TITLE:デコはどこまで進んできたのか? 仏像をインテリアに使う

 デコの一つの流れとしてミックス・カルチャーとか異文化とかの流れがありますね。キルトの流行なんていうのもその一つだし、エコ・デザインの流れでもヨーロッパの農村風のインテリアというのもある意味「異文化」と言えると思ってます。
 その流れの中で、最近仏像をインテリアに使うという例が出始めています。日本でもバリの仏像をインテリアやガーデンに使ったりしますね。
 今回のメゾン・ド・オブジェでは、その仏像が販売されていました。

 シンブルな空間の中に鎮座する仏像です。
 信仰の対象としての仏像ではなく、インテリアの装飾の為の仏像というのもなかなか面白いと思いました。

 写真の仏像ではありませんか、以前に仏像をインテリアに使えないかと考えた時期があって、たまたまいい仏像が見つかったので3体仕入れた事があります。まだ店頭に出した事はありませんが、こういうインテリアが日本でも許される時期が来たら皆さんに見て戴こうと思っています。

TITLE:デコはどこまで進んできたのか? シャンデリア編

 これからのインテリアはもう少し装飾性の高い傾向が顕著になるという話を、書いたり、話したりしてからもう10年以上になるだろうか?当時の日本はシンプル&モダンがようやく定着しつつあった時期でしたが、欧米ではこのシンプル・モダンの終焉の兆しが見え始めてた頃で、私の話を半信半疑で聞く人が殆どだったことを思いだします。
 日本でもようやくデコの流れが顕著になり始めて来たのですが、では欧米ではどこまでデコが進んできているのかという話を、今回のメゾン・ド・オブジェで見てみたいと思います。
 今日は、まずシャンデリアです。
 凄い事になってます。

 インテリアにシャンデリアというと以前は家庭で見る事は稀でしたが、今ではキッチンにシャンデリアを吊るというのが普通になってきました。勿論、この火付け役はトーヨーキッチンである事は言うまでもありません。
 でも、日本で見るシャンデリアは小型で、シンプルな物がまだまだ大半ですが、ヨーロッパの最先端はこの写真のように大型化し、デコがさらにデコになってきています。

 これはかなり大きなもので、水滴のようなクリスタルが螺旋状に吊るされています。

 ベロのようなクリスタルが天井から床まで吊るされています。こういった長いシャンデリアはLEDを光源に使う事で上から下まで輝きます。昨年のサローネでのバルビエ・トーゾのシャンデリアもそうでしたし、実際にルイ・ビトンの店舗でも使用されています。

 このベロのシャンデリアを壁に使った例です。
 日本の住宅でも以前のように壁から壁を収納にするという考え方ではなく、壁に空間を作って、そこに絵や鏡のような装飾をするものを飾る傾向が強くなってきているので、こういった光を飾るというのもこれから増えてくると思います。

TITLE:メゾン・ド・オブジェ  ハイメ・アジョンの新作

 好きなデザイナーの名前を5つ上げよって言われると、その中の一人は必ずハイメ・アジョン。
 今回のメゾン・ド・オブジェでもフィギュアーぽい新作をいくつか発表してました。
 (写真は昨年の東京デザイン・ウィークでBOSAのディスプレーについて私の説明を聞いているハイメアジョンです。)

 BOSAから発売されるハイメアジョンの新作フィギュアー「敬礼する平和の鳩」君です。
 このフィギュアーは年末のデザイン・ウィークには入荷しますが、限定での販売となります。

 バルセロナ・デザインから発表されていたハイメの新作花瓶です。
 可愛いですね。
 昨年に入荷した分はおかげさまで全て完売しました。
 次回の入荷をお楽しみに。

 リヤドロから発売されるフィギュアーです。
 3人のデザイナーがそれぞれデザインしているそうですが、ハイメ以外の後の二人の名前は忘れました。
 写真はハイメがデザインしたものです。

 余談ですが、ハイメに直接サイン・ペンで書いて貰ったフィギュアーを持ってます。
 一緒に食事をした時に、頼んで書いて貰いしまた。
 きっと彼はその時酔ってたんだろうと思います。
 ハイメ直筆のフィギュアーという貴重な一品です。

 追伸、、社員に確認したらリアドロのフィギュアーのデザイナーの残りの一人は日本のDevil Robots、もう一人はアメリカ人でスケボーやスノーボードのデザインをするアーティストらしいです。もう一つ余談ですが日本のDevil Robotsさんには私は会った事があるらしいです。
 Devil Robotsさん、失礼しました。(ペコリ)

