TITLE:SICISのモザイク工房

 SICIS製品の特徴の一つに、単なる単色のモザイクを販売するだけでなく、お客様からオーダー戴いたデザインや柄をモザイクの上で表現して納める事が出来るというのがあります。
 世界中からのオーダーをこなす為に、巨大なモザイク工房が工場に隣接してありました。

 工房は2階がショールームになっていて、ショールームから見下ろす形で工房を見る事が出来る。

 2階のショールームから工房での作業風景を撮影した写真
 沢山の若い女性が、それぞれの持ち場のデザイン・モチーフを一つ一つを手でモザイクの上に表現をしている。
 ラベンナにはモザイクの専門学校があり、作業をしている女性はその学校の卒業生ということだ。

 床のモチーフも、こうやってオーダーに合わせたサイズで作り上げてから、輸送用に小割りにして送るので、現場での作業が簡単に済む。
 この工場が出来てから、大きさにもよるが、一つのモザイク・モチーフの工場納期が僅か2週間ということなので、エアーで運べば日本に発注後僅か3週間程で到着することになる。
 トーヨーキッチンでは、このデザイン・モザイクの発売を来年早々には対応する予定で進めています。
 空間の中にデザイン・モザイクを一つ加える事で、空間のイメージを大きく変える事が出来る。
 インテリアの傾向もミニマルからデコラティブな方向にシフトしている、今、空間にこういったデザイン・モザイクを採用することで、より印象的な空間の演出が可能だと思います。

 ちょっと変わったオリエンタル調の壷のデザイン

 最後に、ちょっと珍しいモザイク・イメージを一つ

 ゴールドの立体モチーフです。
 この技術はSICISしか出来ないものです。

TITLE:ラベンナのミートスパは絶品

 ラベンナはボローニャの近くだからミートソースが美味しいに違いないって、同行の社員が力説するので、そこまで言うならっていうことで、ラベンナに到着した夜にホテルで美味しいレストランを教えて貰って出かけた。
 ホテルから歩いて五分程の所にある、ちょっと古そうなレストランに入った。
 レストラン内部はちょっとした倉庫風というか、ワインセラー風という感じでなかなか美味しそうな匂いがしていた。写真では少し席が空いているが、行ったときは満席で、少し待って入った。ちょうどお客さんが出た後だったので、まだ次のお客さんが座る前ということで少し席が空いてたが、暫くして満席になった

 レストランのエントランス・ホールは少し天井が高くなっていて、天井にはフレスコ画のカラフルな文様が描かれていた。
 モザイク文様のイメージだと思う

 新しい土地のレストランに行ったときは、まず辺りのお客さんが何を食べているのかチェックして、同じものを注文することにしている。例外はあるが、まずこの方法は間違いがない。その土地の「美味しい食事」に出会う事が出来る。
 席について廻りを見回すと、上の写真のようサラダ・ディシュが乗ってるテーブルが多かった。地元で穫れた野菜の上にスライスしたパルメジャーノと生ハム、その上からドロッとしたバルサミコ酢がかかっている。
 これだけでも美味しそうなんだけど、、実はこのサラダ、ちょっと変わった食べ方をする。

 左の薄く焼いたパンのようなものに、サラダを挟んで、右の写真のようにサンドイッチにしてガブリと食べる。
 料理の名前は忘れてしまったが、ラベンナに行かれたときはぜひお試し下さい。

 前菜の後はいよいよパスタ料理
 メニューには「ミートソース」という名前も「ボロネーゼ」という名前もなかったが、良く見ると「タリアテーレ・アラ・ラグー」というパスタを見つけた。
 左の写真がその料理
 肉はひき肉ではなく、チョップト・ビーフ。
 タリアテーレは名古屋の手打ちきしめんのように固い。
 日本で食べるミートソースとはかなり味も、趣きも違うが、これはちょっと目から鱗ほど美味しかった。
 ミラノではもう珍しい食べ物にて会う事はないが、イタリアも地方に行くと新しい味との出会いがあって楽しい

TITLE:ラベンナの教会はモザイクで埋め尽くされていた

 ラベンナはモザイク芸術の街
 街にはモザイクで内部を装飾された古い教会がいくつも存在する。
 この教会を目当てに、日本からも沢山の観光客が訪れているようだ。
 まず、その素晴しいモザイクに飾られた教会の内部を見て見たいと思います。

 ドーム状の天井は全てモザイクで埋め尽くされていた。

 モザイク部分のアップです。
 細工の精緻さはもう目を見張るようです。
 歴史の荘厳さを体の芯から感じさせてくれます

 小さな僧院の内部
 中は真っ暗で薄明かりに浮かび上がるモザイクが美しかった。
 カメラを固定して撮影したら、こんなに明るく写ってしまた。
 最近のデジカメは本当に素晴しい。

