、デパートで買うよりはかなりかっこ良く着れると思います。
 そこで、少し私なりに40代、50代の男性向けにGDCとその関連ブランドの服を使ってスタイリングしてみました。

 まずベーシックにツィードのジャケットとデニムの組み合わせです。ツィードは肘にレザーのパッチワークが入り、袖口にも同じレザーで縁取りがしてあります。インナーにはなるべくベーシックなTシャツを選んだことで、少しカジュアル感を強調しながら、落ち着いたイメージを持たせました。この組み合わせに、少し遊び心を演出する為にニットのストールを巻くと、これがアクセントになって、よりお洒落に見えます。

 もう少しカジュアルにスタイリングしてみました。黒のGDCのカーディガンに黒のタイ付きのシャツを組み合わせました。パンツはライト・ブラウンのウールパンツ。カジュアルなんたけど、このまま会社に行って仕事をしてもいいかもしれないという雰囲気もあり、着易い組み合わせだと思う。

 40代、50代には着るのには少し勇気のいる組み合わせかもしれないけど、思い切って着ちゃえばかなりお洒落に見えると思う。アーガイル柄のブルーのニットに革ジャン、パンツに黒のペロアを使うことで、着る事にあまり抵抗がないように考えた。また、思い切って黒の帽子を被って街を歩けば、、もう気分はボギーっていう感じかな??
 この組み合わせはそんなに体型を選ばないので、メタボなお父さんが一瞬にして伊達男に変身すること請け合いです。

 もっと若作りに挑戦したいと思っているお父さんの為のスタイリングです。オレンジのロゴ付きブルゾンに敢えて同色のフード付きのパーカーを合わせました。パンツはカーキ色のカラーデニム。ベルトにアクセントにグリーンのニットベルトを持ってきたことで、オレンジのトップとカーキのポトムとの橋渡しになっています。
 ちなみに、オレンジというのは若向きの色だと思われがちですが、40代、50代の男性が着るとかなり顔写りが奇麗に見えて、より若く見えるという色だと思ってます。

 価格はものによって違いますが、ジャケットで5万円前後、パンツで2万円前後、シャツでは1万7000円から、、ということなので、こういったちゃんとデザインされ、きちんと縫製されている服としては、かなりリーズナブルだと思ってます。
 8月30日、、ぜひお越し下さい。

TITLE:新潟に行ってきました

 GDC NAGOYAのオープン前でバタバタしている合間を縫って,新潟に行ってきました。
いつもは名古屋から飛行機で新潟に飛ぶのですが,前日に東京で予定があったので、始めて上越新幹線に乗っての新潟出張でした。列車は夏休み最後とあって、満席でした。

 トンネルを抜けるとそこは雪国だった、、そんな表現がぴったりする程、上越新幹線はトンネルまたトンネルで、そしてトンネルを抜けると長岡の今にも降り出しそうな低くて,黒い雲が出迎えてくれました。この長岡は豪雪地帯で、かなり昔にとんでもない豪雪にこの長岡が見回れた時、街が全て雪の下に埋まってしまったので、仕方なく「この下に長岡あり」という看板を立てたというそんな話を思い出しました。

 新潟に到着、とりあえず昼食をということになり、新潟の所長お薦めのラーメン屋さんに連れて行って貰いました。普段は行列が出来ているという話でしたが,少し時間が早いということもあって、外までの行列はなかったのですが、店内に入ると席を待つ人で溢れていました。

 待つ事15分くらいで席に案内して貰いました。ラーメンは豚骨醤油系なのだけど、ダシに魚が使ってあるとか、、かなりさっぱりしたラーメンでした。トップングに岩海苔があったのが珍しかったので注文したのですが、ラーメンに乗せると磯の香りが鼻孔に広がって、なんか新潟だなぁぁっていう感じかな・・

 新潟のショールームに到着、、正面には先日発売されたばかりのロックンロールが展示されていました。扉のタイプはメタリック・ファイバー。おかげさまで新潟でも好評のようです。この扉、実は構想としてはかなり以前からあったのですが、まだタイミングとしては早いのではないかという議論が随分あって、かなり長い間暖めていたデザインだったので、こうやって市場に受け入れられるとなんか嬉しいですね。

