TITLE:シャネルからフィギュアー ??

 世界的な不況の影響はシャネルのような偉大なブランドも直撃しているようで、以前にここでも取り上げた「モバイル・アート」の世界巡業も中止になったようだし、世界的な人員削減にも踏み込んだという話も聞いています。

 そこで、シャネルが新しい分野、、フィギュアーのマーケットに参入、なんてことではないとは思いますが、パリのサントノーレ通りのシャネル店のウィンドウにシャネルのフィギュアーが登場してました。

 フィギュアーのコスチュームは勿論ですが全身シャネル。足に履いてる編み上げのブーティーが可愛い。
 このフィギュアーが実際に購入出来るのか、それとも単なるディスプレー用なのかは不明。
 しかし、世界的なフィギュアー・ブームがここまできたのかという感じです。そのうち、エルメスのフィギュアーも登場するかもしれませんね。

TITLE:小雨まじりのパリ

 先週パリに行ってきました。
 世界的な不況のせいなのか、それとも時期的なものなのかは不明ですが、行きの飛行機は今までないくらい空いているというか、ガラガラという表現が最も適切だと思われる程でした。
 バリの天候は小雨でした。気温の方は日本よりは寒いのですが、この時期のパリとしてはむしろ暖かったので、滞在も楽でした。私がパリに到着する一週間前はマイナス10度だったという話で、珍しく積雪もあったようです。
 小雨まじりのバリというのは、私自身はあまり経験がなかったのですが、雨に煙るパリというのもなかなか風情があり、少しカメラに納めてみました。

 雨の中のカフェ。
 気分はマッチ売りの少女かな、、、光が恋しいっていう感じです。

 雨の凱旋門に続く道。

 帰路を急ぐバリジェンヌ

 雨のセーヌ川越しに見るエッフェル塔
 小雨でも、やはりパリは「麗しのパリ」でした。

TITLE:干し柿と、栗きんとんと、あかね雲

 以前に岐阜県八百津町の「緑屋」の栗きんとんの話は書いた事があると思うのですが、その゜緑屋」さんから季節の新しいお菓子の案内が届いたので注文してみた。干し柿と栗きんとん、まさに秋の風物詩
 お菓子の名前は「栗白寿

 小ぶりの干し柿の中には栗きんとんが入っている。食べると、干し柿の甘みが勝ってしまっていて、中身の栗きんとんとはちょっとバランスが悪いような気がするけど、そこはまあ、季節を食べるという醍醐味を優先して楽しんで食べました。
 このお菓子は、秋の岐阜県の東濃地方の定番だという話で、この地方のいろいろなお菓子屋さんからも同じお菓子が出ているという話だ。私はこの「干し柿と栗きんとん」のお菓子を食べ較べた事がないのでなんとともコメントがないのですが、もし興味がある方がいたら、ぜひ食べ較べて教えて欲しいと思います。

 いよいよ秋本番ということで、私の東北の友人が綺麗な秋のあかね雲の写真を送ってくれました。なんか、本当に秋という感じじゃないですか??

 ということで、次回は真面目な議論、、
 「キッチンは料理する設備なのか、それとも料理をする家具なのか??」
 という話をしたいと思います。
 それと、トーヨーキッチンがプロデュースするアパレル・ショッブ「GDC NAGOYA」のFORMAL PARTYの様子を通して、
ストリート・ファションは果たしてアラフォーのファションと成り得るか

というテーマの話をしたいと思います。

TITLE:ハイメ・アジョンがやってきた

 六本木のトーヨーキッチン・ムーブルにいよいよハイミ・アジョンの家具がやってきました。日本で始めてのお目見えです。お目見えのハイメの家具は「SHOWTIME」シリーズ、、地中海の抜けるように眩しい青「azul」(アズール)と共に上陸です。
 詳しくはHPをご覧下さい
 → INO Special Page
 22日にはプレスと特別招待者の内覧会が開催されました。
 内覧会の模様はムーブルのオフィシャル・ブログをご覧下さい→Mueble Voice
 さすが話題のハイメの家具の初展示とあって、会場は立錐の余地もない程沢山のお客様に来て頂きました。私もほぼフル回転で、昼食を食べる暇もない程でした。

