実は最初にゴルフ・クラブを握ったのは16歳の時だから、そういう意味ではゴルフ暦は47年という事になる。
でも、年数だけは長いのだけど、本格的にやった事は一度も無い。
時々ちょっと頑張ろうかと思うときはあったのだけど、ちょっと頑張ると手を痛めたり、腰を痛めたりで、結局の所中途半端に終わってしまっていた。
ここ数年はもう諦めて、ラウンドする回数もお付き合いだけということで、年に数ラウンドしかしなくなってしまった。
私と同じようなレベルのゴルフをする友人が一人いる。
彼も年数だけは長いのだけど、スコアはまあ想像に任せますと言うレベルだった。
その友人が自分が創業した会社を売却し、まだ若いのに悠々自適の人生を選び、ゴルフは本格的なプロのレッスンを受け始めた。
私も最初は笑ってみてたのだけど、レッスンを受けて1年を経過したあたりから、ゴルフの質が明らかに変わってきた。2年も経つと、もう別人のようなゴルフになってきた。
それを見てた私も、もう一度やってみようかという気になってきて、その友人に頼んで名古屋のレッスンプロを紹介して貰った。
それが昨年末の12月のこと。
最初にレッスンを受けた時、自分がなんとなくイメージしていたゴルフのスィングと、プロの教えるスィングとはまるで違う事に気がついた。
1時間半のレッスンが終わると、慣れない体の動きと,慣れない筋肉を使うという、まるで拷問のように体を酷使した結果、疲労困憊で帰宅してシャワーを浴びるとそのままベッドに転がり込んで立ち上がれない程だった。
でもせっかく始めたのだからと、月に大体三回のレッスンを続けて半年、ボールには当たらない、当たっても何処に飛んでいくのかボールに聞いてくれと言う状態が暫く続いた。とてもコースに出る気にはなれない。
少し体も慣れてきたような気がしたので、ラウンド・レッスンなるものを受けた。しかし、、気がしただけだって、OB10発で敢えなく撃沈。
でも、今回は気長に続けてみようと思ってます。
TITLE:最近のアンチ・エイジングは凄いと思った事
昨年の秋にパリに行った時、街をぶらついていて妙な美容液を衝動買いしてきました。
フランス語しか書いてないので、店の人に聞くと「額の皺を取る効果がある」という話でした。
購入してから帰国して暫くこの美容液を購入した事をすっかり忘れていました。
今年の正月にふと思いだして、興味半分に使い始めてみました。
スイス製の「LABOINA」という製品です。
最初はインテンシブ・コースから始めます。
2液を混合して、その液を注射針のような器具で額の皺に擦り込みます。
これが、約一ヶ月続きます。
このインテンシブ・コースが終了すると、普通のクリームを毎日就寝前に額に塗り込みます。
何度も言いますが、興味半分で、効果を期待してた訳でなく、ほんとになんとなく続けていた訳です。
で、、、ある日、ふと自分の額を鏡で見ると、、、、
「あっ、、なんか皺が減ってる」ような気がした。
写真は今朝の私の額
なんか凄くないですか。
最近のアンチ・エイジングは馬鹿に出来ないって思った次第です。
ネットで調べてみたけど、どうも日本では売ってないみたいです。
http://www.labosuisse.com/Laboina_int.aspx
TITLE:名古屋飯といえば、、
海老フライが名古屋を代表する食べ物とう風評があるけど、それは大きな間違い。
名古屋人が海老フライを沢山食べる訳でもない。
どうしてそんな事になってしまったのかは不明
名古屋を代表する食べ物といえば「味噌煮込みうどん」「味噌かつ」「櫃まぶし」「あんかけスパ」「シロノワール」と、、まあそんなところかな。
写真はご存知「味噌煮込みうどん」
普通のうどんと違ってやたら固い。
この味噌煮込みうどんをオカズに御飯を戴く。
うどんの具は「かしわ」「卵」というのが一般的で、エビ天ぷらや牡蠣を入れる場合もある。
一部の店によっては「味噌おでん」を出す所もある。
写真は味噌おでんの中で私の好物の「すじ肉の味噌煮込み」、通称「ドテ串」と言う。
この「ドテ串」を肴に熱燗で一杯やるのもちょっといける。
ドテ串を出すのは「山本屋総本家」
ここは美味しい。
他に私か好きなのは壇渓通の「まことや」
ここはエビ天ぷらが入ってるのが美味
でも、だみ声を轟かせてたおじいちゃんが亡くなったのは寂しい。
