TITLE:ソウルの冷麺屋さん

 お昼にソウル市内の冷麺屋さんに行ってきました。
 1日に1000杯の冷麺を売るという、ソウルきっての冷麺の繁盛店らしいです。

 表通りから一筋入ったお店なのですが、行列は表通りまで溢れていました。
 店名も韓国語表記なので、なんという店の名前も不明ですが、行ってみたい方はこの写真に写ってるハングル文字の看板を解読して下さい。

 待つ事30分、ようやく店内に入る事ができました。
 店内のメニューも全てハングル文字なので、ともかく連れて行って貰った人にお任せです。

 冷麺の前に豚の三枚肉を茹で上げたのが出てきました。
 手前の甘辛いソースに浸して、それを蕪の甘酢の漬け物と一緒に食べます。
 うまい、、

 そして、いよいよ真打ちの冷麺が登場
 細い麺で、スープも美味しくって、一気に食べてしまいました。
 さすが繁盛店です。
 ソウルに行った時はぜひお試し下さい、、って言いたいけど、店名も住所も不明です。
 店名は最初の写真のハングル文字で判別して下さい。
 住所は、なんか工具屋さんが並んだ街でしたということしか分かりません。
 今年2回目のソウルですが、また時間を作って行ってみようと思います。

 そうこうしているうちに、SICIS TOKYO のショールームオープンがいよいよ来週に迫ってきました。昨日現場を確認したのですが、殆ど仕上がっていました。
 商店建築の編集長が事前に視察に見えたようで、自身のブログに書いて見えたので紹介します。
 「商店建築」編集長blog → ここ
 7月17日グランド・オープンです。
 詳しくは ここ
 イタリアで始めて見てから4年、なんとかこれを日本に持ってきたいと思い続けたのがいよいよ実現することになりました。
 なんか、感無量です

TITLE:ソウルに行ってきました

 最近とみに躍進著しいことで話題になっている韓国の息吹を感じたくてソウルに行ってきました。
 10年ぶりのソウルでしたか、街は以前とは較べものにならないくらい奇麗に整備されていました。それと、ファッションはもう日本の若者と同じ雰囲気で、ミョンドンを歩いていると日本の街を歩いているような錯覚にも襲われました。
 ロッテ百貨店の地下で何故か「鉄腕アトム」を見つけました。
 ハングルは読めないので、これがどういうディスプレーなのかは不明てす。

 韓国でも「鉄腕アトム」は不滅なのかなぁ??
 異国でこういう日本のアニメを見つけると、ちょっと嬉しい私です。

 私が社長を勤めるアパレル会社の持つブランドの一つ「ウェラバウツ」のファションショーを4年ぶりに復活する事になりました。ショーの場所はなんとトーヨーキッチンの東京ショールームで開催します。
 キッチンのショールームとファションショー、ちょっと異質な組み合わせですが、楽しみにしています。

TITLE:ようやく辿り着いたポンピドー・センター

 以前からポンピドーセンターに行ってみたいと思ってはいたのだけど、何故か機会がなくて実は一度も行った事がなかった。ともかくパリというより世界の現代アートのメッカと言っても過言ではないポンピドーセンター、ようやく行く事が出来た。

 正式名称は「ジョルジュ・ポンピドゥ国立美術文化センター」、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが設計し1977年に開館した。
 写真を見ても分かるように、建築途上の足場をそのまま残したようなイメージの不思議な建築物。こんな建物がパリの街並には似合う筈がないと思うけど,建物の前に立ってみると、これが妙にパリの街並に溶け込んで見える。
 パリの美術館はフラッシュをたかない限り撮影は自由なので、収蔵品を自分のカメラに収めアルバムにするという楽しみもある。ポンピドーセンターも例外ではなく、館内の収蔵品の撮影は自由だった。

 ポンピドー・センターの展示品は本当に多義に渡っている。
 知名度の高いマチス(上の写真2枚)もあれば、現代アートには疎い私には聞いた事がない作品から、ともかく幅広い収蔵品に驚かされる。

