TITLE:パリのオープンマーケットの八百屋さん

 サントノーレを少しだけ入った広場にオープンマーケットが開かれていた。
 日本でいうと南青山か銀座の路地を少し入った所にオープンマーケットという感じになるけど、日本ではそんなマーケットは中心街には存在しない。

 オープンマーケットには所謂八百屋さんがあって、見た事もないような野菜や果物を売っている。
 この左の写真の野菜は見た事ないけど、、何だろう?

 蔦に整然と並ぶように実を付けているミニ・トマト

 スモモの一種だろうか?
 でも良く見ると完全に違う。
 フルーツなのか、野菜なのか?

 かなり小振りのイチジク
 話しを聞くと料理用のイチジクらしいけど、、
 イチジク料理って何???

 こういう観光もなかなか面白いって思うのは私だけ??
 マーケットが開かれている広場の路面を見ると、テントのポールを立てるパイプが埋め込まれている。という事は、ここは常設的に開かれているマーケットなんですね。

 昨日。雑誌「GOETHE」の取材があった。
 なんか、時計特集で私が愛用する時計を撮影しながらいろいろな話しを聞くという、まあそんな企画らしい。
 この特集、結構人気があってシリーズ物になっているとか・・
 私が持ち込んだ時計は「ROLEX SEADWELLER Ref.116660」というモデルで、なんと水深3900mまで耐えられるという代物。あまりに非現実的なオーバースペックに感動して購入してしまった。
 プラクティカルな意味で物を購入する時は非現実的なスペックは意味をなさないが、物を所有する喜びみたいな動機で物を購入する時は、こういった非現実的なスペックにそそられてしまうのは私だけでしょうか?

TITLE:村上隆とベルサイユ宮殿

 ご存知とは思いますが、9月14日からベルサイユ宮殿で村上隆展が開催されています。
 この展覧会はフランス国内ではかなり物議をかもしているようで、右翼を中心に反対運動が起こっているという報道を目にします。つまり「フランス伝統文化」への冒涜ということらしいです。
 この展覧会、見たかったのですが、生憎パリ滞在期間中には始まってないので断念してました。
 でも、、展覧会前でも設置中の展示物がみられるという噂を聞いて、パリ市内から車で30分ほどのベルサイユ宮殿まで出かけて行きました。

 ベルサイユ宮殿の庭園側の池の前には、いままさに巨体な村上隆の黄金のカッパ像が設置され始めていました。
 なんか不思議な光景でした。
 日本人のスタッフが設置を指導したり、しきりにカメラのシャッターを切ってました。

 宮殿内部にももう一部の像の設置が完了してました。
 アニメチックな村上隆の像と、華麗なるベルサイユ宮殿のインテリア
 究極のミスマッチですね。
 でも、、なんか魅力的な空間にも感じました。

 ニコニコ・フラワーがベルサイユ宮殿の窓に飾られています。

 これこそ究極のミスマッチ、、
 村上隆とベルサイユの鏡の間
 フランス伝統文化と日本のアニメチックな村上隆の組み合わせ
 皆さんはどう思いますか?
 賛否両論はあると思いますが、こういった試みを一刀両断的に行う事が出来るフランスの芸術に対してのオープン・マインドは素晴しいと思いました。ベルサイユ宮殿に村上隆を展示するという事は、日本で言えば桂離宮に村上隆を展示すると同じようなもので、日本ではそんなことはあり得ないと思いました。
 
 日本のアニメ文化のフランスへの浸透度ですが、フランスの高級ニットメーカーである「ペラフィネ」が、アキバ系の「Mr.」のモチーフを使用を始めたのにも驚きました。
 日本のアニメ文化はフランスではかなり浸透をしているようです。

TITLE:スティーブ・ジョブスの伝説の卒業式スピーチ

 スティブン・ジョッブスが2005年スタンフォード大学の卒業式で行った伝説のスピーチです。
 以前から聞いてみたいと思ってたのですが、U-TUBEにしっかり上がってました。
 お盆休みのような自由な時間を使って、気ままにネットサーフィンしてて見つけました。
 暇な時間もたまにはいいものですね。
 ぜひお聞き下さい

 しかし、スピーチが本当にうまいですね。
 ここまてスピーチのうまい経営者は日本ではなかなかいないのと思います。
 私も時々頼まれて講演をするのですが、見倣いたいと思ってます。
 これからの経営者に求められる資質って何だろうっていろいろ考えさせられるスピーチだと思います。

TITLE:リーダーシップって何だろう

 殆どの経営者が日常的に自問自答する問に
  「リーダーシップって何だろう?」
  「自分はリーダーとして相応しいのだろうか?」
 こんな動画がU-TUBEに上がってた。