 内部には窓らしい窓はなく、外光は写真のように大理石を薄切りにしたものか窓の代わりにあり、その大理石から漏れる光で僧院内部は照らされている。

 この僧院内部には、ソットサスがここからヒントを得たと言われているモチーフがあった。
 写真のモチーフがどうやらそうらしい

 もう一つの僧院の天井
 ここは結構内部が明るかった

 長方形の古い教会の内部
 壁には聖人のモザイクが並んでした。
 ここは現在修復中でした。

 機会があったら、もう一度見に行きたいものです。

TITLE:ラベンナのプチ・ホテルは可愛かった

 パリを出て,イタリアのラベンナのSICISの本社工場の視察に向かいました。
 パリからおよそ1時間半のフライトでボローニャ空港に到着。空港にはSICISのドライバーが迎えにきてくれて、およそ1時間のドライブでラベンナに到着しました。
 SICISが予約しておいてくれたラベンナ市内の小さなホテルに到着したのはもう夕刻でした。

 古い建物をリノベーションしたホテルで、部屋数も10室程度しかない小さなホテルで、まだオープンして間もないという話しでした。
 このホテルが可愛かった。
 上の写真はホテルの入り口からフロント方向を見たもの。ベネツィアンガラスのシャンデリアと床のモザイクが印象的。

 二階に上ると、センターホール(左)と、ダイニング・ルーム(右)があり、ここは板張りの床に同じくベネツィアングラスのシャンデリア。
 天井は高く,4メートルはある感じかな
 実は同じフロアーに私の部屋があり、部屋に入っても天井の高さは同じで、おまけに天井はフレスコ画のような文様に彩られていた。

 写真はベッドに横たわって天井を見た写真だが、写真を見ただけでもかなり高いという事がお分かり頂けると思う。
 天井が高いのは確かに気持ちがいいいものだが、ベッドに寝て電気を消すと、なんかちょっぴり不気味だった。

TITLE:SCISのパリショールームがオープン

 今回のパリ訪問の目的の一つが、トーヨーキッチンが日本の総代理店をつとめる、イタリアを代表するガラス・モザイクのメーカーであるSCISのパリショールームのオープニング・レセプションに参加する事でした。

 場所はシャンゼリゼ大通りをジョルジュサンク通りに曲がって少し行った所にあり、パリでも一等地だと思う。
 近くにはエルメス、ブルガリ宝石店が軒を並べている。
 写真はオープニング・レセプションが始まったショールームの前
 こういったレセブションには必ずセキュリティーを担当する専門の黒服が入場者を一人一人チェックする。サローネのオールカマーのパーティとは一線を画している。お客は殆どがダークスーツやドレスを身にまとっていて、かなりフォーマルな雰囲気だ。

 写真はレセプションの翌日に撮影したショールームのウィンドウ・ディスプレー
 かなり「和」を意識したデザインだ。

 SCISの始めた新しいサービスで、写真を渡すとその写真をそのまガラス・モザイクで表現してくれる。ちなみに、このモザイクで表現された写真の主はSCISの社長令嬢
 この場合はポートレートだが、どうな写真、イラストもガラス・モザイクの上で表現してくれる。例えば自分の好きな車をモザイクにして浴室の壁に飾るとか、好きなアートピースガラス・モザイクにして飾るとか。キッチンの前の壁に野菜や果物をモザイクで表現して飾るとか。
 なんかいろいろ面白い、個性的な試みが出来そうだ。
 日本でもこのサービスを開始する予定はしていますが、時期についてはまだ未定です。

 モザイクの前にモザイクのレリーフにした人物を置く事が出来る。
 こうすると人物が立体的に見える
 ちょっとお洒落なバーとかにあると面白いかと思う。

 SCISは自社でガラス・モザイクを表現する工房を唯一持っているメーカーで、一般的なモザイクは単なるマトリックスだけで形を表現するだけなのだが、SCISはガラス・モザイクを一枚、1枚割りながら形を作成するので、細かいアール等も美しく表現する事が出来る。

 写真はSCISの社長とのツーショットと、立体的な曲面にゴールドのモザイクが貼られた像
 SCISはかなり細かい曲面やアールにもモザイクを貼るとこが出来る。

 場所は凱旋門からでも徒歩10分程度なので、パリに行かれたらぜひお寄り下さい

TITLE:バリあれこれ

 またパリに行ってきました。
 日本はまだ30度を超える猛暑が続いてましたが、パリは日中の気温も22度程でもう秋の香りが漂い始めてました。夜になると気温も10度に下がり寒い程でした

 夜の凱旋門

 ルイビトンのウィンドウに飾られていた新作のバッグ
 金と黒のラメでルイビトンのマークが縫い込まれている

 

 同じくルイビトンの新作の靴
 彫刻的なフォルム
 最近こういった彫刻的なフォルムを持つ女性用の靴が増えているような気がします。

 街角で見つけたSmart
 なんと、外装がレザー張り
 内装じゃないよ,外装がレザーなんて、なんとお洒落なSmart Car

 なんと白のステッチまで入っているという入念さ。
 メーカーオプションとは思えないので、こういったカスタム外装を手がける業者がいるんでしょうね。
 そういえば、艶消し塗装を施した車も何台も見た。
 艶消し塗装はかなり精悍な印象を車に与えると思う。
 日本では見た事がないけど、そのうち日本にも入ってるかもしれないですね。