 そして、翌23日からは一般に公開されましたので、ぜひご覧下さい。
 時代は未だにミニマルが全盛ではありますが、足音は徐々に次の時代に向けての歩みを始めています。直線と、無機質なだけの空間はではなく、シンプルな中にも曲線や、もっと有機的なフォルムの組み合わせが新鮮に感じる時代になってきました。色彩もしかりです。

 ムーブルで次の時代のインテリア・デザインをぜひ予感して頂きたいと思います。

 10月30日には、新しいINOシリーズの発表会が全国の基幹ショールームで開催されます。
 今回のINOではカラーに焦点をあてました。アイランド・キッチンの普及で、キッチンのデザインをキッチン単体で考えるのではなく、LDK空間全体との整合性を考えないとけいない時代になってきた中で、他のインテリアと合わせやすい「白」や「メタリック」だけではなく、「黒」をフューチャーしてあります。黒といってもいろいろあるということで、、四種類の黒のキッチンが発表される予定です。
 もう一つ、、アイランド・キッチンと一言で括ってしまうのではなく、もっといろいろな形のアイランド・キッチンがあってもいいのではないかということで、新しいアイランド・キッチンの形を提案する予定です。
 ご期待下さい

TITLE:パリ オモチャの遊園地

 パリの話、,少し長くなりましたが,本日で最終回です。
 今日は、、、パリで見つけたオモチャの遊園地の話。
 ひょっとして日本でも販売されているかもしれないけど、あまりにカワイイので思わずビデオ・クリップしてしてしまいました。

 ・・といいうことで、今回のパリの話はおしまいです。
 長らくお付き合い頂き感謝しています。
 
 バリの話が終わった処で、いよいよ来週はトーヨーキッチンのフラッグシップ・モデルであるINOの新製品の発表会です。
 まず,六本木ムーブルハイメ・アジョンの家具のあるインテリアの中でのキッチンはどうあるべきか、、という、極めて趣味性の高いインテリア空間の中でのキッチンのプレゼンテーションが23日から始まります。
 そして、30日からは全国の主要ショールームでのINOの新製品の発表会に続きます。日本のキッチン・デザインをリードしていると自負しているトーヨーキッチンが、今回また日本のキッチン・デザインの5年後、10年後を見据えた製品の発表です。
 ぜひご期待下さい。
 テーマは一貫して「キッチンに住む」です。

TITLE:パリで見かけた車いろいろ

 自他ともに認める車好きの私としては、ヨーロッパに行ってもカーウォッチングは楽しみの一つ。日本では路上ではあまりみかけない車が実際にストリートを疾走していたり、路地に普通に駐車してあったりするのを発見すると、、なんか、、それだけで嬉しい。

 凱旋門近くの路上にさりげなく路駐してあったランボルギーニ・ムルシエラゴ LP640 、、日本での価格は約4000万円だそうだ。日本で路上を走ってるのは見た事がない。ましてや、、路駐してあるムシャラゴなんて、、

 クラシック・ベントレー、、クラシックカーはあまり詳しくないので、これがいつの頃のベントレーなのかは知らないけど、、クラシックカーの持つ独特の空気は大好きだ。一度は所有してみたいとは思うけど、現実に考えると、、まあ、、夢物語かなぁぁ(涙)

 クラシックカーもここまて古くなると、もうメーカー名すら分からない。あまりに奇麗なクラシック・カーなので、リメイクされたものではないかと思える程だ。昔の人は山高帽なんかを被って、優雅にドライブしたんだろうなぁぁって、、これも夢ですね。

 見た事がない不思議な車を発見した。
 エンブレムを見ると「AXIAM」と書いてある。
 見た事も、聞いた事もない車なので、恐らく日本には輸入されてはいないと思う。
 日本帰ってインターネットで検索してみたら、フランスのメーカーで、ヨーロッパ全域に輸出されているとのこと。1983年に創立された会社だということなので、かなり新しいメーカーだ。年間の生産量は14,000.台なので、規模はかなり小さい。
 写真の車は AXIAM のA751という車種で、最高速度が45kmに制限されていて、そのかわり一部の国では運転免許がいらないという事だ。一部の国というのは、フランス、イタリア、ポルトガルらしい。
 面白い車があるのだと思った。

