TITLE:今日はクリスタル・キッチンの内覧会です

 今日、明日の二日間は六本木の「Meuble」で、Meuble オリジナル・キッチンの第一弾「INO Meuble Crystall」の内覧会です。 世界で初めてキッチンにスワロフスキー社製のクリスタルの粒を散りばめてあります。 とても、美しい。
 (一般への公開は26日からになります)
 六本木ムーブルのオープン記念の講演会でもお話したのですが、これからのキッチンは同じ趣向を持つ、一つの市場として捕らえるだけでは理解でなくなると思っています。キッチンは単なる料理をする道具から、コミュニケーションや家族の団欒をもたらすイメージとしてのキッチンに変わってきました。では、次の時代のキッチンはどんな切り口なのでしょうか?私は、それはキッチンの「美しさ」だと思っています。その「美しさ」という切り口で、どんなキッチンが提案できるのか?その答えが今回の「クリスタル・キッチン」です。
 私ごとですが、こういった特別の内覧会を開催する時には、その発表する製品のテーマに合わせたファションを考えて着ることにしています。最初はお客様にちょっと奇異な目で見られてましたが、つまりテーマに合わせると、とても社長には見えないという事なんでしょうね。でも、最近ではお客様の中には、私のファションを興味津々で期待してみえる方もお見えになるようになり、私も半分、癖というか、、ちょっと楽しみにもなってしまいました。
 今回の内覧会はクリスタルなので、当然ファションもクリスタルが付いたもの。
 写真は本日着用予定の、バックにクリスタルを散りばめたジャケットです。

TITLE:HERMESも豹柄

 サントノーレと言えば、有名なのはHERMES本店。
 ショーウィンドウには豹柄とクロコ・グッズが所狭しと展示してあった。

 珍しい豹柄のケリー

 これも珍しい豹柄のボリード
 豹柄の流行がついにHERMESまで来たか、、そんな感じかな?
 ため息が出過ぎて写真を撮るのを忘れてしまったが、クロコ・グッズもHERMESショーウィンドウを埋め尽くしていた。あまりに高価すぎるクロコ。例えばクロコの男性用のロング・コートの価格を見たら 1500万円だった・・・ 凄い!
 そんな高価なHERMESだけど、店内に入ると、まるでバーゲン会場のような混雑。明らかに接客の順番を待っていると思われる客ばかり。久しぶりに店内に入ったのだけど、何か以前と店内の印象が違う。何が違うのだろうと、よくよく見たら、以前は溢れていた日本人の数が圧倒的に少ない。買い物を実際している客も、日本人は少数で、溢れかえっている客の大半が欧米系かアラブ系。
 世界的な富裕層の台頭に取り残された日本。高城剛の言う「日本の国力がここ10年で4位から24位に大転落」という言葉を象徴するような光景だった。
 同じような光景はHERMESの向かいにある「Dolce&Gabbana」でも見た。高価なDolce&Gabbanaの服の試着を繰り返し、買う事を決めた服は近くのソファに積み上げて、まるでバーゲン会場のように服を買っているお客が溢れていた。ネクタイを一本だけ買いたかったのだが、店員は忙しく走り回り、誰も相手にしてくれない(涙)
 ここでもお客で日本人は皆無。買い物をしている客は全て欧米人かアラブ系。
 日本の国力は世界的に見て、明らかに落ちてきているというのは、ヨーロッパに出張する度に感じてはいたが、実際にこんな光景を目の当たりに見ると、やはりかなりショックだった。

 最後の写真は、世界で最も高価なファション・ブランド「 Roberto Cavalli」の店頭に飾ってあった豪華なパーティードレス。ちょっと話はそれるけど、この服もメタリック。どのファションブランドもメタリック・テーストの服を一斉に発売し始めた。インテリアのトレンドはファションから始まるとしたら、インテリアの次のキーワードは、やはり「メタリック」だと思う。

TITLE:「トヨリアン」 って何?

