TITLE:シトロエンはカラフルシート

 シャンゼリゼーのシトロエンのショールームで見たプロトタイプの、、恐らく四駆ではないかと思う展示車。

 フロントマスクは精悍なイメージ。ヘッドライトの下にあるエアーインテークが印象的

 インテリアが凄い
 カラフルなのもプロトタイプらしくていいのだけど、面白いと思ったのはシートの背の部分までデザインされているという事と、シートそのもののフォルムもとてもユニーク。
 ドアは観音開きになっていて、開放感があっていいと思うのだけど、こういう場合の車の剛性ってどうなるのだろうと、妙な部分が気になってしまった。

 シャンゼリゼ大通りには各車メーカーのショールームが目尻押しです。どのショールームもシトロエンのようにプロトタイプの展示がしてある事が多いので、車好きには見逃せない観光スポットかもしれませんね。

TITLE:コレットのバービー人形

 一週間程パリに行ってました。
 パリも暑かったのですが、湿気が少ないせいか、影に入ると結構涼しくて過ごし易いですね。
 でも、時差には相変わらず参ります。
 例によって、仕事の合間にサントノーレのセレクトショップ「コレット」を視察してきました。

 店の入り口にディスプレーされていたのが、なんと「バービー人形のサッカーゲーム
 ちょっと残酷でもあり、ちょっとユーモラスでもあり、
 バービーのサッカーゲームがあるなら、ガンダムのサッカーゲームもありかなということで、そんなんがあれば是非欲しい。

 「コレット」は何でもありなので、遂にクッキーまで販売していた。
 ちょっと可愛

TITLE:アマルフィー

 「アマルフィー・女神の報酬」という映画がヒットしているらしい。織田裕二の主演でフジテレビの開局50周年を記念して製作されているということなので、フジテレビも意地でもヒットさせないと面目が立たないということらしい。
 映画は見てないので、内容については論評出来ないが、この「アマルフィー」という街、4年前に訪れた事がある。
 「世界で最も美しい海岸」という触込みに誘われて行ってみた。
 行ってみると、触込み通りの本当に美しい海岸だった。

 写真は私がアマルフィーを訪問した時にホテルのベランダから撮影したもので、ともかく恐らく誰が撮影してもそのまま絵になると思われる程美しい街だった。
 場所はイタリアのナポリから車で2時間程のところで、「帰れソレントへ」のカンツオーネで有名なソレント半島の南側に位置する。

 街には美しく咲き乱れている花で覆われ、その街の周囲はレモン畑が続いている。この街の特産は勿論「レモンチェロ」というレモンのリキュール。
 この「アマルフィー」の隣町に「ポジターノ」という街があり、ここも「アマルフィー」に負けず劣らず美しい街で、その街の佇まいに感激して商品名にしてしまった。
 その話しを以前にここnabe forumでも書いたので、興味のある方は一読下さい。
 POSITANOの街 (ポジターノ) → ここ

TITLE:釘を一切使わない構造物 祇園祭の山鉾

 先週終わった京都の祇園祭、そこで登場する山鉾は釘を一切付かないで荒縄だけで作り上げる構造物として有名だ。祇園祭そのもそのは以前に見た事があるのだが、その山鉾がどうやって作り上げられるのか興味があって、祇園祭に先駆けて山鉾が作り上げられる日を狙って見に行ってきた。
 祇園祭がまだ始まっていないからそんなに混んでないと思って行ったら、私のように建築途上の山鉾目当ての観光客で四条通は思ったよりごったがえしていた。

 四条通に到着すると、そこら中で山鉾が組み上げ始められていた。

 組み上げが進んで、山鉾の全容を見えてきた。
 釘を一切使わず、荒縄だけで組み上げられている様子が写真からもよく分かる。
 祇園祭で登場する山鉾は全部で32基
 これが全て1日で組み上げられる。

 荒縄の部分のアップ。
 ただ単に結び上げだけでなく、結び上げられた荒縄そのものがアートのように美しい。
 先人の知恵なんだ。
 華やかな祇園祭の山鉾の中に隠された構造がこんなに美しいのに感動した1日だった。

 全国で開催している「社長講演会」も先週に福岡が終了して、いよいよ今週の23日(木)は広島での講演が最後になります。これで全国5カ所で講演したわけですが、当初思ってたより講演の内容である「キッチンに住む」というテーマが素直に理解して頂き、感謝する反面、正直ちょっと拍子抜けしたのは事実です。時代の足音が近づいてきたということなんでしょうね。