 あまり深く考えるとこはないという意味なのかもしれない。

 お盆休みも今日で終わりです。
  nabe forumを読んで貰っている皆さんはどんなお盆休みでしたか?
 お盆が終わると、何かとバタバタする毎日が始まりそうです。
 今月末にはフランス出張が控えてますし、どうやら9月末にはイギリス出張も入りそうです。
 そして、10月に入ると東京デザイン・ウィークが始まります。
 今年のトーヨーキッチンのデザイン・ウィークのイベントはかなり凄いことになりそうです。
 この話は、また後日・・
 考えただけで、頭の中がバタバタしそうです。

TITLE:美容室チェーン「EARTH」の社長宅のお披露目

 美容室チェーン「EARTH」の國分社長宅にINOが納入されました。
 そのお披露目のパーティーにトーヨーキッチンの担当者が招待されました。
 パーティーの写真の掲載の許可を國分社長から頂きましたので紹介します。

 建物の外観です
 場所は東京の杉並区の浜田山の閑静な住宅地の一角にあります。

 パーティー会場はご自宅のオープンスペースで、2階まで吹き抜けになっています。
 写真は2階から見たパーティー風景です。

 納入されたキッチン
 INO KOKUTAN
 右の写真はキッチンを上から見た写真です。
 このキッチンはオープンスペースに納入されたキッチンで、キッチンはこのこの他にも三階のご自宅にISOLA POSITANOが納入されています。

 オープンスペースの一角に國分社長の趣味のスペースが。
 フェラーリのF430やビンテージ・タイプのバイクやサーフボード、スノーボードも置いてありました。

 趣味で収集された家具の一部です。
 全てアンティークで貴重な家具です。
 お仕着せの家具ではなく、こうやって住む人の個性が垣間見えるような家具の方が私は好きです。

 庭に出るとタイルを引き詰めたプールがある。
 このパーテイーはちょうど桜の季節だったので、川沿いに並ぶ桜が満開だったようです。

TITLE:新製品「プロバンス」発表会ありがとうございました

 新製品「プロバンス」の発表会には沢山のお客様に来て頂きました。
 本当にありがとうございました。
 発表会は金曜日でしたが、昨日はGDCの2010年秋冬の受注会が恵比寿のGDC本社であったので、それに顔を出して、昨晩ようやく名古屋に帰ってきました。
 写真を少し整理してから、東京ショールームの展示については後日取り上げたいと思います。
 そうそう、、サローネ・レポート、、まだもう少し続きますので、興味がある方はまたnabe forumを覗いて見て下さい。
 次からは量産家具ではなく、少量生産されているアート的な家具です。
 最近私も含めてこの分野の家具に興味を持つ方が多いようですね。

TITLE:雑誌に掲載されました

 今月発行の2つの雑誌に私が登場しています。

 ひとつは「セオリー」という雑誌の「社長の意見と生活」という特集です。
 ここでは、トーヨーキッチンという会社の生い立ちと、私の経営についての考えたかみたいなものとか、私のライフスタイルが掲載されています。
 「トーヨーキッチン」の製品に興味がある方には、その背景としての考え方のようなものを理解して頂ければより製品を理解して頂けると思いますので、ぜひ読んでみて下さい。

 左側のページの写真はトーヨーキッチン本社ミューシアムの中で撮影された写真です。
 こんな不思議な浴槽も少量ですが製作しています。
 「NOBODY」プロジェクトの成果です、、、という話しが書いてあります。
 意外と、過去に行った「NOBODY」プロジェクトがトーヨーキッチンのデザインの秘密だったりします。

 2つ目の雑誌は「GOETHE」(ゲーテ)という男性誌です。
 私が愛用している「靴」と「鞄」の話しです。

 愛用の靴は「ウェラバウツ」
 愛用の鞄は「クロムハーツ」
 ちょっと気取って写真に写ってます。
 ついでにこの時の服装ですが、デニムとシャツはウェラバウツ、ジャケットとストールはドルガバです。

 という事で、いよいよ明後日は新製品「ブロバンス」の関係者内覧会、そして明後日の土曜日からいよいよ一般展示が始まります。
 キッチンもそうですが、今回はキッチンの周辺に配置する家具や照明にかなり力を入れました。

 左のソファーは貴重なオールド・キリムを張り布に使用したソファーです。
 勿論、一点物で、二度と同じ物を入手する事は出来ません。
 生地は実際に私が選んだ物です。
 そんなんで、製品そのものにはちょっと愛着があります。
 キッチンだけでなく、そんな家具もご覧下さい

TITLE:サローネ2010 その11 夜のチェントロ

 人で溢れている喧噪のミラノも、それはそれでいいと思うけど、その喧噪が去って、人気が無くなったチェントロははっとする程美しいと思う事がある。

 夜も更けて人気が無くなったライトアップされたドーモ。
 最初にミラノに来たのはもう30年前だろうか、その当時のドーモは黒い汚れがベッタリと付いた、お世辞にも美しいとは言えない建物だった。
 ここ何年間でドーモはすっかり美しくなった。
 

 人気が無くなったガレリア
 日本のアーケード商店街の原型だと言うひとがいるけど、こんなに美しく荘厳なアーケード街は見た事がない。
 ガレリアのビルの上の方は住居になっているそうで、その住人は凄いお金持ちが多いという話を聞いた事がある。

 ドーモからサンバビラに向かう道
 車は入れなくて、日中は人が溢れている
 道の両側はショップが軒を連ねている。
 
 喧噪の対比としての静寂がより街を神秘的に魅せているのかもしれない。

TITLE:人はどうしてお洒落をするのか?