 先日某所で「トヨリアン」という言葉を聞いた。
 「トヨリアン」??  何?って聞くと、、
 TOYO KITCHEN の熱烈なファンの総称として、そんな言葉があるそうだ。
 過去には、商品を見て「独断と偏見」と言われたら、「唯我独尊」なんて反論したりして、、、 「これじゃ売れないよ」って言われたら、「そぉーー」ってとぼけたりして、、、 でも、自分なりの価値観で商品創りをしようと決意して、30年近くになるのだけど、最近ではTOYO KITCHEN ファンが増えたというのは実感として感じるようになってきた。
 でも、名前まであるって聞いて、なんかとても嬉しい!

TITLE:麻生太郎の思い出

 30代の頃は青年会議所という団体に入っていて、いわゆるJCと呼ばれる団体なのだけど、もともとこの団体は各地方での組織がベースになって、その集合体としての中央組織である「日本青年会議所」というのがあり、私の場合は地方組織というより、その中央組織である「日本青年会議所」の国際室という部署で主に活動をしてました。
 日本青年会議所をさらに統括する組織として国際青年会議所(JCI)という組織があり、ここで長尾源一という男に出会ったことが、この組織にのめり込んでしまうきっかけになったわけです。長尾源一という男というか、大先輩なのだけど、たまたまこの国際室に属した最初の年に、彼はJCIの会頭をされていました。簡単に言うと、この先輩に憧れてしまったわけです・・ この話は後日また。
 その当時、この国際室で世界の会議に出席すると、何故かいつも出席されていたのが、表題の麻生太郎衆議院議員。当初は一体彼は先輩なのに国際会議で何をされているのだろうと、ちょっと怪訝な思いで見てましたが、あるときに彼の国際会議で何をされているのかというのを見て、腰を抜かしました。
 JCIはもともとアメリカが本部だし、アメリカで発祥したということもあって、会頭の人事権は欧米の独壇場だったそうです。アジアから会頭が出ることも少なく、欧米主導型の組織だったようです。
 詳しい事情は不正確で、よく分からない部分もありますが、それではいけないと考えた日本人がいたそうです。お会いしたことはありませんが、前田完治という大先輩が、アジアのJCを一つにして、一部北欧のJCを仲間に入れて、欧米型であったJCIの組織をアジア主導型にした、いわばクーデターのようなものかもしれませんね。
 その前田完治さんが作り上げた組織の最後の仕上げをしたのは、いま話題の麻生太郎だったのです。
 この組織は麻生太郎が独裁的に仕切っていたわけではなく、また、JCという組織から考えても、各国のJCの利害は互いに交錯するのが常ですから、麻生太郎が主導権を持ちながら、各国の利害を調整するという事ですね。当時、アジアでは、フィリッピンのディビッド・チャン・スウと香港のソニー・ユーという二人の大物がいて、彼らとの話が調整がメインだったようです。
 ここでは、麻生太郎は独特の英語と、語り口を駆使して、アジアのJCを一つにまとめていたようです。それを目の当たりにしたとき、凄い男がいるもんだと、それこそ、先ほどの話じゃないですけど、腰を抜かすほど驚きました。上には、上がいるものだというのが、当時の正直な感想でした。
 彼のアジアに於ける人脈は凄いものがあります。そういう意味で外務大臣になったときは、私自身もかなり期待していましたし、彼の外交に於ける動きは天才的なものがあるように感じます。新聞によると、今回自民党の幹事長に就任されるそうです。大いに期待したいと思っています。

TITLE:動物モチーフにちょとはまってます

 六本木ムーブルのオープン記念に発売して瞬時に完売した「Fring Pig」以来、ちょっと、動物モチーフが気になってます。秋には、動物モチーフの小物を「Meuble」で発表する予定もしていますので楽しみにして下さい。
 売り物ではないのですが、動物モチーフで最近集めた写真から、、ちょっと紹介してみます。

