TITLE:ラベンナのSICISの工場を訪問です

 ラベンナに行った目的は、SICISの本社工場の訪問です。
 場所はラベンナ市内から車で10分程の郊外にありました。

 SICISの本社工場の入り口です。
 モザイクタイルで飾られた丸い花のブーケが可愛い
 写真の建物は本社の管理棟で、中に入るとモザイクで溢れていました。

 モザイクのワンちゃんがお出迎えです

 カタツムリまでモザイクで出来てました。

 エレベーター・ホール廻りはアメリカン・コミックのモザイクで埋め尽くされていました

 工場のトイレの中も天井からモザイクで装飾されてました。
 ともかく、あらゆるものがモザイクで装飾されていて、見ているだけで楽しくなってきます。
 モザイクっていろんな可能性があるんだなと、改めて思った次第です(ちよっと固い)

TITLE:「社長とランチ」という本

 ポプラ社から発刊されている「社長とランチ」という単行本に対談が掲載されました。
 会社はあまり大きくないけど、独特の世界観で経営をしているという視点で選ばれた社長8人の対談集です。
 副題として「なぜ この会社は 人の心を惹きつけるのか」というのが付いてまして、その中の一人に選ばれたというのは光栄に思いました。

 @cosmo
 DEAN & DELUCA
 青山フラワーマーケット
 キュリオシティー
 銀座あけぼの
 アッシュ・ベー・フランス
 POLA
 トーヨーキッチン

の計8社の社長です。

 左の写真は私の対談ページの冒頭の写真です。
 場所は南青山のショールームです。
 もし興味がおありでしたらぜひお求め下さい。
 「社長とランチ」→ click

TITLE:SCISのパリショールームがオープン

 今回のパリ訪問の目的の一つが、トーヨーキッチンが日本の総代理店をつとめる、イタリアを代表するガラス・モザイクのメーカーであるSCISのパリショールームのオープニング・レセプションに参加する事でした。

 場所はシャンゼリゼ大通りをジョルジュサンク通りに曲がって少し行った所にあり、パリでも一等地だと思う。
 近くにはエルメス、ブルガリ宝石店が軒を並べている。
 写真はオープニング・レセプションが始まったショールームの前
 こういったレセブションには必ずセキュリティーを担当する専門の黒服が入場者を一人一人チェックする。サローネのオールカマーのパーティとは一線を画している。お客は殆どがダークスーツやドレスを身にまとっていて、かなりフォーマルな雰囲気だ。

 写真はレセプションの翌日に撮影したショールームのウィンドウ・ディスプレー
 かなり「和」を意識したデザインだ。

 SCISの始めた新しいサービスで、写真を渡すとその写真をそのまガラス・モザイクで表現してくれる。ちなみに、このモザイクで表現された写真の主はSCISの社長令嬢
 この場合はポートレートだが、どうな写真、イラストもガラス・モザイクの上で表現してくれる。例えば自分の好きな車をモザイクにして浴室の壁に飾るとか、好きなアートピースガラス・モザイクにして飾るとか。キッチンの前の壁に野菜や果物をモザイクで表現して飾るとか。
 なんかいろいろ面白い、個性的な試みが出来そうだ。
 日本でもこのサービスを開始する予定はしていますが、時期についてはまだ未定です。

 モザイクの前にモザイクのレリーフにした人物を置く事が出来る。
 こうすると人物が立体的に見える
 ちょっとお洒落なバーとかにあると面白いかと思う。

 SCISは自社でガラス・モザイクを表現する工房を唯一持っているメーカーで、一般的なモザイクは単なるマトリックスだけで形を表現するだけなのだが、SCISはガラス・モザイクを一枚、1枚割りながら形を作成するので、細かいアール等も美しく表現する事が出来る。

 写真はSCISの社長とのツーショットと、立体的な曲面にゴールドのモザイクが貼られた像
 SCISはかなり細かい曲面やアールにもモザイクを貼るとこが出来る。

 場所は凱旋門からでも徒歩10分程度なので、パリに行かれたらぜひお寄り下さい

TITLE:キッチンもアートになる、、という新製品の発売

 今日は新製品の話しです。
 世界的なインテリアのトレンドに「家具・インテリアのアート化」という流れがあります。これはインテリアの多様化がますます進む中で、ファションのように自己表現の手段としてインテリアも考えると、個性化の究極の先にあるのは「アート」ではないかということになります。
 「座り心地の悪い椅子は悪い椅子」という考え方もありますが、座り心地の悪い椅子であっても、空間の中に置く事によって一瞬にして空気感を変えてしまうという椅子もやはり「いい椅子」、つまりアートとしての家具だと思います。

 写真は2008年のミラノ・サローネで発表されたメンディーニの収納家具
 機能的には収納という機能を優先している訳ではなく、やはり空間に置くアートとしての家具という考え方だと思う。事実、こういった家具は家具屋さんが販売する訳ではなく、画廊で販売されている。限定5台だそうだったが、私が訪問した時にはもう完売していた。

