TITLE:原宿の餃子屋さん

 表参道を少し路地に入った所にある餃子屋さん。
 表参道というお洒落なエリアのイメージと、餃子というイメージが少し合わないような気がするのだけど、ともかくいつも行列が出来ているので、以前から気になっていた。

 店の名前は「原宿餃子楼 」
 表参道を明治通から青山通りに向かって3本目の路地を右に曲がった突き当たりの辺りにある。
 いつも行列が出来ているからすぐに分かる。
 一緒に行った社員によると「東京餃子楼」というチェーンらしい。

 写真は頼んだ焼き餃子
 皮がバリッと焼き上がっていて香ばしい。

 一緒に頼んだ「モヤシ」と「キュウリ」
 「モヤシ」は肉味噌がかかっていて、「キュウリ」にはドレッシングがかかっている。
 どちらも、餃子にピッタリ合う。

 場所柄か、お客の外人比率が異様に高い。
 この日はお客の四分の一は白人系の外人だった。
 餃子、一人前290円
 外人が多いのは円高のせいなんたろうか?
 それとも、単に餃子の好きな外人が増えたのだろうか?
 何れにしても、餃子屋にたむろする外人というのは、ちよっと不思議な光景だった。

TITLE:第3回デザイン経営者フォーラム 神戸

 神戸市が主催する「第3回デザイン経営者フォーラム 神戸 」という催しに講師・バネリストとして招待されたので出席してきました。
 数年前に「デザイン・エクセレント・カンパニー」という賞を戴いたので、その関係で招待されたようです。

 私以外の講師・パネリストのメンバーは次の通りです
市村 次夫さん
株式会社 小布施堂/株式会社桝一市村酒造場 代表取締役
栗菓子の製造と販売/日本酒の醸造と販売
http://www.obusedo.com/
井上 英明さん
株式会社パーク・コーポレーション 代表取締役
生花小売業(青山フラワーマーケット)
http://www.park-corp.jp/
福光 松太郎さん
株式会社福光屋 代表取締役社長
酒類の製造と販売/基礎化粧品の製造と販売
http://www.fukumitsuya.co.jp/
横井 啓之さん
株式会社ABC Cooking Studio 代表取締役社長
料理教室「ABCクッキングスタジオ」の運営
http://www.abc-cooking.co.jp/
神戸を代表してこのお二人もあとでパネリストとして登場
岩田 弘三さん
株式会社ロック・フィールド代表取締役社長
そうざいの製造と販売
http://www.rockfield.co.jp/
矢崎 和彦さん
株式会社フェリシモ 代表取締役社長
カタログやウエブを用いた
ダイレクトマーケティングビジネス
http://www.felissimo.co.jp/
 内容は単なるデザイン論ではなく、デザインというものを企業経営の中でどう生かして行くのかという内容で、私自身も他の講師の話を聞きながら随分と刺激になりました。
 それと、自分の経営の手法というのは一般的な経営手法から考えると少し異端なのではないかと思ってましたが、この日に集まった経営者の皆さんが実践して見える経営手法に随分と共通点があるのには驚きました。皆さん同じような事を考えてみえてるんだなという事で、少し意を強くした次第です。

 フォーラムが終わって会場を移しての懇親会になりました。
 懇親会は参加者は有料だったにも関わらず、会場は満杯状態。通り抜けるのも一苦労するほど人が溢れていました。
 関西でのこういった催しは始めて参加したのですが、驚いたのが参加者と講師との交流がもの凄く活発で、名古屋や東京のこういったイベントとは随分と違っていました。やはり関西はならではの活気だと思いました。

 懇親会も終わったので、フォーラムに参加していた神戸の友人の案内で神戸市内のバーに繰り出しました。

 場所は神戸市内の異人館通りから少し離れた、下町の商店街風の場所。
 1階が酒屋さんで、2階が不動屋さんらしい・・
 でも、、バーはどこにもない??
 友人がここがそうだというので中に入ると、店内の左と正面にワインが並んでいる。左側はワインセラーになっている。店の右側はカウンターとテーブル席が並んでいた。
 つまり、ここは酒屋さんで、酒屋さんのワインを買って、そのワインをそのまま持ち込んで飲むということらしい。黒板には軽いフードのメニューが書いてあるということはフードを頼めるという事らしい。