 仕事が終わって,少し時間があったので、新潟のGDCの販売店を視察に行きました。場所は新潟の中心部の三越の近くの路地を少し入ったところにありました。店はコンクリートの打ちっぱなしのモダンなビルの一、二階にあり、美しい店でした。雰囲気はGDC NAGOYAとはかなり違った印象でした。同じ服でも店の雰囲気によって、かなり違って見えるものだと思いました。服のデザイナーが店舗のインテリアまでトータルで考えるという人が多いのですが、やはりこういうことなんだと一つ勉強になった気がします。

 写真は店頭に飾ってあったGDCの新潟オリジナルTシャツ。

 GDCは今年で10周年を迎えます。その記念のナンバー・スタジャンが発売されます。全国で限定100着です。写真のスタジャンはナンバー01で、熊谷さん用という話です。実は私も予約しました。13というと西欧では不吉な数字ということになってますが、私の場合は何故かこの13という数字に縁があり、それもいい縁であることが多いので、私のラッキーナンバーでもあります。このスタジャンもその13番をお願いしてキープして貰いました。

 GDC NAGOYA では、現在プレオープンの受注会を始めています。今シーズンのGDC、VENTURAの全てのラインアップをGDC側の協力を得て展示してあります。この受注会はあまり宣伝はしてないのですが、昨日も沢山のGDCファンで賑わってました。
 29日の夜はいよいよオープニング・パーテイーで、その後クラブを借り切っての「GDC NIGHT」は深夜まで続きます。そして、30日はいよいよオープン、、アパレルは始めてなので少しドキドキしてます。

TITLE:アパレル・ショップを始めました

 新規事業でアパレル・ショップを始める事にしました。
 店の名前は「GDC NAGOYA

 名前の通り、スタイリストで写真家の熊谷隆志さんがディレクションする5つのブランドを一同に集めたショップです。
 扱いブランドは
    GDC
   VENTURA
   RAW FUDGE
   STEAM & THREAD
   QUICK SILVER

 いずれも10代から30代前半がメインターゲットの男性と女性のカジュアル・ウェアーです。
 場所は
    名古屋市中区栄 5-19-32 ラティアント矢場 101

名古屋市中区栄 5-19-32

 ショップの全体のデザインは熊谷隆志とTOYO KITCHEN STYLE のコラボレーションで、TOYO KITCHEN が現在扱っている部材や家具ゃ什器を使ってデザインされています。
 家庭のキッチン用で販売しているものですが、こうやって商業建築に使用してみても、かなり面白い空間が作り上げる事が出来ます。

 外観はベネチァン・ガラス・モザイク・タイルで浮き出た「GDC」のロゴ、ガラス・モザイク特有の微妙な色の組み合わせを見て頂けると嬉しいですね。照明は少しトレロな雰囲気の船舶用照明のカラーに少し工夫を凝らしました。サッシは錆の浮き出たスチール・サッシの筈なんだけど、まだ錆が十分に浮き出てはいないのが少し残念。

 中に入ると、床は外装に使用したベネツィアン・ガラス・モザイク・タイルステンレス・モザイク・タイルの組み合わせ。ステンレス・モザイク・タイルは正面の入り口のドアまで一直線に続いている。
 照明はメタリック・シャンデリアのKilala (キラーラ) 7個を直線的に天井から吊るしました。日本ではあまり馴染みが薄いメタリック・シャンデリアだけど、欧米の店舗にはもう既に広く使われているので、今後は日本でもかなり普及してくると思う。店舗だけではなく、このKilalaは価格的に見ても住宅のシャンデリアとしてもかなり使用されてると期待してます。写真はKilalaの大なんだけど、住宅ではもう少し小さいサイズでいいと思うので、価格はなんと 58,000円なので、気楽に使って貰えるといいなと思ってます。
 