 ファション会社の社長を始めてから、ファションについていろいろ考える事が多くなりました。以前は気に入った服が着れればいいという程度しか考えてなかったのですか、もう少し客観的に、、、
  例えば
   「どうして人はお洒落をするのか?」
     とか
   「お洒落をしたいと思う人と、思わない人はどこが違うのか?」
とか、まあこんなことをいろいろ考える事が多くなりました。
 最近、服が売れなくなったきたと言われていますが、ある音楽プロデューサーがこんなことを言いました。
 「多少お洒落にお金を使っても、大してもてない事がバレたんだよ!」
 確かにお洒落をするという理由の一つは「異性にもてたい」というのがあるので、確かにこの音楽プロデューサーの一言は一理あるとは思うけど、でも、ただモテたいという理由だけでお洒落をするのかというと、そうではないと思う。
 
 人間は群れの中にいて心地よいと思うと人と、群れから一定の距離を置いた方が心地よいと思う人がいると思う。まあ、一人の人間の中に、この2つの感情は交錯していて、片方だけに偏っているのではないと思うけど、つまり、日々の生活の中で群れに対しての感情が常に振れているのが普通の人間だと思う。
 そういう仮定で考えると、「群れの中に埋没したい」と思った時は、お洒落も群れの中に埋没出来るようなファション、つまり他人と同じような服を着たいと思うということになるが、これも一つのお洒落なような気がする。
 具体的にはサラリーマンのドブネズミ・スタイルがそうだ。
 逆に「群れから一定の距離を置きたい」とか「群れの中で目立ちたい」と思うお洒落が、いわゆる一般的に言うお洒落だと思う。
 具体的には舞台衣装とかがそれにあたる。
 過激なファションはその感情がピークまでにきた時に花開くというとことになる。
 もっとも、どんな「群れ」の中に所属しているのかによって、過激なファションも、その「群れ」の中では過激といは言わなかったりする。

 ということで、今日は日曜日の午後、のんびりと三々五々の散歩を楽しみながら、とりとめもないことを考えています。
 名古屋の桜も満開です。
 以前にも書きましたが、今週の水曜日18:00から名古屋のコンランショップで講演会を開催します。内容は「キッチンとインテリアの素敵な関係」ということで、講演のタイトルは「キッチンに住む」です。
 詳しくはコンランショップのイベントニュースをご覧下さい → ここ
 ぜひおいで下さい。

TITLE:コピーを薦める設計事務所もあるのですね

 Googleのブログ検索で時々トーヨーキッチンの掲載記事をチェックしています。
 これ、なかなか面白いし、目の届かない市場の先端で何が起こってるのとか、ユーザーがトーヨーキッチンの製品や会社に対してどう感じているのかということを知る事ができて、経営をする上でもかなり参考になります。
 でも、先日あるブログを見てたら驚いてしまった。
 設計事務所がユーザーに対して堂々と,何の悪びれもなく、コピー商品を薦めているという記事に遭遇した。
 記事の内容の概略は次の通りです
 「施主がトーヨーキッチンのBAYを気に入ってたようなのですが、その施主に対して設計事務所の先生がトーヨーで買わなくても、同じデザインのものがコピーで生産出来るので、そちらの方が安いからお薦めします」
 クリエーティブであるべき設計事務所がコピーを薦めるというのは一体どういう事なのでしょうかと、、思った。他人の設計した住宅を、施主が希望したからと言って、それをそっくりそのままコピーして設計料を頂くという事と同じ事だと思うし、ある意味では自分自身の仕事を否定するという事につながりかねないと思うのですが、どう思われますか?
 新しいデザインをするというのは、かなりコストがかかることで、例えばスケッチを何枚も描きあげ、その中でいいと思うデザインの商品を実際に試作して、全体のデザインのバランスだけでなく、ディテールの詳細まで積み上げ、それを何度も繰り返して始めて一つの商品を世に出す事ができる。
 そういうコストをかけて一つの商品が完成する。
 そのコストを無視して、単にコピーをするということで済ませようとする考えはどうしても納得出来ないのです。
 ショールームにも時々業者と思われる方が商品のディールの採寸の為に訪れたり、製品の詳細部分の撮影をされたりする事が良くあります。恐らくトーヨーキッチンのコピー商品を作られるという意図だろうと推測しますが、私としては本当に残念です。