TITLE:FaceBookに移行しました

  「Nabe Forum」ですが、新たに「CEO TOYO kitchen STYLE」というタイトルに変えて、FaceBookに移行することにしました。

 以下がFaceBookのアドレスですので、宜しかったら覗いて見てください。そして、気に入っていただいたら「いいね」をお願いします。
https://www.facebook.com/toyokitchenceo/

TITLE:2016年度ユーロクッチーナを視察して・その2

デザイン編です

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 イタリア・キッチンは一時は人工大理石と塗装扉の全盛の時代がありましたが、Boffiのノベルトワンゲンの登場や、STRATOの衝撃的な登場で、ステンレス素材を軸としたデザインが一つのトレンドになり、 多くのキッチン・メーカーがFRANKEのステンレストップを使ったキッチンを発表していました。そして、ステンレスが全盛の時代の次に来たのが石材を多用したキッチンです。その先鞭を付けたのがMInotti Cucina で、なんとトップも扉もシンクまで同じ石で仕上げるという徹底ぶりで、私自身初めて見たときは衝撃でした。多くのイタリアのキッチン・メーカーも私と同じように衝撃を受けたようで、今年はその石材を多用したデザインのキッチンがかなり増えてきて、これが明らかに一つのトレンドになってきています。(Minotti Cucina は家具のMInottiとはまるで違う会社なのでお間違えないように。)

 もう一つの傾向はBoffiが始めたキッチンの巨大化の流れで、何年か前のユーロクッチーナでBoffiが郊外の工場を借りて行った巨大キッチンのプレゼンテーションは衝撃的でした。この衝撃はドイツキッチンにも波及し、それまではどちらかと言うとコンパクトなキッチンが主体であったブルトハウプも翌年、同じく郊外の工場跡を借りて巨大なキッチンのプレゼンテーションを行ったのが記憶に残っています。余談ですが、この時にブルトハウプが発表したキッチンの壁面システムはすごいと思ったのですが、何故か発売にはなりませんでした。このキッチンの巨大化の流れは今では世界のキッチンの潮流として定着し、昨年からBoffiは自社のショールームで全長7000mmという超巨大なキッチンの展示も始めています。

 欧米の巨大なキッチンはキッチン単体で巨大になっていますが、TOYO KITCHEN STYLEではその流れをそのままトレンドとして日本に持ってくるのではなく、キッチンとダイニングを一体化とすることで結果としてキッチンを巨大化(MEGA化)する提案をしてきました。そうすることで、キッチンとダイニングを切り離す空間提案よりも、かえってコンパクトな空間を提案する事が可能になりました。

 何れにしても、キッチンの巨大化の流れは、世界的な食を中心としたライフスタイルの流れと呼応していて、暫くはこのトレンドは続くと考えています。

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TITLE:2016年度ユーロクッチーナを視察して

ミラノで開催されたユーロクッチーナを視察しての感想です。

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まずは機能篇

昔の欧米のキッチンのシンクは小さくて、レンジフードも換気というよりも脱臭という感じのものが多かったのですが、ここ何年かは欧米のキッチンのシンクも徐々に大きくなってきました。その先鞭をつけたのがBoffiでしたが、今では大きさの差はあってもどのメーカも以前とは較べものにならない程の大きなシンクが標準になってきました。シンクが大きくなるにしたがって、シンク上にプレートを置き、シンクそのものの機能化を図り出したというのが今年のユーロックッチーナの大きな特徴でした。これは明らかに日本のキッチンの影響で、そういえばうちの東京ショールームへ視察に来るヨーロッパのキッチン関係者が目茶苦茶増えてきてます。
 シンクが大型になるにつれて、レンジフードも大型化が進み、レンジフードのデザインの多様性は目をみはるものがあります。羨ましいのは、日本のレジフードは消防法の縛りがきつく、どうしても使用する素材の種類が限られてしまい、結果としてデザインの多様性を阻害しているということです。


