TITLE:V-Land INOの新しいPVが出来ました

「V-Land INO」の新しいプロモーション・ビデオが完成しましたので、6月のHPでの公開に先駆けてここ「nabe forum」でお披露目します。

 このビデオに登場するモデルのスタイリングは、私がこよなく愛して止まない南青山のセレクト・ショップ「Loveless」にお願いしました。キッチンだけでなくファションにも注目してください。

 それと、キッチンの背景にはソットサスの「カールトン」を使いました。これにも注目です。有名な家具ですが、実物を見たことがある人は少ないと思います。7月始めに六本木にオープンするTOYO KITCHEN STYLEの新しいショールームには展示される予定ですので、ぜひ自分の目で確認してください。
 色彩のバランスと、形状のバランスが紙一重の処でかろうじて保たれているのがとても不思議です。ソットサスならではの作品です。余談ですが、アムステルダムのサザビーオークションでこの「カールトン」が330万円で落札されたようです。
 セットに使われているものは、カールトンの他には、照明はパトリシア・ウルキォラの「カボッシュ」のLサイズ、ダイニング・チェアーとソファーはTOYO KITCHEN STYLE「NewYork 」シリーズです。

TITLE:GDCの秋冬の展示会に行ってきました

 ブログでも以前に書いたこともあります、カリスマ・スタイリストの熊谷隆志さんがディレクションしているGDCの秋冬の展示会に行ってきました。場所は、世田谷の住宅街、車の修理工場の二階という意表を突く場所で行われます。
 ブランド名はGDC、、そして兄貴ブランドのVENTURAが彼のディレクションです。

 展示会は、最近のGDCの勢いを現すように、前回より更にバイヤーの数が増えてて、熊谷さんのファンの私としても嬉しく感じました。熊谷さんの話では、一昨年より少しブランドに火がついたようで。スタッフも30名近くに増えたそうです。
 コレクションの内容は、ブランドの勢いもあると思いますが、以前よりもスタイリスト・ブランドとしての奔放性を強く感じました。熊谷隆志の本領発揮ですね。
 彼の表現では「飛び道具」と言ってましたが、従来のラインからは少しかけ離れた距離にあるスタイリングの服も以前よりも増えていて、ブランドとしての膨らみも強く感じました。この「飛び道具」という表現が好きで、個人的にはこの「飛び道具」こそが熊谷隆志の真骨頂のではと思うこともあります。以前に「GDCのムック本」に読者モデルとして私が登場した時に紹介した『穴の開いた、クラウン・モチーフのセーター』も当時としては飛びすぎた感じもしましたが、数年経つといろいろなデザイナーがこのモチーフを使い始めました。ファスナー付のスニーカーも、今では普通になりつつありますが、これも随分前から彼のコレクションで登場してます。
 今年の「飛び道具」ですが、以前に彼の事務所で見かけた、パリの舞台衣装のコレクションからのイメージだと思うのですが、コットンのナポレオン風ジャケット、グリーンやRICO辺りから出てるものより、より舞台衣装に近いイメージでかなり気に入って即オーダーしました。こういった「飛び道具」は生産量も少ないので、このブログを見ているGDCのファンは、即ショップに予約されることを勧めます。

 写真は展示会会場での熊谷氏とのツーショット、私も熊谷流に腕を前に組んで見ました。ちょっと照れてますね。

 GDCの展示会の会場から、熊谷氏の案内で、最近彼がディレクションを始めた「QUICK SILVER」の展示会会場へと移動しました。QUICK SILVERは言わずと知れたサーファー・ブランドで有名ですが、最近服を始めたのです。イメージとしてはVENTURAのカジュアル版という感じで、ちょっと毛色が変わって面白かった。

 会場で見かけた、秋冬のモチーフの「ビンテージ・アロハ」をそのままサーフボードに貼り付けたい板。熊谷氏専用とのことでした。

 この「ビンテージ・アロハ」のモチーフですが、一見して迷彩に見えるのです。迷彩よりは上品で、落ち着いた感じに見えるのが面白かった。このモチーフのスキニーのパンツと、ジャケット、、とても素敵でした。

TITLE:ドイツ人はスニーカーが好き?

 ファション的には見るべきものがないケルンですが、スニーカーだけは例外のようです。市内の目抜き通りにはスニーカー・ショップが多く並び、そのバリェーションときたら、驚くべき種類です。

 日本でズート探していて、先日ようやく新宿伊勢丹で見つけたコールドのスニーカーですが、ドイツのショップには溢れていました。最終日にどれか買おうと思ってたけど、昼食を食べてホテルの部屋で休んでるうちに寝てしまった。 ちょっと悲しい!

