TITLE:雑誌に掲載されました

 今月発行の2つの雑誌に私が登場しています。

 ひとつは「セオリー」という雑誌の「社長の意見と生活」という特集です。
 ここでは、トーヨーキッチンという会社の生い立ちと、私の経営についての考えたかみたいなものとか、私のライフスタイルが掲載されています。
 「トーヨーキッチン」の製品に興味がある方には、その背景としての考え方のようなものを理解して頂ければより製品を理解して頂けると思いますので、ぜひ読んでみて下さい。

 左側のページの写真はトーヨーキッチン本社ミューシアムの中で撮影された写真です。
 こんな不思議な浴槽も少量ですが製作しています。
 「NOBODY」プロジェクトの成果です、、、という話しが書いてあります。
 意外と、過去に行った「NOBODY」プロジェクトがトーヨーキッチンのデザインの秘密だったりします。

 2つ目の雑誌は「GOETHE」(ゲーテ)という男性誌です。
 私が愛用している「靴」と「鞄」の話しです。

 愛用の靴は「ウェラバウツ」
 愛用の鞄は「クロムハーツ」
 ちょっと気取って写真に写ってます。
 ついでにこの時の服装ですが、デニムとシャツはウェラバウツ、ジャケットとストールはドルガバです。

 という事で、いよいよ明後日は新製品「ブロバンス」の関係者内覧会、そして明後日の土曜日からいよいよ一般展示が始まります。
 キッチンもそうですが、今回はキッチンの周辺に配置する家具や照明にかなり力を入れました。

 左のソファーは貴重なオールド・キリムを張り布に使用したソファーです。
 勿論、一点物で、二度と同じ物を入手する事は出来ません。
 生地は実際に私が選んだ物です。
 そんなんで、製品そのものにはちょっと愛着があります。
 キッチンだけでなく、そんな家具もご覧下さい

TITLE:サローネ2010 その13 Kartell

 先日のMAGISと双璧をなすイタリアのプラスチック家具のメーカー Kartell
 かんり興味深い新製品がいくつか並んでしたけど、下からのライトアップのせいで、写真がうまく撮れなかったので、一部だけの紹介になります。

 たまたまパトリシア・ウルキォラが自分がデザイした椅子の前で雑誌社の写真撮影をしてました。
 背景の椅子は彼女の新作です。
 今年の秋には日本にお目見えするそうです
 
 
 
 
 
 

 スタルクの新作「MAGIC HOLE」
 スタルクらしい少し茶目っ気のあるデザイン
 成形が難しいそうで、来年にならないと製品は市場にはお目見えしないそうです。

 市内のカルテルのショールームでは吉岡徳人の見えない椅子のプレゼンテーションが展開されていました。透明なストローのようなチューブが無数に空間に突き刺さっていました。
 不思議な空間でした

TITLE:サローネ2010 その11 夜のチェントロ

 人で溢れている喧噪のミラノも、それはそれでいいと思うけど、その喧噪が去って、人気が無くなったチェントロははっとする程美しいと思う事がある。

 夜も更けて人気が無くなったライトアップされたドーモ。
 最初にミラノに来たのはもう30年前だろうか、その当時のドーモは黒い汚れがベッタリと付いた、お世辞にも美しいとは言えない建物だった。
 ここ何年間でドーモはすっかり美しくなった。
 

 人気が無くなったガレリア
 日本のアーケード商店街の原型だと言うひとがいるけど、こんなに美しく荘厳なアーケード街は見た事がない。
 ガレリアのビルの上の方は住居になっているそうで、その住人は凄いお金持ちが多いという話を聞いた事がある。

 ドーモからサンバビラに向かう道
 車は入れなくて、日中は人が溢れている
 道の両側はショップが軒を連ねている。
 
 喧噪の対比としての静寂がより街を神秘的に魅せているのかもしれない。

TITLE:サローネ2010 その7 グルチッチとハイメに遭遇

 バルセロナデザイン、通称「BD」のブースに行ったらコンスタンチン・グルチッチとハイメ・アジョンがいた。二人とも初対面だったけど、BDのマネジャーに紹介されて少し話をした。
 左の写真はグルチッチ(中央)と話しをする私、左はBDのマネジャー
 スカルの刺繍が付いたブルゾンを着てたら、グルチッチが気に入ったらしくて、どこの服なんかと質問された。

