TITLE:岐阜のショールーム、明日いよいよ閉館です

 現在のTOYO KITCHEN STYLEの礎を作った最初のショールームは岐阜にあります。
 その岐阜ショールームが明日閉館となります。
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 改装はされていますが、20年以上前に作られたショールームとしては画期的で、当時岐阜都市景観賞を受賞しただけあって、今でもまだ古さを感じさせません。
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 建物全体は当時足繁く通ってたミラノの街角をイメージしています。入り口はミラノの建物の奥に潜むパティオのイメージです。
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 パティオを抜けると、そこがエントランスです。パティオの上には仮設の屋根をイメージしたパイプのオブジェがあります。新築当時はこのパイプの色は鮮烈な赤でした。
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 エントランスを入ると正面は一段上がった踊り場になっていて、大きな窓があり、晴れた日には抜けるような青空が目に飛び込んできます。地中海特有の抜けるような青い空をイメージしたものです。
 現在では窓の向こうには無骨な建物が建ってしまっていて、景観はぶちこわしなのが残念です。
 キッチンと同時にインテリアを提案していこうという意気込みで、建築当初はここにマッキントッシュの椅子が鎮座していました。座面はグリーン。マッキントッシュの椅子のガラリの隙間から見る青い空と、緑の座面、、ちょっと想像してみて下さい。
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 2階に上がると太陽が降り注ぐ大きな窓と、イタリアの一般住宅でよく見る組み木のフローリング。少しホッとする空間が続きます。
 まだまだショールームとしては十分斬新で美しい岐阜ショールームですが、残念ながら明日で閉館となります。
 
 この閉館は、岐阜ショールームから始まったキッチンと一緒にインテリアを提案するというビジネスが、今ではTOYO KITCHEN STYLEの一番の特徴になってきました。この為、展示にはさらに広いスペースが必要になってきた事で、大都市周辺の小型ショールームは都市部の大型ショールームに吸収させて行くという戦略的な方針の一貫として実施します。
 11月22日には総面積800坪という巨大なキッチンとインテリアのショールームが名古屋に出現します。量販型のキッチンや家具ではなく、ハイエンドなキッチンとインテリアのショールームとしては先日オープンした大阪ショールームを抜いて、世界最大のショールームとなります。
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 この新しい名古屋ショールームを「The House」と名付け、従来のキッチンと家具・照明・モザイクだけでなく、インテリアに於けるグリーンの提案も同時に行ないます。また、インテリアをもっと楽しい、エクサイティングなものにする為に「Home Decoration」という概念をさらに一歩進め、モザイクも単に単色に近いものだけでなく、もっと装飾性の高いモザイクを見て戴けるスペースを作ります。例えば伊藤若冲をイタリアのモザイク職人が表現したらどうなるのか、、とか、、ともかく、800坪という広大なスペースを使って、次世代の日本のインテリアを提案していきます。
 2014年11月22日グランド・オープンの予定です。
追伸
 と、、、書いた所でThe Houseプロジェクトの社員から指摘がありまして、実は屋上庭園があるのですが、それを含めると800坪だそうです。謹んで訂正しました。
 しかし、、800坪かぁぁ