 こんなバイクを路上で発見、、それも高級ブティクが立ち並ぶファーブル・サントノーレの近くの路地だ。もうゴミになってもいいようなバイクがバリの中心地に置いてある。普通なら奇異に感じるのだろうけど、パリはそれが何か様になる。
 バリは不思議な街だ。

TITLE:今日から Shop nabe collection がオープンです

 本日より「Shop nabe collection」がオープンします。
 SHOP TOYO KITCHEN の画面の左側のMENUの一番上にある「nabe collection」をクリックして入店して下さい。
 nabe collection は前回の記事でも書いたように、海外に仕入れに行くついでに個人的に興味をそそられた物をごく少量購入してきました。あくまでも私の個人的な好みで仕入れたものではないので、「売れる」「売れない」は一切考えないで仕入れしたものです。
 少しだけ仕入れた物なのですが,数年経つと少し溜まってきました。一個は個人的に持ってたいのですが,残りは売ってみようかということなり,これ今回の「Shop nabe collection」の開店になったというわけです。
 記念すべき最初の出品は「迷彩柄の小物たち」です。

 迷彩柄って好きなので、着るものではいろいろ持ってますが,小物となるとなかなかないものです。今回出品するものは、偶然にもバリで見つけた物です。その後も迷彩の小物を集めようと探してはいるのですが、結局現在のところ,私が持っている迷彩柄の小物は今回出品のこの2点だけです。
 迷彩柄のミニチュア・ソファーの形状のジュエルケースです。猫足ていうのも、なんか可愛くないですか?

 ソファーを開けると、そこはジュエルケース

 もう一つは迷彩柄のミニチャー・チェスト、、、勿論小物入れになるような小さな引き出しが6つついています。引き出しは小さいので、指輪やちょっとしたアクセサリーなんかを入れて使うとなかなか可愛いと思います。このチェストにも猫足がついていて、これもなかなか良いと思いました。
 売れないと思って購入した商品ですが、こうやってSHOPをオープンすると、やはり売れればいいなと思ってます。

TITLE:シャネル モビル・アート展

 かなり話題になっているので、もうご存知の方は多いとは思いますが、CHANELモビル・アートといいう現代アートの展示会を東京で開催しています。この展示会に招待されて行ってきました。

 場所は代々木体育館内の空き地に巨大な白い可動式のドームを建設し、その中でシャネルのキルティング・バッグからインスピレーションを得た20組のアーティストの作品が展示されています。ドームのデザインはザハ・ハリド、、いかにもザハらしい有機的な曲線で構成された白いドームで、可動式だそうで、香港を皮切りに世界中を巡回するという話だ。世界を廻り終わるのはには二年の歳月をかけるらしい。

 このドームの中に展示してあるのは現代アートと呼ばれる作品なのですが、普通の展覧会とちがってサウンド・ウォークという音声ガイドに導かれて,白い迷路のような空間をさまよい歩くというもので、その音声のイメージかジャンヌ・モローということで、流れる音楽と合わせると、まさに「不思議のラビリンス」の疑似体験のようだ。
 写真は最初の作品で、透明なアクリルの結晶が空間に浮かんでいる。周囲は花模様のモザイクタイル。椅子があり、座りながら空間を見つめる。

 次の作品を見るには階段を登る。階段の先には穴があり、その中を覗くと不思議なモノクロの深海風景のような映像の世界。作家は日本人の女性アーティスト束芋(たばいも)。ここでもその穴をひたすら覗きながら彼女の世界に埋没していく。

 空間に空の段ボール箱が散乱している。中を覗くと、箱の底には映像が流れている。まるで中に不思議な小宇宙が広がっているような錯覚に陥る。流れている映像は白い床に裸の女性が動いている。そのうちの一人はかなり太っているのだけど、その女性の存在が何か映像から現実感を奪っている。

