TITLE:ドンペリの醸造責任者との食事会

 あのドンペリの醸造責任者の Richard Geoffroy 氏が名古屋にみえて、彼を囲む食事会があるから来ないかというお誘いを受けて行ってきました。
 場所はマリオット・ホテルの最上階の「MIKUNI NAGOYA」でプライベート・ルームです。
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 非常に真面目な方で、話もかなり哲学的なのには驚きました。
 ドンペリのイメージとしてはやはり知性というのは不可欠なものなんだろうと思いながら、いろんな話を聞いたのですが、哲学的というと堅苦しいような気がしますが、とても面白くて二時間があっていう間に過ぎてしまいしまた。
 
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  最初のシャンパンはフルート・グラスで出てきたのですが、食事が始まるとグラスは白ワインのグラスにシャンパンがつがれました。
 これには理由があって、Geoffroy氏曰く、フルートグラスで飲むと、シャンバンが最初に触れるのが舌の中央の部分で、実はこの中央の部分というのが味覚の感覚の最も低い場所なので、美味しいシャンバンを戴くにはもっと広めのグラスの方がシャンバンが味わえるという話でした。
 確かに、フルートグラスよりも白ワインのグラスでシャンバンを戴いた方が味かよりまろやかに感じられました。
 もう一つ面白い話は、シャンパンの醸造の過程、ワインも同じだそうですが、右肩上がりで徐々に熟成するのではなく、ある時、突然に熟成が進むという事で、熟成の過程はむしろ階段状という表現をした方が適切だそうです。
 
 最後に1997年の秘蔵のビンテージも戴きました。
 さすがに美味しかったのは言うまでもありません。