 こんな不思議な黒子のような像が並んで座ってたり

 吉岡徳仁が「セカンド・ネイチャー展」で発表した「ヴィーナス-結晶の椅子」の発想はここから得たのではないかと思われる展示があった。「有刺鉄線の塩ランプ」という名称が付いてた。鉄条網を様々な模様に展開させ、死海に沈めたあと、砂漠の太陽の元にさらした作品らしい。
 作家の名前はSigalit Landau/シガリット ランダウ
 彼の作品は他にも展示されていたので、興味のある方はぜこポンピドーセンターを訪問して下さい。

 絵画や造形だけでなく、近代家具も多数展示されていた。
 写真左はご存知コルビジェのソファー、右はアイリーン・グレイの収納ワゴン

 展示品の中にはジャン・プルーヴェのブレハブの家まで展示されていたのには驚いた。
 ポンピドーセンターは1914年から現代に至るアート作品の展示が行われている。アートも現代に近くなればなるほど、「アートの境界って何?」という思いに捕われてくる。そういう意味では自分が持つ常識という垣根をいとも簡単に飛び越えてしまったような、目眩にも似た感覚に襲われる。
 ロン・アラッドだと思うけど、「アイデアに困った時にはポンピドーに行く」と言ったそうだけど、確かにここは「常識を超越したアイデアの宝庫」ということが言えると思う。

TITLE:XO社はカリム・ラシッドを採用した

 XO社からスタルクに代わる次の世代のデザイナーとしてカリム・ラシッドを採用しての新製品を発表してました。

 手前が椅子、左がハイスツール、右がスツール
 いずれもカリム・ラシッドらしいフォルムでとてもカラフル

 上の写真にも少し写っているけど、このスツールは二台をスタッキングすると面白いスツールが出現する。カラーの組み合わせをいろいろ変えると楽しいかもしれないですね。

 昨年から各地のショールームで展開しているXO社の発表会で紹介した「Mi Ming」(ミミン)はおかげさまで大きな反響があり、たくさんの予約を頂戴しました。この場を借りて感謝です。
 昨年からのトーヨーキッチンでの発表会で紹介したのはミミンの赤(写真奥に写ってます)でしたが、今回白バージョンが新たなカラーバリエーションとして展示されていました。このミミンの白については、2月の半ば過ぎには東京ショールームでご覧頂ける予定です。
 昨年にスタルクが引退宣言をしたことで、大御所の引退ということで、家具・インテリア業界は騒然としたことは記憶に新しいと思います。でも、どうもXO社の話しだと引退はしないようで、引き続きXO社から新作を発表するということなので、とても楽しみです。

TITLE:インナーモストからウイニールイの新作が登場

 インナーモスト社からイゾラ・リニアのプレゼンテーションで使用した照明のデザイナー「ウィニー・ルイ」の新作が発表されていました

 今まで見た事がない有機的なフォルムの照明器具です
 ここまでアバンキャルドなデザインが日本で受け入れられるかどうかはちょっと分からないと思いましたが、でも個人的には凄く好きなので、秋の東京デザイン・ウィークには皆さんに見て頂けるようにします。
 実際の現物を見て頂いて、いろいろな意見を頂戴したいと思います。

 ちなみに、イゾラ・リニアで使用したウィニー・ルイの照明は左の写真です。
 今回の新作の照明と両方を見ると、彼女がアクセサリー・デザインから始まったということが良く理解出来ます。
 新しい潮流のデザインは、同じストリームの延長線上からはなかなか生まれにくいということかもしれませんね。
 まったく分野が違うアクセサリーのデザインの発想があるから生まれた照明デザインのような気がしました。

 インナー・モスト社からはこなん新作も展示されていました。
 少し「和」のテーストのような気がしました。

 また話は全然変わるのですが、いま話題の映画「アバター」を見てきました。iMAXの3Dが一番迫力があるという話だったので、予約をして見に行きました。

 あんなに面白くて、あんなに疲れる映画は始めてです。
 ジェームス・キャメロン、、凄い監督ですね。
 あと、この映画で驚いたのは実写とCGの視覚的な差を感じなかったことです。何処までが実写で、どこまでがCGなのか、区別はまるで出来ませんでした。CGの進化は想像以上に進んでいるようですね。