 二人ともトーヨーキッチンは知っていたし、コンスタンチン・グルチッチは東京ショールームにも来た事があるそうだ。
 ハイメは来た事はないという話しだったので、ぜひとお願いをしておいたら連休中に来てくれた。
 写真はハイメとのツーショット
 写真で見るより若い感じがする。
 何れも今をときめく世界の若手デザイナーの二人に会えたのはラッキーだった。

 BDから今秋発売予定のハイメ・アジョン・デザインのラウンジチェアーとオットマン。
 今年の初めのパリでのショーの時に発表されていたもので、nabe forumにも記事として取り上げたので憶えて見えるかと思います。そのラウンヂチェアーの4色カラーバリエーションが展示されてました。色は黒、グレー、青、赤です(黒が写真では紫に写ってますが,黒です)
 この黒を1台サンプルで発注してあるので、秋の東京でのデザイン・ウィークには東京ショールームで見て頂けると思います。

 グルチッチの木製のスタッキング・チェア
 まだプロット・タイプ段階なので,発売時期は未定とのこと。
 いかにもグルチッチらしいデザインだと思った。

TITLE:人はどうしてお洒落をするのか?

 ファション会社の社長を始めてから、ファションについていろいろ考える事が多くなりました。以前は気に入った服が着れればいいという程度しか考えてなかったのですか、もう少し客観的に、、、
  例えば
   「どうして人はお洒落をするのか?」
     とか
   「お洒落をしたいと思う人と、思わない人はどこが違うのか?」
とか、まあこんなことをいろいろ考える事が多くなりました。
 最近、服が売れなくなったきたと言われていますが、ある音楽プロデューサーがこんなことを言いました。
 「多少お洒落にお金を使っても、大してもてない事がバレたんだよ!」
 確かにお洒落をするという理由の一つは「異性にもてたい」というのがあるので、確かにこの音楽プロデューサーの一言は一理あるとは思うけど、でも、ただモテたいという理由だけでお洒落をするのかというと、そうではないと思う。
 
 人間は群れの中にいて心地よいと思うと人と、群れから一定の距離を置いた方が心地よいと思う人がいると思う。まあ、一人の人間の中に、この2つの感情は交錯していて、片方だけに偏っているのではないと思うけど、つまり、日々の生活の中で群れに対しての感情が常に振れているのが普通の人間だと思う。
 そういう仮定で考えると、「群れの中に埋没したい」と思った時は、お洒落も群れの中に埋没出来るようなファション、つまり他人と同じような服を着たいと思うということになるが、これも一つのお洒落なような気がする。
 具体的にはサラリーマンのドブネズミ・スタイルがそうだ。
 逆に「群れから一定の距離を置きたい」とか「群れの中で目立ちたい」と思うお洒落が、いわゆる一般的に言うお洒落だと思う。
 具体的には舞台衣装とかがそれにあたる。
 過激なファションはその感情がピークまでにきた時に花開くというとことになる。
 もっとも、どんな「群れ」の中に所属しているのかによって、過激なファションも、その「群れ」の中では過激といは言わなかったりする。

 ということで、今日は日曜日の午後、のんびりと三々五々の散歩を楽しみながら、とりとめもないことを考えています。
 名古屋の桜も満開です。
 以前にも書きましたが、今週の水曜日18:00から名古屋のコンランショップで講演会を開催します。内容は「キッチンとインテリアの素敵な関係」ということで、講演のタイトルは「キッチンに住む」です。
 詳しくはコンランショップのイベントニュースをご覧下さい → ここ
 ぜひおいで下さい。

TITLE:キッチン・ショールームでファッションショー 世界初

 トーヨーキッチンの東京ショールームを会場にしてファッションショーが開催されました。
 昨年にGDCの社長に就任した事は皆さん先刻ご存知の事と思います。
 そのGDCの持つブランドの一つ「WHEREABOUTS」(ウェラバウツ)の2010年秋冬のファションショーをキッチン・ショールームで開催しました。恐らくはキッチン・ショールームでファションショーというのは世界初だと思うのですが、、