L1003565.jpg ちょっと気になる傾向は、機能の中でメカや電動を使った、悪く言うとギミックを使ったメーカーが増えてきているということです。一昔前、ドイツキッチンが壁にぶち当たった時、ケッセベイマーの部品を軸としたこういったギミックを使う傾向があった事を思い出しました。その後、ドイツキッチンの多くは世界の潮流から取り残され、イタリアキッチンの勃興が始まったのです。今、イタリアキッチンが明らかに壁にぶつかっている時に起きているこの現象は、イタリアキッチンの先行きに不安を感じさせるのは私だけでしょうか?



TITLE:「妖しのインテリア」ゲリラショップをオープンします

 久々のブログの更新です。

 毎年この時期に開催してきた「妖しのインテリア」展、今年は今まで開催してきたスパイラル・ホールではなく、期間限定のゲリラショップとして下記の店舗にオープンする予定です。

 場所 : 東京都港区南青山6丁目11-1スリーエフ南青山ビル1F

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 写真は準備中のゲリラショップの外観です。
 
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  昨日準備中の店舗を視察してきました。
 写真は一部完成したイメージ・ブースの中に入り込んでフレデリック・モレルのバンビにヨシヨシしている私です。
 12月5日(土)から翌年の2月28日(日)までの期間限定ショップです。

TITLE:MEGA KITCHENを発表してから

 久々のブログの更新です。
 ご存知の通り、最大寸法6500mmでシンクが3つ、IHが3つという巨大なMEGA KITCHENを4月25日に東京で発表ました。その巨大さを目の前にたお客様の反応は予想通り「賛否両論」でした。
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  写真は朝日新聞に掲載された全30段の広告です。
 MEGA KITCHENに否定的な意見を述べられるお客様は現実的に日本の住宅ではこのような巨大なキッチンが入るスペースがない。そんな意見が主流でした。あるテレビ局の番組の取材を受けた時にこんなやりとりがありました。「うちには入りませんね」って言われるので、「どんな所にお住まいですか?」って聞くと、賃貸マンションにお住まいで、おまけに独身だということでした。MEGA KITCHENはターゲットとしている住宅は賃貸マンションでは無いということはお分かりだとは思うのですが、このキッチンの大きさを目にして、一般的に狭小と言われている日本の住宅の大きさから考えると非現実的だと思われる訳ですが、最近の日本の住宅は意外と大きな空間が生まれつつあるという事と、リビングルームに割くスペースをもう少し考えると更に多きな空間が生まれてきます。
 MEGA KITCHENはその大きさだけに注目される方が多いのですが、実はこの大きさはこれからの日本人の生活スタイルを想定した結果を強調するシンボリックな意味が大きいのです。
 日本の住宅設計は応接間的なリビング・ルームを軸として設計される事が多いのですが、私がイメージするこれからの日本人のライフスタイルはキッチンの設計から始めるべきだと考えて、その象徴的な商品としてのキッチンがMEGA KITCHENなのです。
 これからの日本の住宅で一番大切なことは、家族が集まり易く、そこで長時間ともに過ごすことが出来るということだと思っています。その場所というのはリビング・ルームではなく、キッチンだと考えています。リビング・ルームに家族が集まるという光景は過去のもののような気がします。
 家族が集まり易く、過ごしやすいキッチン、それが今回のMEGA KITCHENです。
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 余談ですが、キッチンで長い時間を快適に過ごすには、スツールをもっと座り心地のいいものをセレクトする必要があると考え選んだのが「モンスター・バー・スツール」です。背もたれが付き、座面も背もたれもクッションがある事で快適な座り心地を実現しています。従来のスツールの価格より少し高いので、この考えたかをお客様に納得して賛同して頂くために、現在特別価格を実施ています。
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 一度ショールームで座り心地を体験してみてください。
 MEGA KITCHENの展示は現時点では東京、名古屋、大阪、福岡ですが、9月からはその他の地域での展示も始まれますので、ぜひお出かけ頂き、確認して頂けると嬉しいです。