 システムも分かったので、早速ワインセラーに飛び込んでワインをセレクト。
 最近はアメリカはナパのワインに嵌ってるので、この日もナパのシーラ種の赤ワインと、カベルネ・ソービニヨン種の赤ワインをセレクト。
 このバー、、極めて居心地がいい。
 ついつい、調子に乗って日が変わるまで飲んでしまったけど、友人とワイワイ騒ぎながら飲むワインは、意外と次の日に残らない。
 このワイン・バー、、機会があったらもう一度行ってみようと思う。

TITLE:GDC代官山本店がオープンしました

 

 GDCの旗艦店、「代官山店」が2月11日にオープンしました。
 オープンに先駆けて、関係者の皆様へのお披露目レセプションが開かれました。
 当日は生憎の小雨まじりの天気でしたが、おかげさまで沢山のお客様に来て頂きました。

 写真は沢山のお客様で大混雑の店内です。
 一時は店にお客様が入りきれずに外まで溢れてしまいしまた。
 沢山のお客様に来て頂いて、本当にありがとうございました。

 店内の内装にはトーヨーキッチンが販売するインテリア商品が多数使用されています。
 左の写真は一段上がったショップ棚の床にライン状に敷き詰められたイタリアSICIS社のガラス・モザイク
 右の写真はトムディクソンのライトウェイトで二階に上がる吹き抜けに吊るされています。
 トーヨーキッチンが世界からセレクトしてきたインテリア商品が、こういった商業空間でどう使われているのか、興味のある方はぜひご覧下さい。

  左の写真はGDC代官山店のオープンを記念して期間限定で発売されている「Daikanyama」「代官山」Tーシャツと記念の風鈴。
 どうして風鈴なのかというと、GDCのディレクター熊谷隆志の実家は南部鉄の作家なので、南部鉄といえば代表的な製品は「風鈴」ということでした。
 お時間がありましたら、ぜひGDC代官山店にお寄り下さい。

TITLE:ようやく辿り着いたポンピドー・センター

 以前からポンピドーセンターに行ってみたいと思ってはいたのだけど、何故か機会がなくて実は一度も行った事がなかった。ともかくパリというより世界の現代アートのメッカと言っても過言ではないポンピドーセンター、ようやく行く事が出来た。

 正式名称は「ジョルジュ・ポンピドゥ国立美術文化センター」、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが設計し1977年に開館した。
 写真を見ても分かるように、建築途上の足場をそのまま残したようなイメージの不思議な建築物。こんな建物がパリの街並には似合う筈がないと思うけど,建物の前に立ってみると、これが妙にパリの街並に溶け込んで見える。
 パリの美術館はフラッシュをたかない限り撮影は自由なので、収蔵品を自分のカメラに収めアルバムにするという楽しみもある。ポンピドーセンターも例外ではなく、館内の収蔵品の撮影は自由だった。

 ポンピドー・センターの展示品は本当に多義に渡っている。
 知名度の高いマチス(上の写真2枚)もあれば、現代アートには疎い私には聞いた事がない作品から、ともかく幅広い収蔵品に驚かされる。

 こんな不思議な黒子のような像が並んで座ってたり

 吉岡徳仁が「セカンド・ネイチャー展」で発表した「ヴィーナス-結晶の椅子」の発想はここから得たのではないかと思われる展示があった。「有刺鉄線の塩ランプ」という名称が付いてた。鉄条網を様々な模様に展開させ、死海に沈めたあと、砂漠の太陽の元にさらした作品らしい。
 作家の名前はSigalit Landau/シガリット ランダウ
 彼の作品は他にも展示されていたので、興味のある方はぜこポンピドーセンターを訪問して下さい。

 絵画や造形だけでなく、近代家具も多数展示されていた。
 写真左はご存知コルビジェのソファー、右はアイリーン・グレイの収納ワゴン

 展示品の中にはジャン・プルーヴェのブレハブの家まで展示されていたのには驚いた。
 ポンピドーセンターは1914年から現代に至るアート作品の展示が行われている。アートも現代に近くなればなるほど、「アートの境界って何?」という思いに捕われてくる。そういう意味では自分が持つ常識という垣根をいとも簡単に飛び越えてしまったような、目眩にも似た感覚に襲われる。
 ロン・アラッドだと思うけど、「アイデアに困った時にはポンピドーに行く」と言ったそうだけど、確かにここは「常識を超越したアイデアの宝庫」ということが言えると思う。