TITLE:メゾン・ド・オブジェ インナーモストの新製品です

 インナーモストのブースです。新しい製品がいくつか展示されています。

 ご存知とは思いますがトーヨーキッチンはこのインナーモストの日本での総代理店をしています。これから紹介する新製品も、もし製品化されれば今年の秋のデザイン・ウィークには展示か始まる予定です。

 ステンレスのシャンデリア。
 強烈です。
 光源はLEDです

 人気の照明 「Jeeves|ジーヴス」にスタンド型とウォール型が発売されます。
 ハンギング型より可愛いかもしれないって思いました。

 この他にもいろいろ新製品が出てましたので、秋のデザイン・ウィークにはぜひご期待下さい。

TITLE:雑誌「GOETHE」3月号に登場しました

 ビジネスマン向けのライフスタイル誌「GOETHE」(ゲーテ) の3月号に私が登場してます。

 126ページからの「敏腕経営者にファション哲学あり」という特集の中の138ページと139ページに掲載されています。サブタイトルに「ファションもインテリアも自己表現の手段というサブタイトルが付いています。
 自分自身ファションに哲学があるかどうかは分かりませんが、ファションに気を使うようになったのは社長業を継ごうと決めた頃でした。当時、欧米経営者と日本の当時の経営者を較べるとファションに関しては格段なセンスの違いを感じて、ある意味では会社の顔としての経営者の自己表現の手段として使ってると感じました。当時の日本の経営者のファションは自分を経営者という群れの中に埋没させる、まあ学生で言うと学生服のような感じでした。
 欧米型の経営者に憧れていましたので、その頃からファションには気を使うようになった次第です。
 まあ、自分なりのファションですので、センスがいいかどうかは写真を見て判断して下さい。

TITLE:パリに行ってきました

 先週パリに行ってきました。
 メゾン・ド・オブジェの視察やら、その他諸々です。
 今年のパリは異様に暖かく、昼間はコートもいらないくらいでした。恐らく今まで経験した冬のバリで一番暖かかったと思います。寒くないと出張は楽ですが、なんか冬のパリらはやっぱり寒い方がいいとか、かってな事も思ってました。
 今回のパリは初日から掏摸にあったりして、ちょっと波乱のスタートでした。掏摸はしっかり捕まえて財布は取り返しましたが、、
 まず、パリで話題のライフ・スタイル・ショップ「メルシー」の視察です。

 メルシーの入り口です。
 店全体の雰囲気は少しエコロジーチックなレトロな雰囲気とセレクションでまとめてあります。入り口には旧型のチンクェチェントが置いてあるところから、何となく店の雰囲気も察せられます。

 今回は「自転車」の特別展示ということで、入り口を入ると巨大な自転車の車輪の照明が印象的です。デザインはトム・ディクソン。さすがトム・ディクソンという感じかな。結構好きな照明です。

 その照明のすぐ下の、入り口の一番いい場所に丸若屋がディレクションした日本のレトロな自転車が置いてありました。全てオリジナル・パーツでリストアしたとかで、まるで新品のように美しかった。
 その他、店内には沢山の不思議な自転車が展示してありました。私は自転車はあまり詳しくないのですが、同行した社員は自転車が大好きなようで、見る度に大騒ぎしてたところを見ると、レアで有名な自転車なんだろうなと推測してました。

 夜はパーティがあり。私も参加しましたが、ものすごい人でした。
 写真は2階から見下ろしたトム・ディクソンの車輪の照明の下のパーティー風景です。

 先ほどの自転車をプロデュースした丸若屋の丸若君と記念写真をパチリ。
 彼は最近は「エル・デコ」の対談に登場したり、ハイメ・アジョンと九谷焼窯元 「上出長右衛門窯」とのコラボレーションをプロデュースしたりとても才能のある若者です。

TITLE:本社の応接室のインテリアが変わりました

 名古屋本社の応接室のインテリアがリューアルしました。

 絵以外は全てエスタブリッシュト & サンズ (エスタブ) の家具と照明に統一しました。
 ソファーはエスタブの「キルト
 ローテーブルはエスタブの「ゼロイン
 サイドボードは同じくエスタブの「ロング・ウッズ
 照明スタンドは同じくエスタブの「タンク
 如何でしょうか?
 詳しくはトーヨーキッチン・オンライン・ショップ 若しくは東京名古屋大阪福岡のショールームでご覧下さい。(展示がない場合もあるので、ご覧になりたい場合は事前に各ショールムにお問い合わせ下さい)

