TITLE:釘を一切使わない構造物 祇園祭の山鉾

 先週終わった京都の祇園祭、そこで登場する山鉾は釘を一切付かないで荒縄だけで作り上げる構造物として有名だ。祇園祭そのもそのは以前に見た事があるのだが、その山鉾がどうやって作り上げられるのか興味があって、祇園祭に先駆けて山鉾が作り上げられる日を狙って見に行ってきた。
 祇園祭がまだ始まっていないからそんなに混んでないと思って行ったら、私のように建築途上の山鉾目当ての観光客で四条通は思ったよりごったがえしていた。

 四条通に到着すると、そこら中で山鉾が組み上げ始められていた。

 組み上げが進んで、山鉾の全容を見えてきた。
 釘を一切使わず、荒縄だけで組み上げられている様子が写真からもよく分かる。
 祇園祭で登場する山鉾は全部で32基
 これが全て1日で組み上げられる。

 荒縄の部分のアップ。
 ただ単に結び上げだけでなく、結び上げられた荒縄そのものがアートのように美しい。
 先人の知恵なんだ。
 華やかな祇園祭の山鉾の中に隠された構造がこんなに美しいのに感動した1日だった。

 全国で開催している「社長講演会」も先週に福岡が終了して、いよいよ今週の23日(木)は広島での講演が最後になります。これで全国5カ所で講演したわけですが、当初思ってたより講演の内容である「キッチンに住む」というテーマが素直に理解して頂き、感謝する反面、正直ちょっと拍子抜けしたのは事実です。時代の足音が近づいてきたということなんでしょうね。

TITLE:ようやくレミーを捕まえた

 映画「レミーの美味しいレストラン」に出演していたレミー君です。

 映画の中では随分と悪戯好きだったレミー君です。
 青山のフレンチの名店「なりさわ」(Les Creations de NARISAWA)の奥様に連れられて我が家に遊びに来てくれたのですが、愛犬2匹に突然吠えられて、庭に脱走してしまいました。
 随分と探したのですが、そこはネズミのレミー君、すばしっこくてなかなか捕まりませんでした。
 そこで一計を案じて、彼の大好物の「ラタトゥーユ」を作って庭に置いておいたら、その臭いに誘われてようやく捕まえる事に成功しました。
 写真は、ボトルに入れられて,あきらめ顔のレミー君です。





 講演の原稿作りはまだ続いています。
 見直してみると、修正したい箇所がいろいろ出て来て、ちょっと頭を休める為にnabe forum書いてます。
 一応、実際の講演の為の大型ディスプレーへの投影のテストも今日実施しました。
 とりあえず、完璧、、かな??、、 と思う。

 東京の講演会の会場はショールームから歩いて数分のところにある「レクレルール」というパリの有名セレクト・ショップの東京店の建物の2階で行います。この建物,一階は「レクレルール」のショップになっていて、服も面白いのですが、中に使ってある建具や収納ケースがとてもレトロで面白いと思います。ちょっと入り難いのが問題ですが、見る価値はあると思います。

TITLE:愛犬にソックス履かせたら・・アララ・・

 犬用のソックスを見つけたので、買ってきて愛犬のチワワ君に履かせたら、何故だか驚きのあまり目をまんまるにして歩けなくなってしまいました。
 クッションの上に寝転がって、ピクリとも動かなくなったチワワ君です。

 今日はお休みなのですが、講演会のメディアの製作に四苦八苦してます。
 アップル社の iWork に含まれているKeynoteというソフトを使って製作しているのですが、とっかかりはあまりにも簡単だったのですが、このソフトを知れば、知る程、奥が深くて、色々な事がいとも簡単に出来るので、メデイア本体の製作の方は横に置いといて、このソフトそのものにのめり込んでしまって、いたずらに横道に逸れています。
 昔、こんなことが出来ればとか、あんな事が出来ればと思ってた事が、殆ど出来てしまうのです。それもいとも簡単にです。
 前回の日記にも書いたように、ここ20年間のプレゼンテーションソフトの進化は驚くばかりです。(まあ、20年ですから、当たり前と言えば、当たり前ですね)