TITLE:XO社はカリム・ラシッドを採用した

 XO社からスタルクに代わる次の世代のデザイナーとしてカリム・ラシッドを採用しての新製品を発表してました。

 手前が椅子、左がハイスツール、右がスツール
 いずれもカリム・ラシッドらしいフォルムでとてもカラフル

 上の写真にも少し写っているけど、このスツールは二台をスタッキングすると面白いスツールが出現する。カラーの組み合わせをいろいろ変えると楽しいかもしれないですね。

 昨年から各地のショールームで展開しているXO社の発表会で紹介した「Mi Ming」(ミミン)はおかげさまで大きな反響があり、たくさんの予約を頂戴しました。この場を借りて感謝です。
 昨年からのトーヨーキッチンでの発表会で紹介したのはミミンの赤(写真奥に写ってます)でしたが、今回白バージョンが新たなカラーバリエーションとして展示されていました。このミミンの白については、2月の半ば過ぎには東京ショールームでご覧頂ける予定です。
 昨年にスタルクが引退宣言をしたことで、大御所の引退ということで、家具・インテリア業界は騒然としたことは記憶に新しいと思います。でも、どうもXO社の話しだと引退はしないようで、引き続きXO社から新作を発表するということなので、とても楽しみです。

TITLE:インナーモストからウイニールイの新作が登場

 インナーモスト社からイゾラ・リニアのプレゼンテーションで使用した照明のデザイナー「ウィニー・ルイ」の新作が発表されていました

 今まで見た事がない有機的なフォルムの照明器具です
 ここまでアバンキャルドなデザインが日本で受け入れられるかどうかはちょっと分からないと思いましたが、でも個人的には凄く好きなので、秋の東京デザイン・ウィークには皆さんに見て頂けるようにします。
 実際の現物を見て頂いて、いろいろな意見を頂戴したいと思います。

 ちなみに、イゾラ・リニアで使用したウィニー・ルイの照明は左の写真です。
 今回の新作の照明と両方を見ると、彼女がアクセサリー・デザインから始まったということが良く理解出来ます。
 新しい潮流のデザインは、同じストリームの延長線上からはなかなか生まれにくいということかもしれませんね。
 まったく分野が違うアクセサリーのデザインの発想があるから生まれた照明デザインのような気がしました。

 インナー・モスト社からはこなん新作も展示されていました。
 少し「和」のテーストのような気がしました。

 また話は全然変わるのですが、いま話題の映画「アバター」を見てきました。iMAXの3Dが一番迫力があるという話だったので、予約をして見に行きました。

 あんなに面白くて、あんなに疲れる映画は始めてです。
 ジェームス・キャメロン、、凄い監督ですね。
 あと、この映画で驚いたのは実写とCGの視覚的な差を感じなかったことです。何処までが実写で、どこまでがCGなのか、区別はまるで出来ませんでした。CGの進化は想像以上に進んでいるようですね。

TITLE:バルセロナ・デザインの新作

 今回のパリ出張の二番目の目的はパリで開催された「メゾン・ド・オブジェ」の視察ですが、実は一番の目的ではありません。一番の目的は何かという事ですが、いまはちょっと秘密です。恐らく5月頃には皆さんお話し出来るとは思いますが、その時のお楽しみということで・・
 この「メゾン・ド・オブジェ」は家具とインテリアのフェアーで、日本からも沢山のバイヤーが訪れます。このフェアーがサローネと決定的に違うのは、対象がプロのバイヤーなので、サローネのようなお祭り騒ぎがないことかなぁぁ つまりとても地味で、サローネをイメージして行くと期待は完全に裏切られる事になります。
 トーヨーキッチンが日本での総代理店をつとめている「バルセロナ・デザイン」もこのフェアーに出展していて、新作が展示されていたのでそれをまず紹介します