名物おじいちゃんでした。
こんなこと書いてたらお腹がすいてきた。
TITLE:ハーラン・エステートというワイン
アメリカはナパのカルト・ワインで有名なハーラン・エステートというワインがある。
何故カルトと呼ばれているかというと、市場に出てくる量が極端に少なくて、普通に入手する事が極めて困難なのでそう呼ばれているらしい。
まあ、それだけ人気があるからだろうと単純に思っていました。
数年前にワイン・ビジネスに興味を覚えて、ワイン通の友人達とナパのワイナリーを見て回りました。
空から見たナパ・バレーです。
ワイナリーが700以上あるという話しでした。
ナパに行く一つの目的は、このハーラン・エステートのワイナリーを訪問することでした。
でも、一般には公開されていないということなので、紹介して頂ける人を捜してようやく訪問する事ができました。
写真はワイン貯蔵庫の入り口です。
憧れのハーランのワイナリーに来られたたなという実感が湧いてきた一瞬でした。
ワイナリーを出る時に偶然にもミスター・ハーランと遭遇しました。
握手もさせて貰って、ちょっとラッキーでした。
通常ワイナリーを訪問すると必ずそこのワインを購入するので、この時も案内してくれた人に購入の意思を伝えたら、販売出来るワインはないという返事が返ってきました。驚いて、「どうやったら購入出来るのか?」って聞くと、「購入出来ない」という返事がつれなく返ってきました。
実は、ハーランのホームページにはメーリング・リストの申し込みが出来るようになっていて、このメーリング・リストから直接ワインが発注出来るって聞いていたので、アメリカに行く前にこのメーリング・リストに申し込みをしたのですが、返事はなしのつぶてでした。
ワイナリーでその事も質問したのですが、ハーランのメーリング・リストの申し込みは単なるウェイティング・リストの申し込みに過ぎず、正式にリストに入るのは極めて難しいという返事でした。
つまり生産されたワインは、出荷前の段階でメーリング・リストを通して受注を受けるので、市場にハーランが出てくる確率が極めて低いし、この事で価格も維持出来るという事らしいのです。
日本と違うワイン・ビジネスの秘密の一端を見る想いがしました。
でも、せっかくワイナリーまで行ったのだから、案内する人にリストに入れるよう頼んだところ例外的にリストに編入出来るかどうか聞いてみるという返事でした。
ちょっと長くなりましたが、2年前にようやくリストに入る事ができて、最初の発注案内が来ました。最大5本だという事だったので、その5本を注文したら返事は「2本しか用意出来ません」という返事が返ってきました。
なんか凄い商売だなあって思った覚えがあります。
当然ですが、お金も注文と同時に振り込み訳ですから、販売する方としては回収のリスクは何もない訳です。
そして2年が経過した先日、ようやく2本のハーラン・エステートが頑丈な木箱に入って到着しました。
箱を開けると、2本のハーランが鎮座していました。
2007年ものですから、後3年は寝かせた方がいいかなぁぁって思いながら、日本の流通に依存したビジネスとの違いを思い知らされました。
このハーランの木箱、ちょっと珍しいので名古屋ショールームに展示するつもりですので、興味のある方はご覧下さい。勿論ですが、ワイン本体はワインセラーに移しますから箱は単なる空箱です。
TITLE:「リーダー達の本棚」
朝日新聞の「リーダー達の本棚」というコーナーに私のインタビュー記事が掲載されました。
感銘を受けた本を5冊あげて、それについてのインタビューでした。
最近忙しさにかまけて読書量も以前と比較にならない程落ちてた私ですが、この依頼を期に一つ自分の人生を振り返って、その時、その時に出会った本によって、自分の人生が変わった事があるとしたら、それはどんな本で、どんな時期だったんだろうと考えてみようと思いました。
いま自分の持っている人生の信条のようなものって、いろいろな過去の経験によって培われてきたのですが、私の場合は「本」というのが意外と大きなウェイトを占めているんだと、改めて感じた次第です。
その「朝日新聞」の記事はここに掲載されいます→click
ぜひ目を通してみて下さい。
トーヨーキッチンの今の製品コンセプトにかなり通じている部分があります。