 キッチンを設置したままで、ショールームは徐々にファションショー会場に変貌して行きます。展示してあるテーブルと椅子は移動され、ショー用のライトが搬入されています。自分で言い出して今更言うのもなんなんですが、結構なスペースが確保出来て、ショー会場らしくなってきのにはちょっとビックリしました。

 ショールームの2階にショーで使用する服が運び込まれてきました。
 ハンガーはモデル毎に分かれていて、使う靴や靴下まハンガーの下に整理されて置いてあります。

 掛けてある服のハンガーには、写真のようにどうこの服を着るのかという着方が写真で表示されています。

 ショールームの一画が美容院に早変わり。
 実際に髪も切ってました。
 さすがモデルだけあって、全員イケメンでスタイルも抜群。

 ショー時間が近づくと続々とお客様が会場に、ショーの始まる頃には会場は満員になって、一部のお客様は会場の外に溢れてしまいました。
 ショーが始まりました。
 私は会場の一番置奥のカメラ席の隣で見てました、、一応主催者だったので、、でも、キッチンを見ながらのコレクションというのはなんか不思議な感じでした。
 モデルが登場する度に20台近くのプレスのカメラのシャッター音が響くのが、なんか高揚感を誘います。
 スケッチやサンプルの段階がショーの服は見ているので、ある程度見慣れているつもりでしたが、こうゃって実際のショーでモデルがライトを浴びて登場してくるのを見ると、また服自体も違って見えてくるのは不思議でした。
 写真の右端には菊池 武夫さんの姿が見えます

 ショーのエンディングはモデルが全員登場します。
 まる一日かけた準備は僅か15分で終わりました。
 ちょっと刹那的な感じもしないでもないけど、ファッションというのはそうそうものなのかもしれませんね。
 このショーで発表された新作がもう早々とインターネットのFashionSnap.comに掲載されていました。
 ぜひご覧下さい。
 http://www.fashionsnap.com/report/1011aw/whereabouts/
 私のお薦めはウェラバウツ久々のスタジャンと、ホースレザーのブルゾンです。

TITLE:コピーを薦める設計事務所もあるのですね

 Googleのブログ検索で時々トーヨーキッチンの掲載記事をチェックしています。
 これ、なかなか面白いし、目の届かない市場の先端で何が起こってるのとか、ユーザーがトーヨーキッチンの製品や会社に対してどう感じているのかということを知る事ができて、経営をする上でもかなり参考になります。
 でも、先日あるブログを見てたら驚いてしまった。
 設計事務所がユーザーに対して堂々と,何の悪びれもなく、コピー商品を薦めているという記事に遭遇した。
 記事の内容の概略は次の通りです
 「施主がトーヨーキッチンのBAYを気に入ってたようなのですが、その施主に対して設計事務所の先生がトーヨーで買わなくても、同じデザインのものがコピーで生産出来るので、そちらの方が安いからお薦めします」
 クリエーティブであるべき設計事務所がコピーを薦めるというのは一体どういう事なのでしょうかと、、思った。他人の設計した住宅を、施主が希望したからと言って、それをそっくりそのままコピーして設計料を頂くという事と同じ事だと思うし、ある意味では自分自身の仕事を否定するという事につながりかねないと思うのですが、どう思われますか?
 新しいデザインをするというのは、かなりコストがかかることで、例えばスケッチを何枚も描きあげ、その中でいいと思うデザインの商品を実際に試作して、全体のデザインのバランスだけでなく、ディテールの詳細まで積み上げ、それを何度も繰り返して始めて一つの商品を世に出す事ができる。
 そういうコストをかけて一つの商品が完成する。
 そのコストを無視して、単にコピーをするということで済ませようとする考えはどうしても納得出来ないのです。
 ショールームにも時々業者と思われる方が商品のディールの採寸の為に訪れたり、製品の詳細部分の撮影をされたりする事が良くあります。恐らくトーヨーキッチンのコピー商品を作られるという意図だろうと推測しますが、私としては本当に残念です。