TITLE:大リーグの球場にはネットがない

 サンフランシスコに行ってきました。
 夜に大リーグの試合を見てきました。
 「サンフランシスコ・ジャイアンツ 対 テキサス・レンジャーズ」

 大リーグは40年以上も前にニューヨークに住んでいる頃、ヤンキーズやメッツの試合を見に行った事はありますが、昔過ぎて、もう記憶の彼方に飛んでました。
 お約束のビールを片手に席に着いた時はもう試合は始まってました。
 ジャイアンツの投手はあのランデイー・ジョンソン
 客席から見ても、彼はでかい。
 見始めてると、なんか日本の球場とは違って見える。
 よく見ると、グラウンドと客席を仕切るネットがバッター・サイクルの後ろに少しかない。
 写真を見て貰っても分かると思うのですが、ネットがない事での臨場感は日本の野球と全然とがう。

 客席から外野方向を見た写真
 客席とグランドが異様に近い事が分かる。
 飛んできた球が当たって起こる訴訟を回避するより、エンターテイメントとしての野球の方を優先するという意味なのかなと思ったりしました。
 ともかく、サンフランシスコ・ジャイアンツのホーム・グラウンド「AT&Tスタジアム」に関しては日本の野球場より圧倒的な臨場感があり面白い。

TITLE:パリの街角で、、いろいろ

 パリの話も後一回を残すだけになりましたが、実は、10月22日の新製品発表会に向けて、何かとバタバタしているのでnabe forumの更新も少し滞っていて、読んで頂いている皆様には申し訳ない、、と、、少しだけ思ってます。
 新製品の話は、少し置いておいて、今日はパリで見かけた、私が興味を引かれたけど、ジャンルとしてどう分類していいのか分からないものを集めてみました。

 サントノーレの近くの画廊で見かけた、、なんと「ゴジラ」のフィギュアー。
 ショッピング・カートに跨がって、足にはスニーカー、、そして何故か体中にペンキをぶちまけていて、、手には真っ赤なルージュの口紅、、画廊だから、アートなんだろう思うけど、どんなものでもアートになりうるという時代なんだという事なんでしょうね。
 でも、、 ゴジラ好きとしては、、ちょっと心を引かれるものがある。

 同じく、サントノーレの近くの画廊で見かけた「犬たち」、、恐らく紙粘土ではないとか思う。可愛くないかい!!
 これもアート

 巨大な卵形のシャンデリア
 シャンデリアもいろいろ見てたけど、こんな形状のシャンデリアは始めてお目にかかった。黒バックに浮かび上がる様は、かなり妖しい。一瞬スタンリー・キューブリック監督の映画「EYES WIDE SHUT」に登場する秘密の邸宅を連想してしまった。

 迷彩柄のソファーを発見。思わず喜んで座って記念写真をパチリと一枚。
 ルイ・ビトンが村上隆とのコラボレーションで限定で出してきた迷彩柄のバックといい、迷彩柄がトレンドになりつつあるような気がする。このトレンドはファションの世界だけに留まらず、インテリアのモチーフとして使われ始めても、それは、それでカッコイイのではないとか思ってます。
 先般発売した迷彩柄のスツールも好評だし・・

 街角を歩いていたら「Free Tibet」のデモ隊に遭遇した。

TITLE:パリ ウィンドウ・ショッピング 気になったファション

 今期の秋冬物は妙に落ち着いてしまっていて、自分で着るということだったら、このくらい落ちついた方ががいいのかもしれないけど、ウィンドウ・ショッピングとしてはちょっと物足らなかった。
 その地味な秋冬物の中で興味をそそられた服やらを何点か撮影してきました。帰国してみると女性物が一枚もなく、全て男性ものでした。
 という訳で、今回のパリ・ファション報告は女性物はなしという事になりました。

 最初はご存知ジョン・ガリアーノ。私の中では着たいけど、とても着る勇気はないジャンルの服のナンバーワン。写真はボンデージ・イメージがのプリントされたTシャツ。ガリアーノのモチーフの中ではボンデージというのは繰り返し出てくるのだが、ここまで明確にボンデージがプリントされたのは始めて見た。こんなTシャツで街を闊歩する、、それだけで飛び抜けて目立ちそうだけど、、 