TITLE:2011年のサローネです その10
市内の会場からもう一度フィエラに戻ります。
今日はバルセロナ・デザイン、通称「BD」の新作です。
ガァウリーノ(Gaulino)の椅子が復刻になりました。
ガウディとカルロ・モリーノのイメージを融合させた椅子。
カタログに「 A ceoss between Gaudi and Mollino」というサブタイトルが付いています。
テーブルは新作です。
ガゥリーノ・チェアーのアップです。
色はナチュラルとブラックがあります。
日本のインテリア・シーンもミニマルからようやく脱却しつつあるなか、ガウリーノの様な少し装飾性の強い椅子もこれからもう少しポピュラーになってくると考えています。
「チェアーB」です
デザインはコンスタンチ・グルチッチです。
「テーブル B」という同じくグルチッチのアルミの引き抜きのテーブルがあります。「チェアー B」はこのテープルと同じイメージでデザインされていますので、合わせてセットされると更に美しなります。
また、「チェアー B」は写真のようにスタッキングが出来す。
小さい箱を組み合わせるとこで形状が自由に変化するという収納「Free Port」
今までにない収納の考え方でとても面白いと思いました。
デザインはMarti Guixe
彼は自分自身をデザイナーではなく不定形のクリェイターと定義していて、自身がプロダクトのデザイナーと呼ばれるのを嫌っているようで、従って「Free Port」にもデザイナーとして書かれていないというのが何とも面白い。
TITLE:2011年のサローネです その8
今ではサローネでの人気スポットとなったロッサーナ・オルランディーのギャラリーです。
ジョルジョ・アルマーニのニット部門のアドバイザーをつとめた事もあ彼女です。
新々のデザイナーの登竜門としても定評があるこのギャラリー。
マルティン・バースやピート・ヘイン・イークもこのギャラリーから巣立った事でも知られています。
まずはマルティン・バースのサイド・ボード
不思議な有機体を思わせるデザインです。
彼のデザインは「形状の偶然性」というものがテーマとしてあり、アート性の強いのが特徴です。
トーヨーキッチンも新製品「INO Leone」(イノ・レオーネ)のプレゼンテーションの家具に彼の「SMOKE CHAIR」をセレクトしました。
黒のフロアースタンド
これも一つの有機体に見えて、今にも動き出しそう。
夜の薄明かりの中で見ると、ちょっと怖いかも・・
椅子とサイド・テーブル
ミラーとシーリング・ライト
如何でしたか、、マルティン・バースの世界
次回はピート・ヘイン・イークの新作です。
TITLE:2011年のサローネです その7
今日は再度車の話です。
フェラーリ・カリフォルニアの黒のマット塗装
日本ではまだマット塗装ってあまり見かけないけど、ヨーロッパに行くとマニアックな車にマット塗装が施されているのを良く見る。
精悍で、カッコいいって思う。
メンテナンスはどうなんだろうって、、そんな事を思う人はマット塗装を選ばないよね。
レンジローパーのニューモデル。
ちょっと前にレンジローバーに乗ってた事があるけど、四駆としては最高だと思った。
でも、当時のレンジローバーは電気系統が弱くて参った。
最近のはそうでもないらしいっていう話だけど、、
でも、この新型、、ちょと購買意欲の琴線に触れる。
縦に駐車された車
これって、何の車なのか知らない。
昔のチンクチェントが縦に駐車されている光景は以前はよく見た。
日本はどこもかしこも駐車禁止なんだけど、なんかこれって街の活性化を阻害しているような気がします。都市はやはりもう少し混沌としてた部分があった方が活性化するのではないかと思う。
昔、アメリカでニュータウン・ムーブメントがあって、石油会社なんかがスポンサーになって、実験的なニュータウンが出来た時代があったのだけど、結局あまりにも清潔過ぎて人がなかなかいつかなかったという話を聞いた事がある。
TITLE:2011年のサローネです その5
昨日に引き続いてエスタブの第2弾です。
「ヘイ・ベール」(HEY BALE)
クッションですが、表と裏の固さが違う事を利用して、2つ以上組み合わせて床置きのソファーのような使い方も出来るという特徴を持っています
デザインはリチャード・ウッズとセバスチャン・ロング。
