TITLE:「nabe forum」の小冊子が出来ました

 「nabe forum」のサローネ関連だけを抜粋した小冊子が完成しました。
 ブログで読むのと、印刷物にして読むのとは、また随分と違う感じがするものだと、ちょっと不思議な感じです。
 独断と偏見のサローネ・レポートですが、保存版として持っていたいと殊勝にも思われる方、もう一度まとめて読み返してみたいと思われる方、弊社のショールーム、また営業にお尋ねください。 印刷したのは1000部だけですので、すぐに無くなると思いますので、もし無くなってた場合にはご容赦下さい。

 私の周囲にいて、いつも私の話を聞いている方には納得して貰えると思うのですが、私の言う事はある意味では時代の先端部分だけの流れをを切り取って話すので、聞いたときは「あり得ない」と感じるそうです。特に、日本で書かれているサローネ関連の情報やら記事の多くは、具体的に現れた現象面だけで記事にすることが多い、つまり、著名なデザイナーがどんな新しいデザインを提案したのかとか?いま、イタリアでは誰が旬なのかということは良く語られるのですが、デザインの大きな「うねり」や「予兆」を予見するという記事を見かけることは少ないか、あっても、もう専門家の間ではではもう「定説化」しているようなことを、さも自分の意見のように語るだけだったりします。
 デザインも時代の流れという視点で見たとき、まるで違う見方が出来るものです。
 何にでも流れがあり、流れは最初から大河であることはありえません。目の前に現れた「大河」だけを見るのではなく、その「大河」がどこから来るのかとか、源流ではどんな変化が起こりつつあるのかを語ることも必要だと思います。独断と偏見ではありますが、この小冊子をまとめて読んで頂けば、これからのインテリアの大きな流れや、TOYO KITCHEN STYLEも含めたインテリア関連企業の大枠での方向性というものの示唆も感じられると思います
 ぜひお読み下さい
 そうそう、以前は「nabe forum」ではコメントは受け付けていませんでしたが、ある程度流れも分かるようになりましたので、コメントを付けて戴けるようにしました。いろんなコメントを戴ければ幸いです。下のコメントという文字をクリックして戴けると、コメント受付画面が現れます。
 宜しく!

TITLE:岐阜のショールームがOPENしました

 先日この「nabe forum」でも紹介した岐阜のショールームの改装が終わり、いよいよ本日よりOPENとなります。昨日はその内覧会で一日中岐阜の新ショールームに詰めていました。沢山のお客様に来て戴きました。

 ショールーム正面に斜めに切り描いた大きな窓がとても印象的です。この窓から覗く「Rosso Japonese」と「カボッシュ」の美しさは、また格別です。日も暮れると、その印象はさらに強烈です。

 バティオを通ってショールームに入ると、正面にはマッキントッシュの「Lattice Back Chair」がお客様をお迎えします。椅子の後ろは窓になっていて、少し逆光気味に見せることで椅子のフォルムおの美しさをお客様に感じて頂くというのが意図です。また、この椅子を象徴的に感じて戴くことで、TOYO KITCHEN STYLEがどんなキッチンをお客様に提供しようとしているのかというのを少しでも理解して貰いたいとという思いもあります。

 入り口を右に折れるとショールームは少し回廊になっていて、回廊の突き当たりに「Rosso Japonese」のセットがミラー扉の収納システムと合わせて展示してあります。背景がミラーので、スペースがより広く感じられる開放感のある空間になっています。

 新製品「アラベスクINO」です。5月21日から発売された商品ですが、展示はまだ岐阜だけで、カタログやHPにも掲載されていません。「BigLine INO」とは違ってよりデコラティブな雰囲気をかもし出します。Grand-Bayのアラベスクはトップに鏡面が合わせてありましたが、INOのチタン・トップのほうがバランスがいいなというのが私の個人的見解です。これから、「アラベスクINO」は順次全国展示が始まります。サローネのレポートで報告したように、これからのインテリアのDECOのトレンドの中で、キッチン・デザインの新しい潮流だと私自身強く感じています。ぜひ、一度現物を確認して下さい。

 ショールーム内には、お披露目という意味も込めて、お客様からお花を沢山頂きました。それぞれのお客様が、それぞれの形のお花を戴くよりも、デザイナーに統一したフラワー・アレンジ・メントをして貰い、同じデザインのお花を展示させて貰いました。

TITLE:V-Land INOの新しいPVが出来ました

「V-Land INO」の新しいプロモーション・ビデオが完成しましたので、6月のHPでの公開に先駆けてここ「nabe forum」でお披露目します。

 このビデオに登場するモデルのスタイリングは、私がこよなく愛して止まない南青山のセレクト・ショップ「Loveless」にお願いしました。キッチンだけでなくファションにも注目してください。