 最近個人的にちょっとハマッテいる「コンパース」ですが、ドイツにはこんなに種類がありました。日本では見たこともないバリエーション。これも、買おうと思ってたけど、寝てしまって変えなかった(涙)

 

 ついでにBangの電話機までゴールドで発売されていた。サローネのレポートではゴールドはインテリアに持ってくるのは難しいのではないか?と書きましたが、ドイツの田舎でもこれだけゴールドが溢れていると、ゴールドもありかなって思い始めています。
 余談ですが、6月1日に岐阜のスタジオがリニューアル・オープンしますが、パティオの骨組みの塗装色をシャンパンゴールドにしました。まだ見てないのですが、昨日写真を見せて貰ったけど、これなかなかいいかもしれない。

TITLE:サローネ2007(7) milano fashion編

 今日はサローネを離れて、市内のモンテナポレオーネ界隈のwindow shoppingをしながら、ミラノファッションの最新事情の話をします。
 ご存知と思いますが、ミラノ・ファッションの中心的なショップはミラノの中心であるサンバビラからモンテ・ナポレオーネ通り、それとそこから分かれるスピーガ通りに殆ど集中してます。従って、この辺りをうろつけばミラノ・ファッションの定点観測なるものが出来るわけです。有名なインテリアショップもこの辺りに数多くあり、まさにインテリアとファッションの融合が進んでいるとも言えます。事実、アーキテクトの中にはバッグやベルトやアクセサリーのデザインをする人は珍しくありません。このことがファッションとのトレンドとインテリアのトレンドの関連性を強めている理由だと思います。
 ミラノ・ファッションや世界の先端ファッションを見るとことで、インテリアの次のトレンドが予測できるというのが私の持論です。 そんな視点でこのレポートを読んで頂ければ、インテリア関係者の方も面白いと思って頂けるかもしれませんね。
 今回のミラノはゴールド、シルバーの洪水でした。日本でもメタリックな素材は徐々に一般的になりつつありますが、ミラノはこれが徹底されていました。
 まずはクローム系シルバーからです

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 左はクリッツィアのロング・ドレス、右はベルサーチのロングドレス。どちらもメタリックなクローム調の質感を持つ美しいドレス。価格は知らぬが華なんでしょうね・・ 

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 クリッツィアのカットソー、薄く透ける素材に散りばめた光り輝くシルバーの模様は何で出来ているのだろう?触ると溶けてしまいそうな繊細な質感がはかなげで好感が持てる。

















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 日本でもかなり一般的になってきたクローム素材の靴とサンダル、、サンダルにはスワロフスキーが埋め込んである。
 次にゴールド素材はどうなのか?

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 ロベルト・カバーリのゴールドのベルト、ミラノで最も華やかで高価なブランドだ。ゴールド使いがとても上手い。このブランドはあまりに高価すぎて、日本では殆ど見かけないかった(最近新宿高島屋に店ができたらしい、、)。でも、セカンド・ラベルであるジャスト・カバーリやCLASSは若い女性の間ではかなりブームになっているのだけど、、、



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 ゴールドのサンダルとトップスとバッグ、、日本ではあまり見たことがないブランドだった。私が知らないだけかもしれない。

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 お馴染みのドルチェ&ガッバーナは、なんとマネキンまでゴールドだった。店内にはゴールド素材の服やアクセサリーが溢れていた。
 クローム系シルバーとゴールド素材は、実は5年前程から徐々にファッションに取り入れられ始めてきた。2007年の秋冬のコレクションを見ても、ゴールド・クロームのトレンドは当分続く気配だ。日本でも今年になってかなり溢れ始めている。
 「ファッションのトレンドがやがてインテリアのトレンドとなる」というのが私の持論だが、その持論で行くとインテリアにもクローム・ゴールド系の素材が入ってくる筈だ。事実、今回のサローネでもその気配は感じられたし、ミラノではゴールドを基調としたインテリアのレストランもオープンしている。
 ゴールドは住宅のインテリアでどう使っていくのかというのは、ちょっと考えないと難しいかもしれないが、クローム系シルバーはそんなに難しくないと思うし、今後店舗だけではなく住宅のインテリアにも取り入れられてくると思っている。昨年Grand-Bay INO V-Landでビッグウェーブとクロームメッキのハンドルの組み合わせのキッチンを発表したのも、そんな背景から見て貰えると分かりやすいと思う。


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 カルテルはファッションとのコラボレーションを積極的に進めていた。左の写真はMOSCHINOとのコラボ、真ん中の椅子はなんと安全ピンが敷き詰めてある。右の写真はETROとのコラボ。写真には撮れなかったが会場ではドルチェ&ガッバーナの豹柄の布を張った椅子がカルテルから出品されていた。