 同じくガリアーノののコート。裾に広がるクリスタル模様がいかにもガリアーノらしい一品。インナーにチラリと見えるレザーも、どことなくボンデージ風。

 ファーブル・サントノーレ通りの有名セレクト・ショップ「Collete」の一階が全面改装していた。デザインは片山正通だそうだ。その一階には日本のブランドが勢揃いしていた。スニーカーのコーナーにはVISVIMまで並んでいた。

 階段下のコーナーには日本の2つのブランドが特設コーナーを設けて販売されていた。左は「Original Fake」、右は「BAPE」ということで、まさに日本の裏原ブランドが遂にパリの中心サントノーレでメジャーになった感がある。2階にはコム・デ・ギャルソンおそ松君シリーズもあり、パリのColleteが日本ブランドに占領されたみたいで、なんか不思議な感じがした。

 パリのセレクト・ショップの双璧をなすのが「レクレルール」。南青山にも店があるので日本でも馴染みは深いと思う。写真はその「レクレルール」に並べられたベルト。いかにもレクレルールらしいセレクションだ。今回始めてシャンゼリゼ店に行ったけど、相変わらず中は暗くて、商品が所狭しと吊るされていて、日本人には見にくいかもしれない。「レクレール」でのショッピングは日本の一般的なアパレル・ショッピンクと違って、自分で探す訳ではなく、信頼がおける担当の店員が全てセレクトしてくれる。馴染みの顧客は基本的には座っているだけだというのがバリ風のショッピングらしい。
 しかし、、セレクションは素晴しいと思う。
 日本のセレクト・ショップのバイヤーの多くがこの「レクレルール」の扱い商品にかなり影響されているという話を聞いた事がある。
br>

 最後の写真はOMEGAの限定ウォッチ。店内はもう閉まっていて入れなかったので、どういう時計なのか聞けなかったけど、、かなり気になってます。どんな時計か知ってる人はいませんか??

TITLE:パリ なんとレバノン料理に遭遇

 仕事も終わって、ホテルの近くを散策していた。
 気温は20度を切る程度で、散歩するにはとても気持ちのいい気候だった。夕食の時間になったが、特にどこも予約してなかったので、歩きながら美味しそうなレストランでもあれば入ろうかと考えてた。美味しそうな雰囲気ではなかったり、満席だったりして、いつの間にかホテルの近くまで来てしまった。
 ホテルの近くは何もないので、今度は歩く方向を変えて食事の場所を探したのだけど、なかなか見つからない。

 ちょっと高そうなレストランを見つけた。メニューを見ても見かけない料理ばかりなのて、一抹の不安感はあったが取り敢えずお腹も空いたので入る事にした。レストランは結構混んでたのだけど、座る事が出来た。
 席に座って、辺りの客が食べている皿を見ると、なにやら見かけない料理ばかり。メニューを再度見ても、英語が書いてないということもあって、さっぱり内容が理解出来ない。メニューが分からない時はコースでということで、ウェィターに料理を注文する時に「ところで、ここは何の料理をなのだ?」って、、聞いたら、ウェイターは怪訝な顔で「レバノン料理」って答えた。
 えっっっ、、「レバノン!!!
 食べた事がない、、、というわけでパリで生まれて初めてのレバノン料理にありついた。

 とりあえずお薦めのワインを頼む。
 レバノンのワインって、飲んだ事がない。
 試飲をすると、、かなりボディーのしっかりしたワインで、品種はシーラかなぁぁって聞くと、そうだと言う。「シーラと他には何が?」って聞くと、知らないぶどうの品種の名前がぞろぞろ出てきた。まあ、うまいからいいかって思って、メモしなかったのがちょっと悔やまれる。

 中空になったパンが出てきた。ちょっと味はナンに似てるような気がするけど、ナンより少し濃厚で味がある。
 これ、、ちょっと好きかも・・

 料理が出てきた。
 左は揚げ餃子のような、揚げ春巻きのようなものだが、中に入っているのは肉系でかなりスパイスが効いている。右の写真と、左の写真の右端に写っている料理は、野菜だったり、豆だったり、パクチーだったり、いずれも香辛料がしっかり効いた料理で、かなりあっさりしている。

 メインの羊の串焼きグリル
 味がある羊だけど、かなり固い、、それと、、焼き過ぎ
 全部は食べられなかった。

 偶然にもパリで初めてレバノン料理を食べたけど、感想としては、、
 「とてもいい経験をさせて貰いました」
 かなぁ

TITLE:パリ エッフェル塔なんかに登ってしまった

 パリに行ってきました。
 まだ、日本が気温が35度ぐらいの頃、パリはもう秋の気配が忍び寄ってました。日中でも太陽が照ってないと、軽いコートでもないと肌寒いくらいでした。シャルル・ドゴール空港に着いた時はちょっと寒いかと思いましたが、少し気温に慣れると極めて心地よい天気と気温でした。

