TITLE:ISOLA-Sというキッチン

 8年か9年前にプロトタイプとして発表した「ISOLA-S」(イゾラエス)というキッチンです。
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 デザインはミラノ在住の日本人デザイナー伊藤節さん。
 節さんのイメージを忠実にハンドメイドで作り上げた商品です。
 日本で発表後、イタリアのベローナで開催される「アビターレ・イル・テンポ」で発表し、世界中でセンセーションを巻き起こしました。世界のインテリア雑誌やデザイン・ブログでもかなり取り上げて貰い、トーヨーキッチンの世界的な知名度を一挙に高めてくれた商品です。
 この商品の発表後、私は光栄にもドイツのグッドデザイン賞である「IFデザイン」の審査員に指名され、ステフアノ・ジョバンノーニと一緒に審査に参加しました。
 そんな思い出の製品です。
 現在は名古屋本社のミュージアムに展示してあります。

TITLE:スーパータスカンというワイン

 女子サッカー、残念でしたが、選手の健闘に拍手を送りたいと思います。
 しかし、、女子レスリング、強いですね。「強き者、汝の名は・・」でしょうか。
 今日はワインの話しです。
 イタリアにスーパータスカンという種類のワインがあります。
 イタリアの伝統的なぶどう品種と伝統的な手法を使って造られたワインにはDOCGの格付けが付けられるのですが、外国のぶどう品種を使って、敢えて伝統的な手法を超越して造られたワインがスーパータスカンと呼ばれています。勿論DOCGの格付けは取れなくて、分類としてはテーブルワインと見なされています。主にトスカーナ地方で作られているので「スーパートスカーナ」、「スーパータスカン」と呼ばれています。
 そのスーパータスカンは私の好きなワインの一つです。
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 使われているぶどう品種は「カベルネ・ソービニオン」が主体で、ボルドーワインに近い味がしますが、底の部分でイタリア的な陽気さを感じられて、飲む毎に気持ちを楽しくさせてくれるワインです。
 スーパータスカンの価格は有名なサッシカイアのような高額なワインもあるのですが、写真のワインはスーパータスカンの中ではとてもお値打ちなものです。
 伝統的な縛りに反発して、自由なワイン作りを目指したスーパータスカンの作り手達、その心意気には心躍らせるものがあります。

TITLE:京都の「未在 」という懐石料理店

 京都に「未在」という人気の懐石料理屋さんがある。
 予約が半年先という人気店だ。
 という事は、今から予約をして行けるのは1月か2月という事になる。
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 外観はこんなんで、庵風、円山公園のなかにある。
 看板も何も無い。
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 中に入るとこんな感じ。
 席数は僅か12席のみ。
 茶懐石をベースにしているという事で、内装はお茶室の造りを取り入れている。
 僅か12席という事もあると思うのだけど、半年以上予約が埋まっているというのは、商売としては一つの完成されたビジネスモデルだと思う。
 徒に大きなマーケットを指向するのではなく、最初から絞り込んだ小さなマーケットの中で優位性を維持して着実で長期的な経営を目指す。
 「未在」を見てそんな事を考えました。
 

TITLE:「愛知の社長TV」の取材を受けました

 男子サッカー、残念でしたね。
 ちょっと期待してたのですが、でもまだ銅がある。
 頑張れ日本!
 昨日名古屋本社で「愛知の社長TV」というWEB・TVの取材を受けました。
 いわゆる典型的な社長インタビューでしたので、興味がある内容かどうかは分かりませんが、そのうち公開されると思いますが、公開されたらうちのHPにバナーを設置するので見て下さい。
 話は変わりますが、スワロフスキーが新しいシャンデリアをミラノで発表しました。
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  美しい。
 キッチンにもシャンデリアをというプレゼンテーションを始めて10年近くになりますが、この流れは完全に定着してきましたね。シャンデリアまではいかなくても、少なくとも醜悪な蛍光灯照明をキッチンから駆逐する流れは出来たようです。
 
 