TITLE:アメリカインディアンのファション、、なんか凄い

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 今日はファションの話題です。
 ワシントンDCに「National Museum of the American Indian」という国立博物館がある。日本語では「アメリカ・インディアン国立博物館」という事になり、ネーティブ・アメリカンの歴史、伝統、文化を紹介する為の博物館だそうです。





 この博物館で来年の1月までの特別展示で「Identity by Design Tradition, Change, and Celebration in Native Women’s Dresses」というエキジビションが開催されている。ネィティブ・アメリカンの伝統的な女性の服が展示してある。

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 ネットをさ迷ってて偶然に見つけたのだが、その服の美しさに感動して、眠気もどこかに飛んでしまった。色使いといい、細工の精緻さといい、模様の美しさといい、しばし見とれてしまった。全てはブログ上では紹介できないので、ファションの好きな方だけではなく、インテリアの好きな方もぜひこの特別展示をWebで体感して下さい。ファションもますますデコラティブの方向にベクトルが向かう中、こインディアン・モチーフというのは一つの可能性かもしれない。




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 そう思ったとき、今期のGDCで熊谷隆志さんがインディアン・モチーフを使っていたのを思い出した。彼は、写真家であり(MacPowerの表紙の写真は彼の作品)、スタイリストであり、DJであり、GDCとVenturaというブランドのディレクターであり、最近はサーファーだそうだ。ともかく才能溢れる人材だ。
 以前にブログでも紹介したように、熊谷さんに頂いた今期のGDCの服が最近自宅に到着したので写真に撮ってみました。クッションとG-ジャンです。インディアン・モチーフがカワイイ!!

TITLE:世界のアパレル・チェーンは?

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 先日H&M について書いたときに、そういえば世界のアパレル・チェーンに関して、名前は知っていても実際の店舗数とか、企業規模について何も知らないことに気が付きました。



 それと、日本では最大規模ユニクロですが、世界の中での位置づけはどうなんだろう?という素朴な疑問もありました。
 で、、ちょっと調べてみました
           GAP     INDITEX(ZARA他)   LIMITED     H&M    
売上高    1兆8717億円   1兆2654億円    1兆2526億円  1兆1354億円
(前年比)    (99.5%)    (121.6%)    (110%)  (111.7%)
営業利益     1378億円    2093億円      1380億円    2539億円
(前年比)   (67.3%)    (124.0%)    (119.4%)   (116.1%)
<売上比>    <7.3%>    <16.5%>    <11.0%>    <22.4%>
期末店舗    3131店舗       3131店舗   3798店舗     1345店舗
        (102.6%)   (116.3%)     (105.8%)   (112.7%)
推定1店舗     5.9億円     5.5億円      3.9億円     10.2億円
あたり売上高

時価総額
    1兆6906億円  4兆3212億円    1兆2339億円  4兆8412億円  



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 売上規模としてはGAPが一番なのですが、成長率ではZARA、利益ではH&M という事になるようです。GAPは新聞等でも報道されているように、売上は減少して利益もかなり減らしているようですね。

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 では、ユニクロは世界ではどの辺りの位置づけになるのでしょうか?



売上高       4488億円、
(前年比)       (116.9%)
営業利益       703億円
(前年比)      (124.1%)
<売上比>     <15.7%>
期末店舗      1632店舗(ユニクロは703店舗)
推定1店舗
あたり売上高      3.5億円
時価総額      9589億円
 世界のトップ・チェーンと比較すると、売上で約三分の一、利益では最も利益が多いH&Mに比較すると四分の一強、時価総額でも四分の一という事になります。しかし時価総額4兆円を超えるって、日本だとどんな会社があるのか調べてみました。三菱商事が4兆5千億、KDDIが4兆4千億、デンソー、三井物産、東日本鉄道となると、何れも時価総額4兆円を切っている。これを見ても、これらの世界的アバレル・チェーンはとんでもない会社だということです。
 ユニクロも感覚的には巨大だというイメージはありましたが、世界とはこんなに差があるとは知りませんでした。ユニクロはこんなに圧倒的に規模の違う相手に世界市場でどう戦うのだろうと興味はつきません。 また、日本市場はGAPZARAの進出で変わったように、これからH&M の進出、Limitedの進出と続いた場合の変化はどうなんだろう?経営に携わる者としても、注目していきたいと思ってます。