 家具もアートなら、照明だってアートになる得る、ということでこれも2008年にインゴマウラーがミラノ・サローネで発表したフィギュアーの照明。
 明るく照らすという照明の本来の機能を満足させているとは思えないが、空間に吊るす事で空気感が一瞬にして変わる。

 家具も照明もアートになり得るとしたら、キッチンもやはりアートとか、空間のオブジェとして捉えるマーケットが存在する筈だと考え2005年に発売したISOLAは市場に衝撃を与えたと思います。
 でも、私自身、キッチンをそこまでストイックに切り取って考えてくれるマーケットがあるとは正直思っても見ませんでしたが、実際に発売してると当社として大ヒットした商品の一つになりました。
 当初のISOLAはその後順次シェープ・アップしてきましたが、やはりそれをコピーする量産メーカが出現したという事と、シェープ・アップする過程の中で、本来ISOLAの持つアート性が少し損なわれてきたような気がしてました。
 ISOLAをもう一度原点に戻して、空間のオブジェとしてのキッチンを企画しようという事になりました。ベースは2004に発表し、殆どプロトタイプで終わったISOLA-Tをベースに再企画しました。

 新製品は「ISOLA liner」(イゾラ・リニア)
 キッチン全体を支えるタワー部分とレンジフードにベネチィアン・モザイクを貼付け、より装飾性を高めました。
 勿論、ステンレスだけで装飾がないストイックなベーシック・モデルもあり、フード部分に私が好きな「スカル」のモチーフをエッチング加工したものもあり、この部分だけでも従来のキッチンの楽しみ方とはまるで違って楽しいと思って頂ければ幸いです。

 ISOLA linerに合わせてあるシャンデリアは新々のジュエリー・デザイナーWinnie Luiがデザインした「ホワイト・シャンデリア」
 従来のシャンデリアの常識を破った、新たなシャンデリア・デザインの可能性を感じさせてくれます。
 10月9日から南青山の東京ショールームでご覧頂けます

PS.
 昨日より私の講演会のDVDを発売しています。
 ぜひお買い求め下さい → click

TITLE:講演会のDVDを発売します

 先日、東京、名古屋、大阪、広島、福岡で開催した社長講演会のDVDがいよいよ発売になります。

 内容はここ10年に日本のキッチン市場で起こっている流れ、その中でトーヨーキッチンがどう関わりあって来ているのか、、そんな話から始まって、この先10年で日本のキッチン市場はどう変わってくのかという、私の独断と偏見も交えた予測。
 キーワードは「キッチンに住む」
 キッチンは料理をするという道具という狭義なセグメントから離れて、ライフスタイルとの関わりの中でのマーケットを意識した製品に変化して行きます。
 その時、キッチンとライフスタイルとの関わりはどう接点を見つけ、関わり合っていけばいいのかということになりますが、これがなかなか難しい。
 キッチンの形は千差万別に変化し、レイアウトの手法も現在のゾーニングからどう変化しなければけないのか??
 キッチンにこれから関わり合っていく方には、かなり刺激的な内容だと自負してます。
 発売は9月1日からトーヨーキッチンのウェブ・ショップでお求め下さい
 Shop TOYOKITCHEN → ここ
 限定の500枚の発売です。

 収録の講演ですが、実は講演の内容は基本は同じなのですが会場によって少しづつ変わってます。その時の会場の雰囲気とか、私の気分とか、のりとか、、です。DVDに収録されているのは広島で開催されたものです。

TITLE:「キッチンに住む」フォト・コンテスト第8回

 トーヨーキッチンを使われた実例の写真のコンテストを毎年開催しています。
 回を重ねて、今年で第8回になるということは、もう8年目ということになります、、当たり前ですが。
 最初はHPの片隅で細々と始めたのですが、回を重ねるごとに応募数も増え、また作品のクォリティーも格段に上がってきました。特に発表をHP上だけでなく、「CASA BRUTUS」誌全面的な協力を得て、「CASA BRUTUS」の誌面上で発表するようになってから応募者が爆発的に増えたようです。
 第7回の様子はここをご覧下さい → ここ
 今年も発表はHP上とCASA BRUTUSの誌面で行うというのは昨年と同じなのですが、去年と違うのは審査員を充実しました。
 今年の審査員は
 橋本 夕紀夫(インテリアデザイナー)
 熊谷 隆志(フォトグラファー)
 亀井 誠一(カーサブルータス編集長)
 渡辺 孝雄(トーヨーキッチン&リビング株式会社 代表取締役社長)
 橋本夕紀夫氏は日本を代表する若手建築家で、最近では東京のペニンシュラー・ホテルを手がけたのでも知られています。いろいろな意味で、トーヨーキッチンの良きアドバイザーでもあります。
 熊谷隆志氏は今や日本を代表するフォトグラファーで、主にファションを中心に活躍してみえますが、彼の風景写真は独特の心情的とも言える描写力が特徴でファンも多い。また、GDCというアパレル・ブランドのディレクションでも有名。彼の葉山の自宅にはトーヨーキッチンのPUTTONを採用して戴いているように、トーヨーキッチンの大ファンです。
 亀井誠一氏は言わずとしれた、日本を代表するインテリア雑誌「CASA BRUTUS」の編集長。トーヨーキッチンの新製品発表会には必ず来て頂ける程のトーヨーキッチンファンです。
 そして、最後が私という、この4人で審査をさせて戴きます。
 沢山の応募をお待ちしています。
 詳しい募集要項はここをご覧下さい → ここ