TITLE:インテリアをライフスタイルで語りたいですね

インテリアを「デザイン」という切り口から語ることが一般的なのですが、私はインテリアは「ライフスタイル」という切り口から語り、設計するべきだと考えています。

 その住宅で住む人がどんな生活をしたいのか?
 その住宅でどういった時間を過ごしたいのか ? 
 これをまずイメージする事からインテリアを考えるべきだと思っています。
 でも、一般的にはライフスタイメをイメージする前に「デザイン」をイメージする事が多いのです。勿論ですが「デザイン」をイメージする事は大切な事だと思のですが、ライフスタイルあってのデザインだと考えています。
 TOYO KITCHEN STYLEのキッチンの広告ビジュアルを企画する時には、常にこの事を考えるようにしています。
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TITLE:死語となった「応接間」という言葉

 「応接間」という言葉は最近はとんと聞かなくなってきました。それに代わる言葉としてはリビングルームというのがあるのですが、厳密に言わなくてもこの二つの言葉はなるで違った意味を持っています。
 「応接間」というのはお客様と接する為の部屋で、一方リビングルームというのは家族や近い友人がリラックスする為の部屋という事なので、「応接間」という言葉に厳密に対応する言葉は「レセプションン・ルーム」という事になります。そうすると、今時住宅を計画する時に応接間という区割りをする場合が殆どないという事は、「応接間」という概念が日本の住宅から消え去ってしまったということになるわけです。
 我々は随分前から「応接間」という意識で「リビングルーム」を計画するのは止めて、リラックスするという本来の意味でのリビングルームを計画すべきだと言ってます。でも、未だに「応接間」の概念でリビングルームを計画する住宅が多いのはどういてなんでしょうか?
 

TITLE:LDKという言葉

 一般的に使われているLDKという言葉ですが、リビング、ダイニング、キッチンという機能に分けられた空間の仕切りが無くなってワンルーム化が進んできたのは、「住み手」が機能として分ける必要はないと考えてきたからだと思います。
 料理をする場所、食事をする場所、くつろぐ場所といういちいちの定義に従って生活している人は皆無なのにも関わらず、住宅を作る側は相変わらずこの機能の定義に従って、あたかもその定義に従って生活をしているが如く設計をして、それを何の疑問も持たず受け入れてしまう「住み手」
 例えば、料理をするという機能と食事をする機能を一体化した当社のCDランドではもう既に場所としてのキッチン、ダイニングという定義はあてはまらないし、「くつろぐ場所」と定義されたリビング・スペースですが、果たして食事が終わった家族がリビングに全員移動してくつろぐかというと、その生活スタイルはあり得ないと考えます。
 家族が集まり、多くの時間を共有するスペースとしての再定義が必要なのではないかと考える昨今です。
 