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 写真は2008年に原宿に建設されるH&M 一号店です。
 やはり日本市場だけを相手にしている会社と、世界市場を相手にしている会社は、自ずと企業規模が違ってるということだと思います。例えば、携帯電話がDOCOMOの方式が世界で孤立したという事もあって、日本の携帯電話のメーカーが日本市場だけを相手にしているうちに、世界の携帯電話の市場は爆発的に拡大した事は良く知られてます。その結果、日本の携帯電話のメーカーは生産規模でNokia、MotorolaやSumsungに大きく引き離されて、世界の市場で競争できなくなってしまいまいました。
 家具の世界でも、IKEAの日本進出やら、サローネに行かれる方が恐らく実感されると思うのですが、その規模の大きさと多様性、、こういうのを目の当たりに見せられると、日本の市場でしか通用しない日本のキッチンや家具産業が今後どうなってしまうのだろうという危機感を持たざる得ないのです。

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 余談ですが、リミティッドというアパレル・チェーンについてはあまり知りませんでした。調べてみると面白い会社ですね。「Limited」という一つのブランドだけではなく、グラマラス系の「ビクトリア・シークレット」とか、ヤング・カジュアルの「エククスプレス」とか、スキンケア用品からフレグランスまでブランド化しているようでとても面白い。同じものを大量に販売するというイメージが大手のアパレルチェーンのイメージですが、これだけ大きな規模で、これだけのセグメント化を進めているとは、ちょっと驚きです

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TITLE:マドンナとH&MとYCAMI

 H&Mという欧米を中心に展開しているアパレル・チェーンがある。
 世界中に23カ国、ショップ数は1300店舗というから、まあ巨大なアパレル・チェーンだ。ショップ展開はかなり積極的で、2004年には業績不振でドイツから撤退したGAPのドイツ国内の全店舗を引き継ぐ事で、ドイツでのシェアーを大幅に引き上げた。日本での展開は2008年に原宿に第1号店がオープンする予定ということなので、まだ日本にはショップはないという事になる。
 価格帯としては普及価格帯だが、有名デザイナーやタレントを使ってのライン・アップを発売する事でも有名。数年前にシャネルのデザイナーでもあるカールラガーフェルドをデザイナーに起用して発売したT−シャツは欧米で爆発的に売れたことは記憶に新しい。
 最近のユニクロの戦略をみると、このH&Mの戦略をかなり参考にしていると思われる。
 このH&Mで、最近マドンナがプロデュースした服を発売して評判を呼んでいる。
 そのマドンナの服のキャンペーン・ポスターに、うちが日本の総代理店をしている、イタリアの「YCAMI」社の家具が使われたので紹介します。



 写真に掲載されている家具は2点あり、一つはマドンナが座っているスツール、ヴァレリア・ズガヴェッロ、もう一つは写真の左にあるテーブル、イプシロンです。どちらの商品もセット写真に使われています。お時間のある方はTOYO KITCHENのHPで探して見て下さい。
 マドンナ、格好いいですね!!

TITLE:愛のないバッグ達

 「愛がないバッグ」と言っても、「愛がない」訳ではない。私の大好きな南青山の「Loveless」という服屋さんで見つけたゴージャスで可愛いバッグ達です。

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 スワロフスキーを散りばめたキティーちゃんのパーティーバッグです。とても可愛い、、けど、値段を見たらちょっとびっくり。アメリカではかなり有名なバッグらしい。でも、キテイーちゃんって、サンリオでしょ。こういった日本のキャラクターが世界的な広がりで通用するようになったというのは、かなり凄いと思った。そういえば、D&GのT-シャツにスーパー・マリオを使っているのを見た事がある。

 同じくスワロフスキーを使った「豚」のバッグ。とても可愛いし、個人的に一瞬欲しいと思ったけど、値段を見て止めた。実は「豚」キャラってかなり好きなんです。きっと宮崎駿の映画「紅の豚」を見て以来だと思うのだけど、実はこのアニメ20回以上は見たほど大好きです。 
 有名なセリフ「飛べねぇ豚はただの豚だ」を自分で言いたくて、風呂に入って、小声でちょっとささやいてみたりして、、気分はポルコ・ロッソ

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 ちょっと余談になるけど、イタリアのアマルフィーからカプリ島に行く船の上で、この「紅の豚」に登場するホテルアドリアーノの島にそっくりな島を見つけたときは、暫く興奮した。でも、ホテルアドリアーノはアドリア海の設定なので、ただの勘違いかもしれない。
 ポルコを愛して止まないホテルアドリアーナの女主人「マダム・ジーナ」の歌声がアドリア海に沁みていく。
 ジーナがつぶやく、「3年待ったわ、もう涙も枯れちゃった