 ミラーが張り巡らされた曲線で構成された部屋の中央には一見泡のようなアクリルの塔がそびえている。泡の塔の先端には捨て去られたようなものが吹き出している。

 TATOOが入った豚皮で作られたシャネルのバッグ。
 このバッグの両サイドには、これまたTATOOの入った二匹の豚の剥製が控えていた。かなり不思議な雰囲気がこのバッグから漂っている。
 TATOOモチーフというのは、個人的にはかなり面白いと思った。ちょっと前に、坂井直樹さんがTATOOのTシャツを作って発売し、かなりヒットしたのを思い出した。日経デザインで彼と対談した時、「あのTシャツは復刻されないのですか?」ってきいたら、その予定はないそうでがっかりした。

 巨大なシャネルのバッグ。写っているのは一部で、バッグの開口部の高さは人間の背ぐらいはある。中にはコンパクトが置いてあり、さのコンパクトのミラーの部分がディスプレーになっていて、不思議な光景が映し出されていた。

 モビルアート展を見終わると、そのドームの出口で軽くお酒とフードが出てきて、暫し展覧会の感想などを話しながら懇談をした。ちょうど雨も上がって、ドームを吹き抜ける風が心地良かった。

 現代アートというのは、旧来のアートという考え方の垣根を大きく通り越してしまって、あらゆるもの,アートとして感覚的に捕らえられる表現が全てアートという範疇で語られるようになってきた。アンディー・ウォホールの時代には「POPアートは果たしてアートなのか?」という議論もあったらしいが、現代アートはそんな議論さえしている暇はないほど多様な展開を見せ始めている。
 有名なパリのカルチェ美術館では、この現代アートだけを展示している美術館で、ここを訪れると旧来のアートという概念を根本からひっくり返してくれる。前述の束芋の作品を始めて見たのはこのカルチェ美術館だし、ここで行われたゴルチェの「パンのアート」という展示も見たが、「パンさえもアートなのか!!」と腰を抜かした。美術館の地下で焼いたゴルチェのパンの作品を一階で展示をするというもの。ちょっと笑えたのは、この時にパンを焼いてた職人の作業着がゴルチェのデザインしたものだった。作業着がゴルチェのオートクチュールって、、なんて贅沢なんでしょう!!
 このモビル・アート展、完全予約制だそうだが、聞いてる限りはもう東京での予約は満杯らしく、もし見たいと思われた方は次の開催地に行くしか仕方がないそうだ。それと、確認した訳ではないけど,ヤフーオークションで出品されているという話を小耳に挟んだ。

TITLE:サローネの落とし物

 サローネ視察中にふと見かけた面白いもの,興味があったもの、、今日はそんなんをクリップしてみます。
 高城剛氏によれば
   「創造力は移動距離に比例する」
 ということらしいのですが、まさにさもありなんですね。
 旅をすると見た事がないような物や光景に出会うと、それが脳の引き出しの中に収納され、何かの時にアイデアとして取り出したりする、、

 世界のセレクトショップが必ず参考にするという,ミラノの「10コルソコモ」の屋上が解放されていて,始めて登ってみたら、、そこには不思議な庭園が広がってました。まるで、不思議の国に迷い込んだような、、、目眩感

 ユーロクッチーナのあるブースに置いてあった七人の小人と白雪姫のコーヒーポット。
 キッチンよりも、こっちに目が行ってしまった。
 

 次期レクサスのプロトタイプ、、ハリアーの進化系モデルだと思う。
 で、、車よりも塗装に目を奪われた。黒のマット塗装
 プロトタイプ用の塗装かと思ったら,街で同じような黒のマット塗装をしたアストンマーチンとハマーを見かけた。
 この塗装、、凄い、、日本でもあるのかなぁぁ??