実はこの原型は昨年秋のロンドン・デザイン・ウィークでエスタブが自社のショールームで行ったイベント「Design Against The Clock」の中から生まれてきた商品です。
上の写真はそのイベントの風景です。
このイベントは、1日に一人のデザイナーなりクリエイターが、その日のうちに一つの作品を創り出して、それを展示するというものです。まさに、「時間に向かいながらデザインする」という名前通りのイベントでした。
写真は今回の「ヘイ・ベール」の原型となった作品です。
写真はちょっと見難いですが、現在発売中の「トーチ」のもう一つ上のサイズです。
商品名は「トーチ・コーン・500」です。
エスタブの照明セレクションの中では一番人気のシリーズですので、このサイズも恐らく人気が出るものと老います。
コーナー用の照明器具「コーナー・ライト」
デザインはピーター・ブリストル
シアトルのカーボン・デザイン・グループに所属し、Xboxやボーイング社のデザインにかかわり合っています。
コーナーを照明で埋めるという発想がとてもユニーク。
現在発売中のハイジに木製の座面が出来ました。
ちょっと価格は上がるらしいですが、この方がよりハイジらしい。
余談ですが、名前の「ハイジ」は「アルプスの少女ハイジ」から来ているというのが面白い。
明後日はいよいよ東京,大阪、福岡で新製品の発表会です。
従来のキッチン・デザインの発想を変える「INO LEONE」を始めとして、INOとCOREの新製品を是非ご覧下さい。
キッチンだけではなく、オリジナルのダイニング・テーブル「アトランタ」も同時に発売されます。
ステンレスの足でありながら、クラシック・テーストを感じるというのがちょっと気に入っています。
価格も149.000円とお求め易い価格に設定しました。
サローネ・レポート まだまだ続きます。
TITLE:2011年のサローネです その1
恒例のサローネです。
相変わらず世界中からデザイナー、建築家、バイヤー、インテリアおたくが集まり、ミラノ最大のイベントであると同時に、世界最大のインテリア・イベントです。
でも、今年は世界的に景気がイマイチという事もあってか、例年よりも参加者が少ないような気がしてますが、どうなんでしょうね。また、たまたまかもしれないけど、中国人が少ないような気もしました。
今年のホテルはトルトーナ地区の新しいホテル「NOW」に泊まりました。
ご存知のように、トルトーナ地区は市内の展示の中心であるスーパースタジオの近くにあり、ホテルの中でもロビーが展示会場になってると同時に毎晩のパーティーが繰り返され、いいホテルではありますが、ちょっとあの喧噪には少し参りました。
ロビー付近はカラフルなプラスチックの一体成形のクラシック・ソファーが処狭しと並んでいて、ロビーからしていかにもサローネらしい。
価格的にも少し高いので、駐車してある車も凄い事になっている。
手前はベントレー・コンチネンタルGTS、色はちょっと薄めのガンメタ。
とても精悍
後ろは、フラーリ・カルフォルニアで、なんと艶消しのガンメタ。
いいなあっと、見ながら思わず溜息。暫し仕事の事を忘れる私です。
それでは、本題のサローネ
まず市内が凄い事になっていた。
市内のドーモの横には巨大なジュセッペ・アルチボルトの絵画を巨大な立体像にしたものが鎮座していた。
凄い迫力。
ネットで元絵を探してみた
なんていうか、かなり忠実に立体に表現してあるのは驚くばかり。
トーヨーキッチンで扱っているバルセロナ・デザインから発売されているダリの椅子も、元は絵の中しか存在しなかった椅子なので、こういった絵画から立体を創り出すという文化が欧米ではあるのかもしれませんね。
それにしても見事な像です。
その横には巨大な塩の山とその山に散在する馬の彫像
誰の作品か知らなかったのでTwitterで呟いたら、東京の「SUS GALLERY」の方からミンモ・パラディーノというイタリアの現代アーティストの作品だって教えて貰いました。
ありがとうございました>TSURUMOTO様
こういう時、見ず知らずの方に教えて貰う事が出来るTwitterって、なんか凄いですね。
ー 続く ー
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