 ブルドッグが篭を背負ってますね。今風のカラーメタリックでかなり可愛いと思いませんか。ちょっと探してみようと思ってます。もし、仕入れられたら「Meuble」で展示しますね。

 猫足ならぬ、犬足のテープル。犬足っていうのは、なかか見たことがないけど、知らないのは私だけかな?結構、一般的だったりして(笑)

 単なる亀の置物、、みたいだけど、実はスツールらしい。
 まだ、いろいろあるけど、今日はこの辺りで、、
 実は、これから工場の恒例のバーベキュー大会なので、これから出かけます。

TITLE:空気清浄機、、これは凄い!

 我が家には愛犬が2匹いる。
 一匹はミニピンシャー、彼はTOYO KITCHENのカタログにも登場しているので、お好きな方は過去のうちのカタログから探して見てください。もう一匹は左の写真のロングチワワ。カメラを向けると目をそらせる、カメラ嫌いのルッカ君。カワイイのだけど、どうしても自宅が犬臭くなってまう。

 暫く家を空けて帰ってくると、特にその臭いが気になるので、空気清浄機や脱臭機をいろいろ試してはきたけど、どうもこれといったものに出会わなかった。要するに、カタログや店頭のPOPは凄いことが書いてあるけど、使ってみると大したことはない。所謂「看板に偽りあり」ということだ。

 ちょっと前の週末に電気屋さんの店頭で「150倍の脱臭能力」というPOPを掲げているFujitsuの脱臭機を発見。また、いつもの「看板」かなと一瞬思ったけど、どうも「150倍」という数字が気になった。10倍とかならまたいつもの、、って思うけど、なんせ数字が数字なので。一度騙されてみようと思ってしまった。

 使ってみて、これはちょっと驚いた。一晩動かしただけで、翌朝愛犬が寝てる部屋を開けると、まるで臭いが感じられなかった。カタログによると、フィルター交換不要で、花粉とかを除去する空気清浄機能もあるとか、、いったいどんな仕組みになってるんだろう?
 室内の臭いに悩んでいる方、一度騙されたと思ってお試し下さい。

TITLE:銘菓発見

 

 歩いてたら電柱にこんな看板を見つけました。
 「ぶすのこぶ
 どんなお菓子なのか、興味津々で遂に探し当てました。

 意外と普通のお菓子でした。
 「ぶすのこぶ」というネーミングはどこから来てるのかは不明!
 Googleで検索してみました。

 むかしむかし、この渓流にまことに美しい瀬音のきけるくぼ地がありました。そこにブシと呼ばれるゆかいなアイヌの一族が住んでいて、お天気のよい日には、日当たりのよいそのくぼ地に仲間が集まり、酒を汲み歌い踊って楽しい毎日を過ごしていました。そしてそこには、たくさんのゆかいなカニ達が住み、ブシ達とたわむれ遊んでおりました。秋ともなると瀬の小石は、カニや小魚のコロコロした可愛い真珠のような玉子で黄金色に見えるほどだったとか。
 この地域一帯を「ぶすのこぶ」というのはアイヌの方言(ブシ)がなまってブスになり、アイヌが好んで集まったくぼ地(こぶ)になり「ぶすのこぶ」が生まれた、という伝説が語り継がれています。
(銘菓「ぶすのこぶ」より)

TITLE:INAXとTOTO

 TOTOINAX、、互いにライバル会社ですね。
 私だけが感じているのだけかもしれませんが、以前はTOTO、都会的なデザイン・オリエンティッドな会社、で、 INAX、田舎の会社で、ロゴはいいけど、デザインとは程遠い会社、、そんなイメージを実は私は思ってたのですが、最近、なんとなくですが、デザインというキーワードだけで感じるのは、この立場が逆転したような気がするのです。つまり、INAXのほうTOTOよりデザイン・オリエンティッドなイメージが強くなったような気がするのです。
 こんな事書いていいのかと思いながら、かまわず書いてる私です。
 こんな感じを持ってるのは私だけかと、私の友人、知人に聞いてみると、同じようなイメージを持ってる人って意外と多いのです。
 この2社が、ここ5,6年とってきているマーケッティング戦略を分析してみると、きっと興味深い結果が出ると思います。
 曰く、INAXはどうやってTOTOをイメージ的な部分で凌駕をしたのか?
 あっ、、この話は、実際の商売の話ではなく、あくまでもブランドとしてのイメージに限定した話ですので、誤解のないようにして下さい。

TITLE:ポールは偽者?