 街の本屋さんの店頭に飾ってあった写真集の表紙
 なんか、、印象的に感じたのは私だけかな?
 この本屋さん、写真集だけの本屋さんで、かなり面白いコレクションが溢れていた。
 日本人も荒木経惟や横尾忠則の写真集も並べてあった。

 ソットサスの家具と美女のツーショット
 面白かったので、店のオーナーの承諾を受けてスナップした。
 買おうと思って値段を聞いたら,売り物ではないそうだ。

追伸
 昨日は六本木Meubleで新製品 Meuble Cabon とアジア・アフリカ・フォーク・アートとの異次元空間のお披露目。ちょっと内容がマニアックなので心配してたけど、おかげさまで雨の中を沢山のお客様に来て頂いて、とても嬉しかった。
 友人のアパレルのデザイナーが来てくれたのたけど、話を聞くと最近の趣味は格闘技だそうだ。「nabeさんも一緒にやろうよっ」て誘って貰ったけど、丁重にお断りした。なんか、最近格闘技を趣味でする人が増えてるとか、、知らなかった。
 Medicom Toy とのコラボレーションでステンレス製のBE@BRICKが完成して、内輪でのお披露目をした。正式には6月21日からの渋谷のパルコ・ファクトリーのMEDICOM TOY EXHIBITION ’08で発表になります。
 ご期待下さい。

TITLE:サローネ 2008 その7  エコのイメージ

 エコなデザインと言っても、プロダクトそのものがエコという意味ではない。
 デザインのイメージがエコであるプロダクトという意味で、このイメージがコンセプトだと思われる製品が今回のサローネでかなり見受けられた。

 左の写真はシュレッダーからゴミとして排出された紙を固めたイメージのスツール。シュレッダーから偶然に出たゴミを固めても、こんなカラリングにはならないと思うので、使う紙の色はかなり計算されているものと思う。でも、イメージとして捨てられたものを再利用しているというデザインのイメージは感じられる。

 酷使されて、ボコボコになってしまった金属の缶をイメージしてデザインされたランプシェード。本当に捨てられた缶を集めて、塗装して、製品にしている訳ではなく、これも捨てられた物を再利用しているというイメージのプロダクト。
 こうやってエコのイメージのプロダクトを良く考えてみると、本質的には省資源でも何でもないので、エコのイメージをデザインとして取り上げた製品という事になり、これもやはりプロダクトの装飾、つまりデコの一つの方向性だと考えるとこが出来ると思います。
 また、使用され、捨てられたイメージというのは、形状の偶然性というイメージに繋がり、同じものがないということになると、アートのような希少性というイメージに重なってくるのではないかと考えます。
 

 上の写真は足の部分が水没して、塗装が剥げてしまったというイメージのテーブルと椅子。これも、やはり捨てられてしまったものの美しさをもう一度見直して再利用するというデザイン。エコ・デザインもこういった切り口もある。

 ご存知 Piet Hein Eek (ピート・ヘイン・イーク)
 今回のサローネでの市内ギャラリーで、彼の作品を一同に見たが、1990年の前半からこういったエコのイメージの製品を作り続けているのを始めて知った。カンパーナ兄弟Edraから発売した廃材の椅子を見た時はかなりショックだったが、それより遥か前からこういった廃材のイメージの家具をデザインしてたとは、、凄いと思った。今なら私も理解出来るが、今から15年前に彼の作品見て評価出来たとか自問自答すると、まず無理だと思った。

 同じくPiet Hein Eekの廃材のイメージの椅子。
 前述の廃材のイメージのテーブルと組み合わせたイメージを想像して下さい。恐らくは殆どの人は評価しないし、高価であるという認識をする人も少ないと思う。
 でも、今回のサローネでのエコのイメージのデザインをしたプロダクトがれだけ増えてきているを見ると、5年先にはひょっとして一般の認知も上がり、これが高価なものに見える時代が来るかもしれないし、もし来たら凄い事だと思った。
 Piet Hein Eekのデザインはエッジである限り、単なる一つの方向性ほ示しているだけだけど、これが一般的に受け入れられるマーケットが誕生してくるとしたら、これは一種のデザインのパラダイム・シフトであり、革命になるのかもしれない、、そう思ったら、少し背筋が寒くなってきた。
 さて、、次回は「弾けるスピーガ通り」です
 ご期待下さい

追伸
 Openers というWeb Magazine で BE@RBRICK で有名なメディコム・トイの社長と私が対談をしてます。その対談を通して、メディコム・トイとのコラボレーションが実現しました。
 詳しくはここ  Openers