TITLE:講演会をします

 以前にも少し書きましたが、講演会をすることになりました。
 ムーブルのオープンの時が最後の講演会なので、3年ぶりということになります。
 講演会の日程は
 東京  5月28日   15:30 〜 17;00
 大阪  6月05日    17:00 〜 18:30
 名古屋 6月12日    17:00 〜 18:30
 という日程です。
 会場の都合で来て頂ける人数には限りがありますので、もし聞いてみたいと思う方がおみえになりましたら、事前に当該地域の支店にお申し込み下さい。
 問い合わせ先
  東京 支店   03-5771-1040 佐藤
  大阪 支店   06-6241-1040 岡田
  名古屋支店   052-709-0190 小島
 東京についてはもう既に参加者の申し込みは締め切っていたと思いますが、キャンセルが出ている場合もあるので、一度東京支店にお問い合わせ下さい。
 以前は、というか、かなり昔の話しになりますが、20年以上前に社長としての最初の講演を南青山の青学会館で行いました。当時は社長が講演するというのは珍しかったのと、講演のやりかたに当時としては珍しいコンピューターを使ってのプレゼンテーションを使い結構話題になりました。
 当時、プレゼンテーション・ソフトそのものも日本では一般的ではなかったので、身近に作成するノウハウを持っているひとがいなかったので、えいっゃとばかり自分で作ってしまいしまた。
 その後も時々講演はしたのですが、プレゼンテーションのメディアの作成については出来る人が増えてきたので,自分で作成する事はなくなりました。
 で、、今回ですが、、何を思ったのか自分でも良く憶えてないのですが、突然に社員の前で「今回のメディアは私が自分で作る」って宣言してしまったのです。
 やってみるとここ20年のプレゼンテーション・ソフトの進化は目覚ましく、作成しながら憶えて,憶えながら作成するのですが、驚きの連続です。
 かなり手間がかかって、nabe forumの更新もままならない。でも、「自分で創るぞ」って宣言して良かったなと思ってます。
 29日から自作のメディアで講演を行います。
 どうなるとこやら、でも、ちょっと期待して下さいね

  写真はメンディーニの子供用プロスト?です。
  可愛いので,今回のSalone2009の写真の中での一番のお気に入りです

TITLE:新たな「名古屋めし」の登場か?

 名古屋めしといえば、「味噌かつ」「味噌煮込みうどん」「櫃まぶし」「あんかけスパ」「小倉トースト」「シノノワール」「海老フライサンド」とか、、知らないうちに全国ブランドになってしまった感があります。

 「味噌かつ」の有名店「矢場とん」は、昔は大須の路地の奥のバラック風と言ってもいいような建物で、お客は全て男性という時代があって、いつの頃からか女性がボチボチ男性と一緒に入るようになってきて、気がつくと土日は「るるぶ」片手の若い女性か列を作るようになってきたら、、そのうち、こんな立派なビルになってしまっていました。
 今日はその味噌かつの話しではなく、新しい「名古屋めし」が、ひょっとして、ひょっとしてという話しです。

 商品名は「天使のチョコリング」といって、写真のはミニサイズですが、フルサイズだと直径が17センチもあり、クロワッサンのような生地で、中にたっぷりチョコレートが練り込んであります。
 とても一人では食べきれなけど、たっぷりのチョコレートが口いっぱいに広がり、一口食べるともう至福の一時になること請け合いです。

 写真は切ったチョコリングです。
 もともとは知多の「アンティーク」というパン屋さんが発祥のようですが、チェーン展開を始めたかどうかは知りませんが、名古屋近辺ではこの「天使のチョコリング」を購入出来る店がいくつかあるようです。
 新たな「名古屋めし」として認知されるかどうかは分かりませんが、ともかく最近名古屋では話題になっていることは間違いはないようです。

 毎年待ってみえる方もかなりおみえになる 「nabe のサローネ・レポート」ですが、今年は生憎日程の都合がつかず、ミラノまで視察に行けませんでした。そんなことで、直接のレポートは出来ませんが、社員からの報告を基に、私なりの独断と偏見を踏まえたレポートは少し掲載する予定なのでご期待下さい。
 
 最近のキッチン業界の大ニュースは、サンウェーブがなんと住生活グループの一員に組み込まれてしまいました。噂ではかなり前からは聞いていたのですが,本当になるとは少し驚きました。量産メーカーとしては独特の視点を持った製品開発を行ってきた老舗のサンウェーブ、こういった巨大なグループに組み込まれた事で独自性を持った開発の方向性が変わらないのを祈るばかりです。

TITLE:正月休みも今日で終わりです

 長いようで、終わってみればあっという間でした。
 皆様のお正月は如何でしたか?
 私の正月は、キムチと散歩の正月でした。
 まずキムチです。
 数少ない私の好きなテレビ番組の一つに「たかじんのそこまで言って委員会」という番組があります。「東京以外全国ネット」という不思議な番組なので、東京の方は U-TUBE で見る以外に見る事ができないということになります。政治的な話題を妙にオプラートに包む事なく、まさに番組名の如く「そこまで言っていいのかい?」というのが妙に痛快で面白い。