TITLE:バルセロナ・デザインの新作

 今回のパリ出張の二番目の目的はパリで開催された「メゾン・ド・オブジェ」の視察ですが、実は一番の目的ではありません。一番の目的は何かという事ですが、いまはちょっと秘密です。恐らく5月頃には皆さんお話し出来るとは思いますが、その時のお楽しみということで・・
 この「メゾン・ド・オブジェ」は家具とインテリアのフェアーで、日本からも沢山のバイヤーが訪れます。このフェアーがサローネと決定的に違うのは、対象がプロのバイヤーなので、サローネのようなお祭り騒ぎがないことかなぁぁ つまりとても地味で、サローネをイメージして行くと期待は完全に裏切られる事になります。
 トーヨーキッチンが日本での総代理店をつとめている「バルセロナ・デザイン」もこのフェアーに出展していて、新作が展示されていたのでそれをまず紹介します

 ラウンジ・チェアーとオットマンです。
 デザイナーは勿論ハイメ・アジョン。
 

 ハイメにしては、ちょっとシンブルで、悪く言うと「遊び」がないなぁぁと思って見てましたが、担当の営業に聞くと、実はこのチェアーは「カラー」で遊ぶのだそうです。
 実際に赤のチェアーも展示されてました。
 鮮やかな赤で、美しいのだけど、日本の建築家でここまで大胆な色使いをこなす人がいるのだろうかと思いました。
 でも、、美しい
 サローネでは、グリーンのバージョンも発表するそうで、ぜひ見てみたいものです。
 このラウンジ・チェアー、今年の秋の東京のデザイン・ウィークに東京ショールームにお目見えする予定なので、ぜひ楽しみにしていて下さい。

 新作のラウンジ・チェアーに座ってご満悦の私です
 座り心地もかなりいい。

 新作ではないのですが、こんなんも展示されていました。

 話は完全に余談になるのですが、Apple社からiPadが発表になりました。いよいよメディアはモバイルの時代に本格的に突入しつつあります。韓国でも、今回のパリでも、香港でも、このモバイルの時代に対応するように、ホテルや空港、展示会場のようなパブリック・スペースにはWi-Fiの環境がかなり充実しつつあります。FreeWi-Fiも当たり前になりつつあって、もう殆ど社会のインフラ化しつつあるような気がしています。パリでの定宿でも、前回まではパスワードがないとホテルが用意するWi-Fiには繋がらなかったのですが、今回行くとパスワードも何もまったくなしで、ホテルに入った途端に会社からの電子メールが滝のようにi-Phoneに注ぎこまれてきて、ちょっと驚きました。
 振り返って、日本はどうかというと、このWi-Fi環境は世界に較べて著しく遅れているとしか言いようがありません。これから本格に迎えつつあるモバイル・メディアの時代に、その基礎的なインフラでもあるWi-Fi環境がこれだけ遅れているのはどういう訳なんだろうと、イーチョン空港を見て感じた日本の航空行政への疑問と同じような疑問を感じました。

TITLE:パリは雨でした

 イーチョンから約12時間、小雨煙る真冬のパリに到着しまた。
 パリの冬は本当に寒い。
 あまりに寒過ぎて、到着した晩に食事に出かけてワンブロック歩いただけて、寒さに震えてホテルに即引き返したことあった。そんな寒いのに、タクシー待ちの行列が延々と続いた時があって、そういう時ほどタクシーが来なくて、待つ事2時間、あまりの寒さに、、それこそ「死ぬかと思った」事も思い出した。
 今回のパリも寒いのには寒かったのだけど、耐えられない寒さではなかったので、ホテルにチェックインしてすぐに食事に出かけた。

 パリは恋人達の街
 肩を寄せ合って歩くパリの恋人達の姿は一幅の絵を見るように美しい。

 翌日も雨だった。
 少し高いところから見るパリの街は淡い水彩画のようにも見える。

 パリでのお気に入りのカフェ
 このカフェで一杯のシャンパンを頂くのが楽しみ

TITLE:ラベンナの街角で(2)