 それと、キッチンの背景にはソットサスの「カールトン」を使いました。これにも注目です。有名な家具ですが、実物を見たことがある人は少ないと思います。7月始めに六本木にオープンするTOYO KITCHEN STYLEの新しいショールームには展示される予定ですので、ぜひ自分の目で確認してください。
 色彩のバランスと、形状のバランスが紙一重の処でかろうじて保たれているのがとても不思議です。ソットサスならではの作品です。余談ですが、アムステルダムのサザビーオークションでこの「カールトン」が330万円で落札されたようです。
 セットに使われているものは、カールトンの他には、照明はパトリシア・ウルキォラの「カボッシュ」のLサイズ、ダイニング・チェアーとソファーはTOYO KITCHEN STYLE「NewYork 」シリーズです。

TITLE:岐阜のショールームが今週末新装オープンします

 独立型ショールームとしては最も古いショールーム(スタジオ)だった、岐阜のショールームが今週の土曜日に新装オープンします。工事が少し大がかりだったので、工事期間も長引いたのですが、ようやくオープンとなりました。もともとの建物は「岐阜市都市景観賞」を受賞した建物でもあるので、改築は随分と迷ったのですが、建物の周辺も随分と変わったてしまったので、思い切って実施しました。

 前の建物を憶えてみえる方は、随分と変わったというイメージを持たれると思います。以前は白の外壁だったのですが、今回は思い切って「黒」を基調の建物にしました。また、以前は外からは内部が見えなかったのですが、今回は窓も外に向かって開いています。パティオの上部のパイプのカラーリングも「シャンパンゴールド」です。
 なかなか良くできたと自画自賛してます。
 今週末の土曜日からオープンですので、ぜひお立ち寄り下さい。

岐阜市藪田南4-12-16

〒500-8384
岐阜市藪田南4-12-16
058-276-1040

TITLE:大阪スタジオが改装オープンしました

 本日、長らく改装中だった御堂筋本町の大阪スタジオがオープンしました。
 大阪は設計が少し古かったので、今回の改装で全体的にオープンにしたのと、セット数を減らして商品を少し引いて見て戴けるようにしましたので、以前よりは格段に見やすくなったと思います。

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 正面を入ると、新製品ISOLAのロッソジャポネーゼが照明のカボッシュと共にセットされてます。バトリシア・ウルキオラのこのカボッシュ、ミラノサローネでもかなりブレイクしてましたが、改めて見ると本当に美しい照明だと思いました。

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 正面から真っ直ぐ進むと、ISOLAシリーズが続いています。勿論、INO V-LAND、ビックウェーブも展示されています。
 大阪の展示ではV-Landもカボッシュのサイズを照明に使っています。ロッソジャポネーゼだけでなく、このカボッシュはいろいろなキッチンに合いそうです。

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 さらに進むと、この大阪で始めて公開されたINOのオンウォールがベネツィアン・モザイク・タイルと共に展示してあります。
 オンウォール・タイプのINOの展示は大阪が初めてなので、私もスタジオでどう見えるのか心配だったのですが、なかなか美しいし、オンウォールでもINOの美しさは損なわれていないので安心しました。この大阪にはINOのペニンシュラー・タイプも展示されてますので、併せてご覧下さい。

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 右手奥の窓際には、世界初のDECOのトレンドを先取りしたキッチン「アラベスク」が展示されています。発売してもう二年になりますが、今年のサローネで見られたDECOのトレンドを見ると、ようやく時代が商品に追いついてきた感がして、ちょっと感無量です。

TITLE:「デザイン・エクセレント・カンパニー賞」を受賞しました

 「デザイン&ビジネス・フォーラム」が主宰する「デザイン・エクセレント・カンパニー賞」を受賞し、その授賞式が東京であったので出席してきました。
 私もあまり知らなかったのですが、この賞は平成15年に経済産業省の提言を受けて設立された「デザイン&ビジネス フォーラム」が、「デザイン」という視点から次世代のリーダーになれる企業に対して贈られるもので、今年で三回目になるとのこと。
 賞は、推薦ベースで与えられるようで、申請した企業に与えられるものではないとの事。うちも、いきなり事務局の産業デザイン振興会から電話があり、最初は何の事やら良く分からなくて驚いたという経緯もあります。
 会場は「小笠原伯爵邸」という旧華族のお屋敷で開催されました。以前から名前は聞いたことがありましたが、噂にたがわず凄い住宅でした。戦前の旧華族の財力と、欧米のライフスタイルに対しての憧れと、旺盛な知識欲を窺わせることが出来ます。1927年(昭和2年)に竣工ですから、今から80年前に建てられたという事になります。現在の建物は5年前に修復されたそうですが、極めて忠実に修復されたようで、素晴らしい仕上がりでした。 現在はレストランやウェディングに使われているので誰でも見ることが出来るそうです。
会場の小笠原伯爵邸の正面入り口です。

 レトロで少し荘厳な雰囲気がある。蝶ネクタイでタキシードは「執事??」



左は授賞式が始まる前の会場風景。全員がダーク・スーツとネクタイ。デザインを表彰する賞なのにどうして??右の写真、はスクリーンで受賞企業の紹介。会社名と私の名前が写っています。ちゃんと受賞した証拠??