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 次は細工が素晴らしいゴージャスなバッグ達です

                                                                                                                           左のバッグは大小のスワロフスキーと精緻な金具細工が組み合わせれたゴージャスなバッグ。とても華やかで、最近のファションのトレンドを反映した、いま一番旬なデザインかもしれない。
 右のバッグはクロコダイルのバッグ。クロコというだけで独特の雰囲気と存在感が立ち上ってくる。持ってると、かなり目立つと思う。

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 最後は、スネーク・モチーフを止め金具に使ったクラッチ・バッグ。スネークがまるで生きているように感じられるほど、細工が精緻で、素晴らしい。
 ビトンやエルメスやシャネルのようなブランド物のバッグが一般的には人気を博しているが、こういった一品物に近いバッグの方が私は好きだ。一つには、やはり細工のレベルが格段に違うというのと、ブランド物のバッグで自分を表現するのが難しいと思う。持論だけど、ファションというのは、自分を外に向けて表現する手段だと思っている。ブランド物のバッグでは、あまりにも大量に生産されているので、沢山生産されたものでは自分を表現するのは難しいと思う。
 最後に、、飛べねぇ豚はただの豚だ」

TITLE:「green」の2007年秋冬コレクション

 「green」というデザイナーズ・ブランドがある。

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 日本人の夫婦のデザイナーで。いま東京で最も注目されているデザイナーの一人だ。
 東京を中心の販売なので、地方で扱っている店は少ないし、東京でも扱ってる店がそんなに多い訳ではない。まあ、所謂「服好き」の人の服だと思う。そのコレクションの招待状を貰ったので行ってきた。国立競技場の敷地の中の、屋根のある場所に特設会場を作ってのコレクションだった。勢いのあるブランドなので、かなりコレクションも金がかかっているのが良く分かる。
 コレクション会場の入り口、白い絨毯と、白いカーテン、かなり幻想的な雰囲気で、コレクションーの期待感を演出している。なかなか見事だと思う。

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 コレクションの招待者だけに配られた記念品。中身は膝掛け毛布とロウソク、、膝掛けは寒さ対応だと思うが、ロウソクというのはちょっと意味不明。でも白い袋に包まれて、コレクションのイメージを良く表現している。
 ショーが始まった。

                        
座ってるお客だけでなく、後ろにずらりと立ち見客が並んで、会場は満杯状態。立ち見に客には記念品がないので、どうも座ってる客が正式招待者らしい。席にも「Reserve」の札がかかっていた。

 コレクションは最近のグリーンの変化を感じさせる内容で、シンプルで、しかもラインが美しく、 green らしい丁寧なデザインで好感が持てた。それと、モデルが凄かった。こういたコレクションは何度も見ているが、ここは特別だった。きっとパリあたりでモデル・オーデションをして連れてきたのだと思う。背の高さ、足の長さ、顔の小ささ、見事に揃っていて驚いた。

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 コレクションが終わるとすぐ横がパーティー会場。シャンパンを少し頂いて、顔見知りのファション関係者と少し雑談をして帰った。

 デジカメでコレクションの風景を少しクリップしたので、U−Tube経由でアップロードしてみた。

TITLE:「後悔」という名前の人形

 南青山に「Loveless」という服屋さんがある。                                                                                                                                                

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 比較的新しい店なのだが、いま東京で最も熱いセレクト・ショップの一つだと思う。
 その店から「リグレクト」つまり、「後悔」という名前の人形が発売された。
 この人形が僅か三日間で完売したそうだ。

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            写真は三枚あるが、どれも同じ人形で、頭に被るものによって、3タイプに変身するという面白い人形だ。でも、これがどうして「後悔」なのかは、この店をディレクションしている吉井さんに聞かないと分からないかもしれない。

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  このラブレスというお店は、服好きにはあまりに有名な店なのだが、一般的にはあまり知られていない。扱っている服は「ジュン・ガリアーノ」とか、「ラフ・シモンズ」とか、輸入物も多く扱っているようだが、この店のハイライトは、いわゆる「ドメステイック」と呼ばれる、日本のデザイナーの服だ。お約束の「マスターマインド」とか、「Green」とかのコレクションの発売日には行列が出来るほどだ。
  表参道から根津美術館に向かって歩いていくと、PRADAの南青山店があるが、ラブレスはその向かいなので、服好き、インテリア好きなら、ちょっと覗いてみても面白いかもしれない。                    
  余談になるが、いま「V−Land」のプロモーション・ビデオを制作中なのだけど、モデルのスタイリングをここラブレスにお願いした。V−Landのビデオの中身だけでなく、モデルの服装にも注目して欲しい。