TITLE:本場の蔘鷄湯(サムゲタン)は別格

 韓国の食べ物と言えばまず焼肉を思い浮かべる人が多いと思うけど、実際に韓国で焼肉を食べてると日本の方が美味しいと感じる人は多いと思う。私も韓国で美味しい焼肉に巡り会った事はない。ひょっとして私が知らないだけなのかもしれないので、韓国でここの焼肉がおいしいという店があったらぜひ教えて欲しい。
 その点、韓国で食べる「蔘鷄湯(サムゲタン」は本当に美味しい。使ってる鶏も韓国と日本とでは違ってるような気がする。
 ともかく、そのソウルの美味しい蔘鷄湯の店に行って来た。
 知人の案内で行ったのだが、かなり有名な店らしく、行列が出来るのも珍しくないそうだ。
 幸い私が行った時はすぐに入る事が出来た。

 写真が本場の蔘鷄湯
 鶏が一羽丸ごと入っていて、鶏の中に餅米と一緒に朝鮮人参やいろいろな薬草が入っている。体にもとても良さそうだ。
 かなりボリュームがあるので、これだけでお腹が一杯になってしまう。

 左の写真は店内のメニューで、一番高いのは烏骨鶏だという話しだ。
 右の写真は店内の様子。
 こうやって板の間の部屋に座って頂くのが韓国風らしい。
 ソウルの本格的な蔘鷄湯、、、お薦めです。

TITLE:ソウルに行ってきました

 最近とみに躍進著しいことで話題になっている韓国の息吹を感じたくてソウルに行ってきました。
 10年ぶりのソウルでしたか、街は以前とは較べものにならないくらい奇麗に整備されていました。それと、ファッションはもう日本の若者と同じ雰囲気で、ミョンドンを歩いていると日本の街を歩いているような錯覚にも襲われました。
 ロッテ百貨店の地下で何故か「鉄腕アトム」を見つけました。
 ハングルは読めないので、これがどういうディスプレーなのかは不明てす。

 韓国でも「鉄腕アトム」は不滅なのかなぁ??
 異国でこういう日本のアニメを見つけると、ちょっと嬉しい私です。

 私が社長を勤めるアパレル会社の持つブランドの一つ「ウェラバウツ」のファションショーを4年ぶりに復活する事になりました。ショーの場所はなんとトーヨーキッチンの東京ショールームで開催します。
 キッチンのショールームとファションショー、ちょっと異質な組み合わせですが、楽しみにしています。

TITLE:福岡と言えば「ラーメン」、福岡で何を食べたか?

 旅の楽しみはやはり「食べ物」という事になります。
 福岡と言えば、やはり「とんこつラーメン」
 福岡ショールームの近くに福岡ラーメンの名店「だるま」があったので、福岡に到着した当日に早速出かけた。この「だるま「という店は、東京にも支店がある「秀ちゃん」の親爺さんが始めた店らしい。

 普通のとんこつラーメンを食べるつもりで入ったけど、店内の看板に「味噌ラーメン」という表示があった。とんこつで味噌というのは食べた事がなかったので気が変わってそれを注文した。
 かなりこってりだけど、、これが旨い。
 一気に食べてしまって、気が付いたら写真を撮るのを忘れていた。
 写真がないのは様にならないので、とりあえず味噌ラーメンの看板だけを撮ってきた。
 翌日、普通の「とんこつラーメン」も食べたくなって、再度「だるま」に行って食べてみたけど、これも美味しかったけど王道という感じて、個人的には味噌ラーメンがお薦めかな・・

 夜の食事は、福岡に行く前はブログにも「もつ鍋」って書いたけど、当日になって急遽変更して、最近福岡で流行っていると言われている「炊き餃子」に挑戦。
 陶器の鍋にスープで炊き上げた餃子が入って出てくる。
 ビールに良く合うし、これもなかなかいける。

 店は大名の駐車場の奥という、かなり分かり難いところにある日本風家屋。
 なかなか雰囲気があって宜しい。
 人気の店のようで、この日も満席だった。
 最後の日の夜は,福岡名物の「屋台」で締めくくった。