TITLE:パリで見つけた石のスカル

 何を隠そう、、て、、特に隠しているわけではないが、スカル・モチーフが大好きなのです。
 服もスカル・モチーフを付いている服を結構持っています。
 そのスカル好きがパリでもスカルを発見

 一枚の大きな石を削り出して作ってような彫刻
 場所はシャンゼリゼード通りとモンティーニュ通りの角の建物の前庭に鎮座していた。
 高さは私の背丈ぐらいなので、かなり大きい。
 スカル好きとしては、暫し足を止めて詳しく鑑賞で、、写真をパチリ

 スカルといえば、クリスタル製のスカルの話 

 以前にここnabe forumでも書いたけど、パリでクリスタルのスカルを見つけて、一目惚れして購入。個人的に一個は自分のオフィスに展示して、「Shop TOYO KITCHEN」 の nabe collection で仕入れた残りを販売してます。
 ぜひお買い求め下さい。 → ここ
 また、もし現物が見たい方は東京ショールームの1階の奥のガラス張りの収納システムの中に置いてありますご覧下さい。

 写真はルーブルのガラスのピラミッドの下から上を見上げた風景。
 ピラミッドに使われているガラスの透明度が異様に高いのは、使われているガラスは全て手葺きの板ガラスということだ。マスプロダクションで使われている板ガラスと違って、ガラスの向こうの光景の透明感がまるで違う。写真を見てもそれは感じて貰えると思います。

TITLE:ホテル「ブラザアテネ」の中庭レストラン

 パリのシャンゼリゼ通りを南に折れるとそこはモンテーニュ通り。
 サントノーレと同じく高級ブティークが並んでいるので有名な通り。ルイビトン・グループの本社もこの通りにある。
 その通りに面した高級ホテルに「プラザアテネ」がある。
 三ツ星レストランの「アラン・デュカス」がある事でも有名。

 夏の間はそのメインダイニングの「アラン・デュカス」はお休みなので、その代わりに中庭がカジュアルなレストランに変身。
 ビルの壁面を覆うツタと赤いテントが印象的

 中庭の周囲はオーガニック・ガーデンになっていた。
 バリの夏は暑いけど、湿気が少ないせいか影に入ると結構涼しいので、中庭で食事してても気持ちがいい

 写真は「小イカのパエリア」
 あっさりしててとても美味しい。
 プロバンス風とでも言うのかな??

TITLE:和のエルメス

 私のパリ・ウォッチングの定番は、勿論サントノーレのエルメス本店のショーウィンドウ。
 毎回、その時々のエルメスのテーマ・メーセージがショーウィンドウにディスプレーされる。

 今回のテーマはどうも「和」らしい。
 和装に合うような雰囲気のケリーバッグの特注品。

 これも着物に合わせる雰囲気
 前回見たときは「アラブ」とか「アフリカ」というテーマだったので、随分とイメージが変わってた。
 ファションがさらに装飾的に流れているいま、和系の装飾イメージもこれから出てくるのかもしれないとか思った。
 
 今回久々に店内に入ってみた。
 パリ市内もそうだったが、日本人の姿が以前とは比較にならない程少なくなっていた。
 日本の盆休み前という事もあるかもしれないけど、エルメスのような最高級店で目につくのはやはりアラブ人。ルイビトンのような高級店になると、もう圧倒的に中国人が多かった。やはり.経済の勢いが、こういったパリのブランド店の入店者にも反映されるという事なんだと思った。
 

 まだ夏真っ盛りだけど、盆が明けるといよいよ秋の新製品の最終準備に入ってきます。
 今年の秋の新製品は9月の末に予定してますが、少し早めにビジュアル・イメージだけは発表しようと思っています。始めての試みですが、ここnabe forumを最初の発表の場にしたいと思ってますので、nabe forumファンの皆様、ご期待下さい。この発表と同時に、新たな照明ブランドのは発表も行います。これも期待して下さい。
 ここnabe forumでも以前にお伝えした講演会のDVDの発売ですが、着々と準備は進んでいます。発売は8月末には出来そうですので、ぜひご購入下さい。販売は当社のECサイト「Shop TOYO KITCHEN」で行います。価格は2500円の予定です。

TITLE:パリの朝食はフランボァーズ

 パリのホテルで出た朝食のパン

 ひと際目立つのが表面が丸くて赤いパン
 ブリオッシュのトップにクッキー生地のようなものを薄く被せて焼き上げてある。
 味は、パリらしくフランボァーズ、、
 パンとカフェだけでもう大満足

 パリから帰って五日目
 時差ボケも殆ど解消しました。
 やはり最近は時差ボケ解消に一週間はかかるようです。
 解消したところで、私もようやくお盆休みに入り、久々にゆっくりと時間が過ぎるのを楽しんでいます。