 たまたま泊まったホテルからエッフェル塔まで歩いて行ける距離だったので、久しぶりというか、なんと40年ぶりにエッフェル塔に登ってしまいました。

 エッフェル塔を下から見上げると、100年も前にこんな建造物をよく作ったものだと感心する。一番下のエレベーターはなんと水力で動いている。斜めに登ると、最初の展望台に到着する。そこでは降りないで、そのままでいると、エレベーターは二層目の展望台に到着する。そこで、最上階の展望台のエレペーターに乗り換える。
 40年前に確かに登った記憶があるのだが、登ってみるとどの光景も見覚えがない。 
 年なのかなぁぁぁ(涙)

 最上階からパリの市内を眺める。当日は空気が澄んでいて、遥か遠くまで見渡せた。勿論、パリ市内は街外れまで全て見渡せた。

 ラ・セーヌ、、中州の先端には自由の女神が見える。この自由の女神の巨大版がアメリカにフランスから寄付されて、マンハッタンの先端に据えられ、アメリカのシンボルになったのだが、その原型がここにある。

 ご存知、凱旋門とシャンゼリゼ通り

 ルーブル美術館

 遥か彼方のモンマルトルの丘まで綺麗に見渡せた。
 こうやって高所から見ても、パリは本当に美しい街だ。

 余談だけど、パリほどシャンパンの似合う街はないと思う。
 パリのカフェで飲むシャンパンはまた格別の味がする。

TITLE:木造4階建ての温泉宿 環翆楼

 木造4階建てという不思議な温泉宿が箱根の塔ノ沢にある。
 築100年というから、かなりのレトロ感だし、今では木造で4階建てという建築は許可されないそうだ。そいいう意味からでも、建築としてはかなり興味深い。

 宿に入った瞬間に100年前にタイムスリップしたかのような錯覚にさえ陥ってしまう。
 この宿、実は私の20年来の友人がやってる旅館で、時々全国に散らばった友人が一同に集まって、旧交を暖めたりする場でもある。この友人とは、若い頃に青年会議所という組織に入っていて、その頃に知り合い、以降なんやかんやで交遊が続いている。
 そんな由緒ある旅館の親父なので、どことく雅な顔立ちで、それと、子供の頃から温泉で生まれ育ったというだけあって、なんか顔がいつも艶々としているような気がして、さすが塔ノ沢の湯は肌にいいという看板を背負っている、、、ていう感じかな!

 玄関を入ると、右手に飾られている大きな古色蒼然とした金庫。

 格子の窓越しにお庭を見ながら、部屋へと案内される。

 畳敷きの渡り廊下
 建具は全て昔のままの木製。

 木製の床の渡り廊下
 建具に入ってるガラスは全て「手吹きの板ガラス」
 像は微妙に歪むが、ガラスの透明度は素晴しい。
 こんなガラスが割れないで今まで残っているというのは驚異だと思った。
 ヨーロッパにはまだ「手吹きの板ガラス」を製作している工房は残っているという話は聞いたけど、日本でもまだ残っているのかどうかは聞き漏らした。

 旅館の4階にある国宝級の大広間。
 襖絵はかなり修復が必要なように見受けたけど、予算的にも一旅館で修復費用を負担するのはかなり厳しいと、、親父は言ってた。さもありなんと思った。でも、この70畳の大広間、かなりの迫力で、一見の価値はあると思う。

 大広間の天井
 欅の一枚板で覆われている。一見曲げ木に見える天井側面の桟も、良く見ると曲げ木ではなく、一枚の木を刳り貫いて加工してあるように見えた。
 昔のものは、一点一点に職人の手が入っていて、それが何か暖かみみたいなものとして伝わってくるような気がした。

 環翆楼の玄関で旅館の親父と記念撮影。
 宿の下足番にシャッターを押してもらったら、なんとピントがオオボケだったので写真は縮小しました。
 一泊しただけだけど、、なんか肌が艶々になったような気がしたけど、、 な、、わけないな。
 箱根塔ノ沢の「環翆楼」、今風のカップル向けの温泉宿ではないけど、、お近くにおいでの節で、木造建築に興味がある方、レトロな雰囲気がお好きな方、ぜひ一度お出かけ下さい。