 審査委員長の資生堂名誉会長の福原さんから受賞のプレートを受け取る場面と、その後の受賞者の簡単なスピーチをしている私です。写真を見て貰うと分かると思いますが、受賞企業の社長で唯一デニムとノーネクタイ、、で完全に浮いてました。

  写真は頂いた「デザイン&エクセレント カンパニー賞」のプレート。金属製でずっしりと重い。貰うまではそうではなかったけど、貰ってみると結構嬉しかった。
 受賞のスピーチは、皆さんのスピーチがあまりにもストレートで真面目だったので、ちょっと外して(いつも外れるのだけど・・)話をしたけど、良かったのかなぁぁ??
 受賞企業を見ると、実際は単に「デザイン」という切り口だけではなく、企業の生き方そのものが社会的な共感を得てる企業という切り口もあり、いろいろな企業が受賞されていました。(なんか、他人事みたいだけど・・) 知的障害者の施設でワインを作って高い評価を得ているという「ココ・ファーム」という会社も受賞していた。ここのワインはサミットでも使われたそうだ。


 授賞式の後は、パーティー、、写真は審査員の喜多俊之氏とのツーショット、余談ですが喜多さんの自宅にはうちのキッチンが入っています。今回のサローネでは「個展」を開催されるそうです。サローネでは喜多俊之は日本の顔とも言える人ですから、きっと大きな話題を呼ぶとこでしょう。しかしいつお会いしても、パワフルでエネルギッシュにな方です。
                                                                                                                                                                                   最後に、小笠原伯爵邸の内部で少し気になった場所を写真に切り取ってみました。

           カラフルな天井と、そこに吊るされたアールヌーボー風のシャンデリア。色使いが絶妙。星型のバターンが不思議と馴染んでいる。
 高い天井から吊るされた大きくて豪華なシャンデリア。見つめていると、クリスタルの光の渦に吸い込まれそうな気がしてくる。



  邸の中庭、左に喜多俊之氏がシャンパンを飲みながら誰かと歓談中。屋上も素晴らしかった。屋上の庭から見た最上階の部屋。まさにペントハウス。この二つの写真は、小笠原伯爵がイメージしたライフスタイルが良く理解できる。最上階で庭を望む部屋は、次にもし自宅を新築することがあったら、ぜひ採用してみたいと思った。

TITLE:雑誌「AXIS」で特集されました

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 今月号の雑誌「AXIS」でTOYO KITCHENのデザインに関する記事を6ページに渡って特集してくれました。
 第三者からTOYO KITCHENのデザインを見ると、そういうことなんだ、、と、妙に納得して、感心した記事になってます。さすが、石橋編集長だと思いました。
 内容は、当社のキッチン・デザインとコンセプトの変遷と、これから日本のキッチン・デザインはどのように変わっていくのかという内容で、なかなか興味深いと思います。
 各地の書店、当社ショールーム、もしくはアマゾンでお買い求めください。
 そうそう、TOYO KITCHENは一体何を考え、どこに向かっていくのだろうかと?興味津々な同業他社の方もぜひお読みください。(半分冗談ですが・・)

TITLE:昨日は大阪で会社説明会でした

 
 昨日は「大阪」で来年卒業予定の学生対象の「会社説明会でした。
 200名程度の予定でしたが、230名ほどの学生さんに集まって頂き、大変に嬉しかったです。
 生憎、先週の日曜日から風邪をこじらせ、医者から貰った解熱剤を飲みながらの講演でしたので、私としてはちょっと不本意な内容でした。でも、まあ、話したいと思うことは殆どお話できたので、良かったかと思ってます。
 でも、声があまり出なくて、学生さんにはちょっと聞き苦しかったかもしれませんね。
 私の講演は良く脱線するので有名で、今回も会社とは直接関係のない日本に於けるイタリア・デザインの話になってしまいました。日本におけるイタリア・デザインの先駆者として有名なのは「Arflex Japan」の創業者で現社長の保品さんですが、彼はもともと「VAN jac」に籍を置いて「Orange House」を立ち上げた人としても有名です。そこでまず話を「VAN jac」から入ったのですが、驚いたのは「VAN」を知ってる学生が皆無だったのです。まさに「昭和は遠くなりにけり・・」を実感しました。
 もう一つだ脱線ついでに「車」の話から、マーケットの多様化の話をしようと思って、雑誌「エンジン」の記事の引用をしたわけですが、どうも反応が薄い、、、、ひょっとして「車」が好きな人は手を挙げて下さいって聞くと、女子学生は「皆無」、男子学生でも手を挙げたのは「半数」程度、、最近の若者にとっては車は日常品になってしまい。昔のように「車」に興味がある人が減ってきたという話を聞いたことがありますが、まさに「その通」でした。
 どうりで日本で「車」が売れなくなってきた筈だと思いました。
 まさに「昭和は遠くなりにけり・・」なんでしょうね。

TITLE:会社説明会で講演します

 毎年の会社説明会の時期になりました。
 この会社説明会では、毎年私が自分で会社について学生に直接話しをさせて貰ってます。今年も例年通り行うつもりです。
 来春卒業予定の学生の皆さんで、私の話を聞いてみたいと思われる方はぜひおいでください。
 説明会のスケジュールです
 3月1日 大阪厚生年金会館
 3月8日 東京青学会館
 3月9日 名古屋本社会議室

 いずれも午後2時からです。