 ラウンジ・チェアーとオットマンです。
 デザイナーは勿論ハイメ・アジョン。
 

 ハイメにしては、ちょっとシンブルで、悪く言うと「遊び」がないなぁぁと思って見てましたが、担当の営業に聞くと、実はこのチェアーは「カラー」で遊ぶのだそうです。
 実際に赤のチェアーも展示されてました。
 鮮やかな赤で、美しいのだけど、日本の建築家でここまで大胆な色使いをこなす人がいるのだろうかと思いました。
 でも、、美しい
 サローネでは、グリーンのバージョンも発表するそうで、ぜひ見てみたいものです。
 このラウンジ・チェアー、今年の秋の東京のデザイン・ウィークに東京ショールームにお目見えする予定なので、ぜひ楽しみにしていて下さい。

 新作のラウンジ・チェアーに座ってご満悦の私です
 座り心地もかなりいい。

 新作ではないのですが、こんなんも展示されていました。

 話は完全に余談になるのですが、Apple社からiPadが発表になりました。いよいよメディアはモバイルの時代に本格的に突入しつつあります。韓国でも、今回のパリでも、香港でも、このモバイルの時代に対応するように、ホテルや空港、展示会場のようなパブリック・スペースにはWi-Fiの環境がかなり充実しつつあります。FreeWi-Fiも当たり前になりつつあって、もう殆ど社会のインフラ化しつつあるような気がしています。パリでの定宿でも、前回まではパスワードがないとホテルが用意するWi-Fiには繋がらなかったのですが、今回行くとパスワードも何もまったくなしで、ホテルに入った途端に会社からの電子メールが滝のようにi-Phoneに注ぎこまれてきて、ちょっと驚きました。
 振り返って、日本はどうかというと、このWi-Fi環境は世界に較べて著しく遅れているとしか言いようがありません。これから本格に迎えつつあるモバイル・メディアの時代に、その基礎的なインフラでもあるWi-Fi環境がこれだけ遅れているのはどういう訳なんだろうと、イーチョン空港を見て感じた日本の航空行政への疑問と同じような疑問を感じました。

TITLE:パリは雨でした

 イーチョンから約12時間、小雨煙る真冬のパリに到着しまた。
 パリの冬は本当に寒い。
 あまりに寒過ぎて、到着した晩に食事に出かけてワンブロック歩いただけて、寒さに震えてホテルに即引き返したことあった。そんな寒いのに、タクシー待ちの行列が延々と続いた時があって、そういう時ほどタクシーが来なくて、待つ事2時間、あまりの寒さに、、それこそ「死ぬかと思った」事も思い出した。
 今回のパリも寒いのには寒かったのだけど、耐えられない寒さではなかったので、ホテルにチェックインしてすぐに食事に出かけた。

 パリは恋人達の街
 肩を寄せ合って歩くパリの恋人達の姿は一幅の絵を見るように美しい。

 翌日も雨だった。
 少し高いところから見るパリの街は淡い水彩画のようにも見える。

 パリでのお気に入りのカフェ
 このカフェで一杯のシャンパンを頂くのが楽しみ

TITLE:東京吉兆の続き

 東京吉兆の続きです。
 今回は印象に残った料理です。
 まず、なんと言っても「フカヒレとスッポンの鍋

 まさに贅沢の極みのような鍋で、まさに吉兆ならではなんでしょうね。
 味は、、そりゃ、、コメントするのも失礼なくらいの美味。
 
 始めて食べたので吉兆だけのメニューかと思って調べたみたら、「赤坂菊の井」に定番メニューとしてあった。もっと驚いたのは,新潟の「粋廣」というラーメン屋さんには「ふかひれ・スッポン・ラーメン」なるものがあるそうだ。一杯5,000円という凄い値段にも驚く。

 最後のご飯は「生湯葉のあんかけごはん」
 ご飯の上に生湯葉が乗って、それにあんがかかっている・
 一見、天津藩に見えない事もない。
 ほのかに甘いあんが生湯葉にとろりとからんでとても美味しい。

 ご飯の後にはフルーツが出て、最後に和菓子とおうすになる。
 和菓子が北陸の雪吊りをかたどった器でちょっと可愛かった。

 もともとが肉食なので、懐石を食べる事は少ない私ですが、こうやってたまに懐石料理を食べてみるとなかなかいいもんだなと思いました。