 余談ですが架けられている絵はクリムトの水蛇の絵です。

 勿論本物ではありませんが(笑)、絵そのものは写真で、その写真の上から金の塗料を点描のように書き加えたものです。
 随分前にイタリアで見つけて輸入しました。結構リアル感もあって好きな絵の一つです。

TITLE:i-Kitchenの展示スペースが試験的にオープンしました

 扉の色が一枚単位で指定出来るという斬新なアイデアのi-Kitchenですが、ネットでの販売のみに限定している関係もあって、実物が確認できないという課題がありました。
 今回、その現物確認が出来る場として関工場のアウトレット内に i-Kitchen の展示スペースを試験的にオープンさせました。

 選択出来る扉カラーも現物で確認出来ますし、その場にコンピューターが設置してあるので、その場で扉のカラー・シミュレーションをする事も出来ます。勿論ですが、その場で発注する事も出来ます。
 i-Kitchenの購入を検討されている方で、現物の確認を希望される方は是非おいで下さい。
 尚、お出での節は事前の予約が必要なので、下記からお申し込み下さい。
 トーヨーキッチン・ファクトリー・アウトレット予約
 http://outlet.toyokitchen.co.jp/

TITLE:明けましておめでとうございます。

 新年あけましておめでとうございます。
 旧年中はここ「nabe forum」を購読して頂いてありがとうございます。
 本年も引き続き「nabe forum」を書き続けるつもりですので宜しくお願いします。

 
 写真はマルニ木工の海外担当の神田君から拝借したものです。
 神田君に感謝です。
 ミラノの中心部ガレリアのドーム天井が美しい青色LEDで飾られています。
 写真を見てあまりにも美しいので、今年の年末にでも見に行こうと思ってしまいました。

TITLE:東京ショールームに新年のお花がディスプレーされました。

 いよいよ今年も残すところあと3日になりましたね。
 会社の方も今日で仕事納めです。
 昨日、東京ショールームにお正月のお花がディスプレーされましたので紹介します。

 イメージは門松ですが、こうやってお花で表現するとなんか可愛いですね。
 デザインは南青山の「カントリーハーベスト」です。
 今年もいろいろありましたが、トーヨーキッチンとしての最大のイベントは名古屋ショールームのリニューアルです。デザインは橋本夕紀夫さん。キッチンの製造工程で発生するステンレスのスクラップを外壁に使ったという画期的なもので、「商業建築」を始めとして色々な雑誌に紹介されました。
 詳しくはここをご覧下さい
≫名古屋ショールーム
 ショールームの新設は南青山に3つ目のショールームとして「エスタブリッシュッド&サンズ|Established & SONS」のモノショップをオープンしました。
 エスタブリッシュッド&サンズの商品はご存知のように一つの独特な世界観を持ったインテリア商品です。従来はキッチンとの併設展示でその世界観を表現する難しかったのですが、今回のモノショップでその独特の世界観を感じて頂けると思います。ショップ・デザインはカーザブルータスでも活躍中のインテリア・スタイリストの長山智美さんにお願いしました。
 今年の新製品としては、今迄にないまったく新しいキッチンの形を表現した「INO LEONE」があります。あまりに衝撃的なデザインとコンセプトはイギリスのインテリア誌の表紙を飾ったのをはじめとして、日本以外の世界のインテリア誌に多数紹介されました。そのせいか、この頃から世界中から東京ショールームを訪れる海外からのお客様の数が急増しました。
 またこのINO LEONEはインテリア誌「ELLE DECOR」の「エルデコ インターナショナルデザインアワード」の日本ノミネートを獲得しました。
 詳しくはここをご覧下さい。
≫エル・デコ インターナショナル デザイン アワードで2作品がノミネート
 新しい分野としてサニタリー・マーケットに参入しました。
 イタリアを代表する世界的サニタリーブランド「アントニオルピ」の日本での総代理店となり、洗面・バスのマーケットへの挑戦を始めました。展示はまだ東京ショールームのみですが、来年には大阪ショールームへの展示も始まります。
 まったく新しい分野への挑戦ですので、簡単に立ち上がるとは思ってはいませんが、気長に挑戦していきたいと思ってます。
 こうやって振り返ってみると、今年もいろいろありました。
 来年は1月5日から仕事始めです。
 新しいブランドの紹介もいろいろ企画していますし、大阪ショールームのリニューアルという来年最大のイベントも企画しています。デザインは名古屋ショールームに続いて橋本夕紀夫さんにお願いをしました。どんなショールームになるのかぜひご期待下さい。