TITLE:「キッチン」から考える「住い」作り

 LDKという言葉があります。
 Living・Dining ・Kitchenの頭文字をとった言葉です。
 住宅の中で寝室以外に一番家族が過ごす場所で、近年はそのLDKを仕切った壁が取り払わられ、LDKを一つの空間として考える住宅が増えてきました。最近流行りの「リノベーション」の殆どがLDKの壁を取り払うという事なのはその表れだと思っています。
 そうすると、ここで考えることは、何故LDKの壁が無くなり、一つの大きな空間にすることを好む人が増えてきたのかという事です。
 これは、「住い」作りの中で、お客様の為のスペースを優先して考えるのではなく、家族が集まり、過ごす場所を優先的に考える人が多くなってきたという事だと考えています。
 では、家族が集まるスペースはLDKのうちの何処なのかという事を考える必要があると思います。リビングなのか? ダイニングなのか? キッチンなのかですね。
 そう考えるとLDKという言葉ですが、まずリビングから考え、次にダイニングを考え、最後にキッチンを考えるという事になります。しかし、実際に家族が集まり易い場所として考えると、キッチンであったりダイニングという事になり、リビングでは決してないというのは言うまでもありません。
 LDKという文ではなく、KDLという言葉のを使いながら「キッチン」から考える「住い」作りを考えていきたいと思っています。
There is a word LDK.
It is a word that an acronym for Living · Dining · Kitchen.
In most families spend location other than the bedroom in the house, in recent years are tought wall that partitioned the LDK, house to consider the LDK as one of the space has been increased. The trendy recently most of the “renovation” things that get rid of the wall of the LDK is I think that appear.
Then, thinking here is, why there is no wall of LDK, is that what people prefer to to one large space of has increased.
This is, in making “dwelling”, and instead of thinking in favor of space for our customers, family gatherings, we believe that the location spend a thing that has become many people think preferentially.
So, I think space the family gather, it is necessary to think about the fact that somewhere a of of the LDK. It is whether it is a living that? The dining or? Kitchen are.
So think and it is the word LDK, but first thought from living, then thought the dining, and finally will be taken to that think about the kitchen. However, when actually thought of as easy location family gathered, made to the fact that the kitchen was a or dining, it is not to mention the that never is in the living room.
Rather than a statement of LDK, you have while using it that the word KDL I want to think about making “dwelling” to think from the “kitchen”.

TITLE:「住む」の軸は何かと考えました

 久々に東京で時間があったから、東京でまだ見ていない家具、インテリアショップを見て回りました。いろいろ感じる事は多かったので、これからはもう少し時間を作って東京見物でもしようかと思った次第です(笑)
 その中で一番感じた事は、殆どの店の展示方法が単品の家具としての展示ではなく、収納や照明も含めた空間としての展示がされている事です。まさに以前と較べると様変わりですね。でも、それを見ながら少し違和感を感じたのでは、家具、インテリアショップというと、ソファー屋さんが多いこともあると思うのですが、客間としての応接スペースのが果たしてこれからの住宅の「軸」なのかという事です。
 確かに一昔前は「住宅」の外の顔としての部分、つまり建物の外観、門扉から玄関周り、客間としての応接間というのが設計の軸であった事は確かなのですが、これからの時代の住宅はもっと中に住む人の為のスペースを中心に考える時代になってくると思うのです。手前味噌ですが、住宅の中で最も家族が集まる場所は「キッチン」と「ダイニング」だと思うのです。そう考えると住宅設計やインテリ設計をする場合に、客間としてのリビングを軸とするのではなく、キッチンを含むLDKを一つの空間とて捉えて、そこに設計の軸を置くべきではないかと考えています。
Because after a long time there was a time in Tokyo, furniture you have not seen yet in Tokyo, it was around on a look at the interior shop. Since it was often feel variety, is up to you I feel it in the future to see the sights of Tokyo by creating a little more time (laughs)
That I felt most in this, is that the exhibition of how most of the shop is not in the exhibition as a furniture of single item, has been the exhibition as a space, including the storage and lighting. It is completely changed when just before and compare. But, than was feeling a little uncomfortable while watching it, furniture, and say interior shop, but I think sometimes sofa shop is large, the sitting areas as a drawing room is really the future of housing “axis” The fact is that such whether.
Certainly a decade ago is part of as outside of the face of the “Housing”, that is the appearance of the building, around the entrance from the gate, it’s that drawing room as a drawing-room was a shaft of design I sure, but the coming of age housing and I think become the era to think about the space for the people who live in more. It is a self-flattery, but most families gather place in the house I think that it is a “kitchen”, “dining”. The case where the layers are considered the housing design and intelligent design, rather than the living as salon than an axis, the LDK including kitchen caught in the one space, and considered to be there or should not put the axis of the design have.