 今日は、ラベンナ市内で私が興味深いと思ったものを紹介します。
 まずは八百屋さんの店先で、、

 左の写真は、日本では見た事がないような、大きくて肉厚のマッシュルーム
 サラダにしても美味しそう。
 イタリアで食べるマッシュッルームは日本のそれより遥かに美味しいと思う。
 右の写真は料理用のイチジクらしい。
 イチジクの料理って、食べた事がないけど、こうやって普通の八百屋さんに並んでいるのをみると、この地域では普通に食べられてるということなんだ

 左の写真は料理用のズッキーニの花
 この花の中に詰め物をして揚げたりするのはご存知の通り
 右の写真の豆状の食べ物は何か分からなかった
 もし知ってる方が見えたら教えて下さい

 最後の写真は街角に普通にある公衆電話
 形が気に入ったので撮影した

 今日でパリ・ラベンナの旅行記は終わりです。
 長らくお付き合い戴き感謝しています
 ラベンナ・シリーズが続いている間に、「ISOLA liner」と、オールステンレス洗面「CURVE」、そして、ラベンナからモザイクの新色が発売になりました。
 新製品のお披露目は東京ショールームで10月9日に開催されました。
 沢山のお客様に来て頂きました。パーティー開始と同時に大混雑になり、特に ISOLA liner の周囲には人垣が出来て、製品の近くまで近寄れないくらいの大混雑でした。
 本当にありがとうございました。
 それから、もうご存知とは思いますが、トーヨーキッチンのホームページが完全リニューアルをしました。継ぎ足し、継ぎ足しで、かなり複雑になり過ぎていたのですが、今回のリニューアルでかなり見易くなったものと思います。
 まだ、ご覧になってない方がお見えでしたら、ぜひ一度ご覧下さい

TITLE:ラベンナの街角で(1)

 ラベンナの街角で気になって切り取った風景です。
 古き、良きイタリアの田舎町「ラベンナ」です。

 町の中央の広場にそびえ立つ塔
 イタリアの田舎の空は抜けるように青いという印象があるが、撮影した日はまさしく抜けるような青空だった。

 日が落ちてくると広場のレストランにも灯りがともり、、

 三々五々に町の人たちが集まってくる。

 日がたっぶり落ちて、夜の帷が町を包むと、広場では野外コンサートが始まった。

 夜の帷の中で白くライトアップされた「ダンテの墓」
 ダンテはこの町で亡くなったそうだ

TITLE:ラベンナの街モザイクが溢れている

 モザイクの街「ラベンナ」
 街のあちこちにもモザイクが溢れていた

 街角に置いてあるプランターには全てモザイクで装飾されていた

 建物のサインもモザイクで作られている
 街中がモザイクで飾られている街「ラベンナ」
 素敵な街です

PS
 ちょっとお知らせです。
 WWDでも報道されているので、ご存知の方も多いかと思いますが、アパレル・ブランドの社長に就任することになりました。
 GDC名古屋というメンズ・アパレルのショップを昨年から始めたことはご存知かと思います。昔からアパレル・ビジネスは興味があって、いつかはやってみたいと思っていたので、ショップ運営は、まあ、念願のという感じかな。
 でも、ショップたけじゃなく、もう少しアパレル・ビジネスに関わりたい気持ちで、今回こういうことになりました。
 まるで畑違いなので、なかなか勝手が分からない部分もありますが、挑戦をしてきたいと思ってます。
 GDCの抱えるブランドは
 GDC
 WHEREABOUTS
 Bonnie Springs
 の3ブランドです。
 GDCはご存知のように熊谷隆志がディレクションするアメカジ系のストリートブランド
 WHEREABOUTS は日本人で始めてアントワープ王立芸術アカデミーを卒業した薗英貴(ふくぞのひでたか)がデザインする、モード系のブランド
 最後のBonnie Springsはスタイリストの百々千春がディレクションする女性向けのブランドで、どちらかというと、ちょっとエッジ系でエレガント系かな、、
 もし機会があったら、このブランドの服を一度お試し下さい。