 その番組の中で大阪市立大学朴一教授が「ヤバイ」とまで絶賛したキムチが京都「ほし山」のキムチ。キムチ大好き人間として、これを見過ごす訳にはいかないということで、早速に正月用に購入したが、実にこのキムチが「ヤバ」かった。もうおせちはそっちのけで、ご飯とキムチ、お餅とキムチ、あげくの果てはワインとキムチという案配で、あっという間に完食。
 まさにキムチ漬けのお正月でした。
 キムチのお好きな方はぜひお試し下さい。

 最近どうも運動不足だったので、なんか体が重いと思ってたのですが、openersというweb magazine の撮影があり、その撮影された写真を見て愕然とした。
 「デブだ!」
 いつもならゴロゴロ寝正月の私だけど、今年の正月は心を入れ替えて、腹八分目の食事と、適度の運動を、、ということで、名古屋は東山公園の1万歩散歩コースにチャレンジした。

 散歩コースと言っても、東山の丘陵地帯の中を抜けていく、全長は6,200mのロングコースで、ちょっとしたトレッキング気分も味わえるという、全て踏破すると普段運動不足の私にとっては結構な運動量になる。

 コースは雑木林の中にあるので、小春日和の中の木々の木漏れ日がとても爽やかで、気持ちがいい。でも滑りやすい枯れ葉が敷き詰めたようになっている箇所もあるので、きちんと足下を踏みしめて歩かないといけない。

 丘陵地帯なので、こんな急勾配の登りもある。でも、こんな登りで息が弾んでしまう自分が少し情けない。

 一万歩コースの最後は東山タワーを横目で見ながら終わる。早足で1時間、ゆっくり歩けば1時間半はかかるので、結構な運動量になると思う。

 正月の三日間このコースにチャレンジしたので、ちょっとはダイエットの効果はあったのかなと、少し期待して体重計に乗ったけど、針は無情だった。(涙)

 そんなことで、私のお正月は「キムチ」と「散歩」で終わったようです。
 さてっと、、明日からまた仕事モードです

TITLE:いよいよライター・デビューか??

 昨日は今年の仕事納めでした。
 今年は公私ともにいろいろな事があった中で、私としては始めての経験もありました。
 「公」の仕事については、3年がかりで作り上げてきたキッチンのラインアップがようやく完成し、トーヨーキッチンが次の時代に向けてどうキッチンを提案していくかというイメージがお客様に少し理解して頂けるようになりました。
 また、その新しいキッチンのラインアップとしてのコンセプト「キッチンに住む」も、出来上がった製品ライン・アップを見て頂いた事で、お客様により分かりやすくご説明が出来るようになったと思います。
 「私」の方はさておいて、「公」と「私」の中間みたいなところで、いろいろ面白い事がありました。
 例えば、雑誌「GOETHE」の読者モデルとして登場したことで、モデル・デビュー?というのがあり。雑誌「ミセス」でオフィスを公開したのですが、オフィスににフィギュアーがいっぱいあるのが知られた事で、フィギュアーのコレクターとして認知される??ということにもなるわけです。さらには名古屋にGDC NAGOYAというアパレル・ショップをオープンさせたので、服屋さんのオーナーとしてデビューしたということになります。更には、そのGDC NAGOYA で「アラフォーの為のスタイリング」という催しをやりました。これはまさしくスタイリスト・デビュー??という事になります。スタッフの中には「無理無理スタイリスト」という話もありましたが、まあ、それは、それでいいとして、ともかくスタイリスト・デビューということにしておきましょう。

 そのいろいろデビューの最後を飾ったのは、遂に念願のライター・デビュー??をしてしまいました。
 現在発行中の「AXIS」の2月号の紙面に、なんと書評なんかを書いてしまったわけです。それも2ページ渡って、それも英訳付きというのが凄い。

 書評を書いたのは「藤田嗣治・異邦人の生涯」という講談社から出ている単行本で著者は近藤史人氏。サブタイトルには「私が日本を捨てたのではない、捨てられたのだ」とあり、日本とフランスの社会の狭間の中で歴史に翻弄されていく画家藤田の生涯を綴った本です。

 掲載されているページはp.90~p.91です。
 ぜひ本屋さんで手に取ってご覧下さい。
 本屋さんに行けない方の為に、触りの部分をちょっと写真に撮ってみました。

TITLE:シーガルフォーと聴導犬

 シーガルフォーという浄水器がある。料理の鉄人の中で使用されていたり、イタリアンの落合シェフや中華の陳健民さんがが使用してたり、プロの料理人が使っているという事でも有名な浄水器。価格も他の浄水器よりもかなり高いが、プロだけでなく一般の家庭でも水に拘る方には人気がある。 トーヨーキッチンでもこのシーガルフォーを指名されるお客様も少なくない。