 写真は昨年グランプリを広島県の建築工房K様の作品です。

TITLE:「KITCHEN STYLE」誌に掲載されまして

 NEKOパブリッシングがら発刊されている「KITCHEN STYLE」誌に私のインタビュー記事が掲載されています。

 テーマは「これからの日本のキッチンスタイル
 トーヨーキッチンのキッチンに対しての考え方とその歴史。
 キッチン・デザインに関しての考え方
 そんな内容の記事で、4ページに渡って掲載されています
 ぜひお読み下さい

 
 アマゾンでもお買い求め出来ます → ここ
 
 記事の中で私が笑っている写真を見て、マーケッティングの部長が「社長、なんかいい人に見えますね」って言われてしまった。「私はとてもいい人です。何を言うか、、」って、部下にそんな失礼な事を言われても笑って済ませる事が出来る社長は、とてもいい人に決まってます、、ね、そうでしょ

TITLE:広島での講演会

 東京,大阪、名古屋、福岡と続き、いよいよ最後の広島での講演会に出かけました。
 広島のショールームから歩いて数分のYMCAホールでの開催です。
 おかげさまで会場には100名以上のお客様に集まって頂きました。
 遠くは高松や鳥取からも来て頂き、本当にありがとうございました。

 最後の講演とあって、私もかなり熱が入りました。
 また、来て頂いたお客様もとても熱心に聞いて頂き、私も気持ちよく喋る事ができました。
 講演のDVDを製作する予定ですが、この広島での講演を使おうかと思っています。

 講演会終了後は広島ショールームに移動してちょっとしたパーティーを催しました。
 ここでもキッチン談義に花が咲きました。
 

 これで当初の予定の講演会は全て終了したわけですが、当初は5カ所ぐらいはと多寡をくくってましたが、いざやってみるとモチベーションを維持するのが思ったより大変でした。
 でも、沢山のお客様に来て頂いて、私の話しを熱心に聞いて頂き、本当に良かったと思っています。
 
 私の講演を聴いて頂いた600名近くのお客様に感謝です

TITLE:釘を一切使わない構造物 祇園祭の山鉾

 先週終わった京都の祇園祭、そこで登場する山鉾は釘を一切付かないで荒縄だけで作り上げる構造物として有名だ。祇園祭そのもそのは以前に見た事があるのだが、その山鉾がどうやって作り上げられるのか興味があって、祇園祭に先駆けて山鉾が作り上げられる日を狙って見に行ってきた。
 祇園祭がまだ始まっていないからそんなに混んでないと思って行ったら、私のように建築途上の山鉾目当ての観光客で四条通は思ったよりごったがえしていた。

 四条通に到着すると、そこら中で山鉾が組み上げ始められていた。

 組み上げが進んで、山鉾の全容を見えてきた。
 釘を一切使わず、荒縄だけで組み上げられている様子が写真からもよく分かる。
 祇園祭で登場する山鉾は全部で32基
 これが全て1日で組み上げられる。

 荒縄の部分のアップ。
 ただ単に結び上げだけでなく、結び上げられた荒縄そのものがアートのように美しい。
 先人の知恵なんだ。
 華やかな祇園祭の山鉾の中に隠された構造がこんなに美しいのに感動した1日だった。

 全国で開催している「社長講演会」も先週に福岡が終了して、いよいよ今週の23日(木)は広島での講演が最後になります。これで全国5カ所で講演したわけですが、当初思ってたより講演の内容である「キッチンに住む」というテーマが素直に理解して頂き、感謝する反面、正直ちょっと拍子抜けしたのは事実です。時代の足音が近づいてきたということなんでしょうね。

TITLE:旭化成のスタッフ・ブログ

 旭化成デザイン・オフィスのスタッフ・ブログに「トーヨーキッチンスタイル東京」が紹介されています。
 東京ショールームはオープン以来いろいろなブログでも紹介されてきたのですが、この旭化成のブログでの紹介が一番のお気に入りかもしれない。
 そこでお願いしてここで紹介したいと思います。
 mdo blog
http://hebelmdo.blog.shinobi.jp/Category/1/
 三日間に渡っての紹介で、かなり読み応えがあります。
 紹介して頂いて感謝します>旭化成の皆様
 旭化成では社内でもブログを随分と活用しているようで、初めは一社員が展示場などで始めたオフィシャルではないブログだったらしいのですが、社内での評価が高まっており、設計に携わる多くの社員がこれらのブログをまめに見ていたり、各地で独自に立ち上げたりするスタッフもいるそうです。
 企業のブログの活用の事例としてもとても興味深い。

 話しは全然変わるのだけど,最近とみに気になる車がある。

・・・
 キャデラック・エスカレード
 この時代の潮流に逆行するような車。
 「全然,エコじゃないやん」
 でも、なんか惹かれるのは臍曲りのせいなのかもしれない。