 40年前、「ポールマッカートニ」は実は亡くなっていて、今のポールマッカートニは偽者だというとんでもない噂が全米を駆け巡った。日本でも、この事件は多少報道されていたようなので、聞いたことがある人もいると思う。
 この噂は単なる噂だけではなく、まことしやかな根拠というか、証拠が3つもあったのでかなり信憑性を持った噂としてかなり根強く囁かれ続けた。

 最初の根拠は名作「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 」のジャケットにあった。ビートルズのメンバーの後ろに歴史的、現代的に有名な人物が背景として並んでいる。ポールの後ろだけを注目してみると、なんと彼の後ろにいる人物だけが全て故人だという。「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 」は亡くなったポールを追悼する為に作られたものだそうだ。事実、このアルバムだけが従来のビートルズとは音楽も少し趣が違っている。

 2つ目の根拠はアルバム「Abbey Road」のジャケットにある。写真でのポールは一人だけ裸足で、左利きにもかかわらず右手にタバコを持っている、路上に止められたフォルクスワーゲン・ビートルのナンバープレートが「281F」であるのが、もしポールが生きていれば28歳である(「28」「IF」)ことを意味している、白いスーツで長髪にひげを蓄えたジョンは「神父」、黒いスーツを着たリンゴは「葬儀屋」、スーツ姿で裸足のポールは「死体」、デニムシャツにジーンズ姿のジョージは「墓堀人」を意味しているという。

 最後の根拠は、ビートルズの音楽の中に隠されているという。隠されていたのはまたも「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 」の中にあった。アルバムに入っている「Lucy in the Sky with Diamonds」の最後に潜んでいた。この曲の最後の部分を、LPの回転を早めるか、遅くすると(どちらだったのかは忘れてしまった)、なんと間奏曲の間に囁くように「We buried Paul」(我々はポールを埋葬した)って聞き取れた時は、思わず背中を冷たいものが走った記憶がある。
 あれからもう40年も経つが、いまだにこの噂は一体何だったんだろうと思う。

TITLE:ミシェル・ゴンドリー監督とAirFrance

 ミシェル・ゴンドリーという監督がいる。最近ミニシアター系上映されている「The Science of Sleep」という映画の監督で、『エターナル・サンシャイン」の監督としても有名だ。内容は「夢では完璧なのに、現実では上手くいかない・・・・ ゛睡眠中゛に゛恋愛゛する極上のロマンチック・コメディー」ということで、見るとなんか幸せな気分にしてくれそうなので、こういう映画はきっと好きだと思う。
 以下は、その英語版の予告編

 ミクシーでのネット上の友人(マイミクと呼ぶ)の+ChicAさんという方から教えて貰のだが、このミシェル・ゴンドリー監督はもともと映像作家でTVCFやPVの作品も多いそうだ。 紹介して貰った「エアーフランス」のTVCFが素晴らしい、音楽と映像の美しいハーモニー。一度見たら忘れられない不思議なコマーシャル・フィルムだ。

 同じ監督のマイケル・アンドリュースのプロモーション・ビデオ、これも一度見たら忘れられない。

 ついでに監督は違うが「エアーフランス」のコマーシャル・フィルムから、、こんな休暇が過ごせたら最高なんだろうなと思う作品。こんなリゾート・ハウスが本当に存在するのだろうか?ここで時間を過ごせるだけで心が洗われそうだ。