 そのシーガルフォーの日本代理店のグランド・デュークスの代表からチャリティー食事会のお誘いを受けた。日本ではまだ数少ない耳の不自由な方を補助する「聴導犬」の育成の為のチャリティーで、4人の有名シェフがボランティアで一つのディナーのそれぞれのパートを担当するという極めてユニークな食事会だった。
 今回のシェフ。名前を見ると早々たるメンバーである事がお分かり戴けると思う。

 壇上に並んだ今回ボランティアで参加する有名シェフ。
 会場は目黒雅叙園のパーティー・ルーム。参加者は200名ということで、会場はもう満杯でした。料理研究家で衆議院議員の藤野真紀子さんの顔も見えた。トーヨーキッチンでも最初のINOの開発の際、随分とアドバイスを戴き、現在でもトーヨーキッチンをご愛用戴いている。ご挨拶したら「あら、、渡辺さんって犬好き?」って聞かれた。藤野さんは犬好きで有名で、このチャリティー食事会もいつも参加されているとか。

 食事会のテーブルセッティング
 同じテーブルには元の資生堂パーラーの総料理長や大先輩の千鳥屋の原田会長がみえた。原田会長は日本でも有名なグルメの一人。料理の話は尽きない。

 食事はそれぞれのシェフの個性を生かした感じがして、普通のコース料理のリズムと違って面白かった。こういったフレンチの食べ方は普通のレストランでは不可能なので、とても貴重な体験をさせて戴いたシーガルフォーの引地代表に感謝です。

 最後に聴導犬の紹介と実演があった。訓練するのは特別な犬ではなく、普通の雑種を使うのだそうだ。盲導犬と違って、吠えたりして身障者を誘導するのではなく、接触したり、身振りで身障者を誘導するのだそうで、実際の実演を見るとちょっと感動した。
 聴導犬の育成は最近始まったばかりだそうで、まだ日本には10数頭しかいないのだそうだ。

TITLE:雑誌「ミセス」に私のオフィスが登場です

 雑誌「ミセス」の今月号の「男の買い物、女の買い物」という特集に私のオフィスが登場してます。

 自分の好きなものに囲まれると居心地がいいので、オフィスも自分の好きなものに囲まれて仕事をしてます。写真のカメラ、、NikonFは私が学生時代に使っていたカメラで、今でも大切に置いてあります。このカメラ、KIRAKIRAの発表会の時に、南青山の展示セットの収納に収まってましたので、実物を見られた方もあると思いますが、特に特徴のあるものではないのですが、こういった思い出が詰まった物を身近に置くというのも、結構好きです。

 もう一枚の写真は,大切にしている本です。
 Bugattiという車の限定本で、かなり昔にミラノの限定本専門店で手に入れた物です。
 今はもう無くなってしまったのですが、ミラノの中心街のサンバビラの近くにあった本屋で、限定本しか扱わないという不思議な本屋さんでした。日本の本屋さんはベストセラー中心の扱いしかないので、あまり知的好奇心や知的な部分に刺激を受けるということは少ないのですが、欧米ではこういった趣味製の高い、極めて狭いマーケットに向けての本屋さんというのはかなり多いのです。
 「ミセス」の編集長と話しでは,東京でもこういった類いの本屋さんがボチボチ出始めてきていると聞きました。嬉しい話ですね。

 この本で面白いのは,単に古いBugattiのイラストや写真を掲載しているだけでなく、当時発行されたBugattiのカタログを綴じ込みでそのまま再現しているというのが、とても珍しい。
 写真は綴じ込みに入ってた発売当時のカタログの写真です

 掲載されている写真から・・
 左は Type 32 Tank
 右は Type 35B Sport
 美しさに思わず溜息が出そうです

TITLE:nabe collection 第2弾はメタリックの豚です

 第一回目の nabe collection はおかげさまで大好評で、迷彩ソファーのジュエル・ボックスは二日間で完売しました。
 ありがとうございました。
 その nabe collection の第二弾が本日午後5時より開始します。

 今回の商品はメタリック・ゴールドの豚の貯金箱です
 なかなかユーモラスで可愛くないですか?

 色は三色あって,左はメタリック・カッパー、、右はメタリック・ブロンズ、、

 販売は三色でワンセットになります。
 価格はセットで 3,800円 です。
 お求めは SHOP TOYO KITCHENnabe collection からお求め下さい。

 後ろ姿も、、なんか可愛い、、って思って仕入れました。