 写真には写ってないけど、置いてあソファーはご存知クラシックな Black Mink。このBlack Mink、発売以来けっこう商業空間でも使用されてきている。福岡のお洒落なもつ鍋の店「やま中赤坂店」の入り口にはこのBlack Minkが二台も鎮座して迎えてくれます。お近くの方は一度見て貰えると面白いと思うのですが、ソファーだけで空気感ががらりと変わります。美容院のフェイティング・ソファーとしても使用されているのも見た事があります。これもソアァー一つでかなり印象的な空間になります。
 鏡はステンレス製のフレームを持つ「アーリア・ステンレス」。これもかなり印象的です
 OPEN は8月30日ですが、OPENに先駆けて熊谷隆志さんのスタイリングを実際に見て頂きながらの受注会を今日から28日まで開催してます。期間中は、今シーズンの扱い五ブランドの秋冬のコレクションを全て見て頂けます。
 ぜひ、一度ご来店下さい。

TITLE:GDC原宿店がOPENとか、PRADAの妖精とか・・

 今シーズンのPRADAのモチーフの「妖精」が、なんとPRADA表参道店の外壁の全面に描かれていた。
 かなりの迫力なので、一見の価値はあると思う・・ 
 ということで、今日は東京、南青山を歩いていたら、こんな巨大な「妖精」を発見して、なんか凄く得した気分になっている nabe です。

 先週末、GDCの原宿店がオープンしました。
 題して G GDC
 表参道からキャッツ・ストリートに入り、HHstyleを横目に見て進み、ポール・スミスの先に新店舗はオープン。
 内装は勿論、熊谷隆志
 そのオープニング・パーティーに出かけていきました。


貝印の100周年記念パーティーが終わってから駆けつけたので、少し遅れての参加でした。
 会場に入ると、もうパーティーは既に佳境に入っていて、もう大混雑で大騒ぎ。
 店舗の中は、もう喧騒の渦
 熊谷さんも上機嫌でパーティー参加者の一人、一人に挨拶

 正面の壁はフレスコ風に描かれている。
 面白いのは、その描かれた壁の一部に本当の扉があり、そこがトイレになっている。
 一種の騙し絵ですね。

 店内に使われている古い照明器具
 目黒通りで熊谷さんが発見したそうだ。
 天井の塗装もなんかいい風合い、、熊谷さんに「天井の塗装は何ですか?」って聞いたら、
 熊谷さん曰く   「手で塗った」

 内装も使われている照明、什器も興味深い。
 全体のインテリア・コーディネートも一つ間違えばバラバラになってしまう、一昔前の言葉だと「ださく」なってしまうという、微妙な一線でバランスを取っている感じが危うくて、それがインテリアに何とも言えない妖しい魅力を与えている。

TITLE:「Loveless」、はやく行かないとなくなっちゃう!!

 「愛の無い」店が、、なくなってしまうかもしれない。
 私が東京で一番好きなセレクト・ショップ、、ご存知、南青山の「Loveless」のディレクター吉井さんが6月でLovelessを去る事になったそうだ。事情はよく分からないが、三陽商会との契約が6月で切れて、契約の更改はしないらしい。

 オープン以来,東京のセレクトショップの光景をがらりと変えたのは事実で、「Loveless」的なセレクションを真似をしてきているセレクト・ショップも珍しくはなくなってきた。
 このラブレスからスポット・ライトを浴び始めたデザイナーやブランドを上げれば数知れずというくらい、セレクト・ショップという面だけでなく,日本のファション・シーンさえも大きく変えてきたと言っても過言ではないと思う。
 吉井ディレクターが去った後の「Loveless」がどうなるのかは聞いてはいないが、いろいろな噂は飛び交っているが、どれも確認は出来ていない。何れにしても,ショップの形態やセレクションは6月以降は大きく変わってくるのだろうと思う。

 吉井ディレクターはラブレスを去った後は、バッグの「GOYARD」の仕事に携わることになったと、先日正式な発表があったそうだ。

 何れにしても、私の場合は南青山で行く店が確実に一つ減ったということだ。
 まだ、、「Loveless」に行った事がないファション好きの方々、6月までなので、一度は行ってみて下さい。
 「Loveless」では,来週から「スヌーピー・コレクション」が始まるそうで、写真を見る限りでは、なかかお薦めかもしれない。