TITLE:Googleのロンドン新オフイス

 ロンドン オリンピック、、女子サッカーが準決勝でフランスに勝ち、いよいよアメリカとの決勝ですね。どうみても欧米のサッカー選手と較べて体力的に劣ると思うのですが、そんな中で執念とも言える気迫で決勝まで上り詰めた「なでしこJAPAN」に熱いエールを送りたいと思います。
 頑張れ 日本!!
 そんなロンドンで新たにGoogleの新しいオフィスがオープンしました。
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  壁のユニオンジャックが印象的です。
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 カラフルでデコラティブですね。
 日本の一般的なオフィスとはまるで印象が違います。
 世界的にはこういったデコラティブなインテリアが主流になりつつあるのですが、日本では未だにミニマルの呪縛に捕われています。でも変化の兆しは確実に顕在化しつつあると思います。
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 会議室も凄いですね。
 ドアの船のような回転ハンドルが印象的です。
 では、、エクステリアを見てみましょう。
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 グリーンが多くて、オフィスというよりちょっとしたリゾート気分です。
 素晴らしいオフィスですね。
 そのうち、こんなオフィス兼ショールームをトーヨーキッチンでも持てたらと妄想しました。
 追伸
  サローネでのバス・サニタリーの新製品の記事が掲載されています。
http://www.yunokuni.com/2012/07/milanosalone2012-bath.html
 トーヨーキッチンが扱っているアントニア・ルピと、秋から扱い始めるアガペの新製品も掲載されています。
 是非、ご確認下さい。

TITLE:ナイキの新しい陸上競技ウェアー

 ロンドンオリンピックがいよいよ佳境に入りつつあります。
 日本選手の活躍も見逃せませんが、100m男子のジャマイカのウサイン・ボルトの金メダルはちょっと興奮しましたね。脊椎湾曲症という持病を抱えながら世界最速の男となるって、半端な努力じゃないと思います。
 そんなロンドン・オリンピックの最中、Nikeが新しい競技フゥアーを発表しました。
 
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 全身をタイツで覆うという画期的なものです。
 「Pro TurboSpeed-Suit」という名前だそうです。
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 脚や腕の部分に開いた無数の穴が空気抵抗を減らすという仕組みだそうです。
 スポーツも科学の時代なんですね。
 能書きはさておいて、このウェアーの格好良さに感激しました。

TITLE:岡崎の花火に行ってきました

 特約店の「インテル・グロー」の社長の招待で岡崎の花火に出かけました。
 特設の枡席での鑑賞です。
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 枡席の外は大混雑でしたが、おかげさまでゆっくりと座って見る事が出来ました。
 延々と伸びている枡席はある意味壮観でした。
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 食事や飲み物の準備に余念がないインテル・グローの社長です。(中央の後ろを向いてるTシャツの方がその人です)
  大変にお世話になりました。
IMG_1718.jpg いつも笑顔を絶やさない、人気者の岡崎フジイ住宅の専務です。
 花火の席でも場を盛り上げてくれました。
 
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 打ち上げ場所の近くに席があるので、まるで花火が頭から降ってくるような迫力でした。
 時折、花火の残骸も降ってきたりしました。
 花火は久しぶりだったので、とても楽しかったです。
 インテルログロー様、ありがとうございました。

TITLE:京都ショールームの新製品発表会

 昨日から京都ショールームでの新製品発表会に出席してきました。
 京都ショールームは市内の御池通ぞいの朝日新聞社のビルの一階にあり、近くには俵屋や柊屋といった伝統的な京都の宿もあり、ロケーションとしてはとても気に入っています。
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 i-Phoneのインスタグラムで外観を撮影してみました。
 京都の暑さが写真からも伝わってきますね。
 名古屋も暑いけど、京都も暑い。
 
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 写真はパーティーが始まる前のショールームです。
 新製品のINOメタルスモークとエンブレムTOPのアイスの組み合わせの奥行き1050mmのアイランド・キッチンも新たに展示が始まりました。
 この他にも、新しい家具や照明の展示も始まり、ショールームの雰囲気も一新されました。
 いい感じです。
 パーティーには沢山のお客様に来て戴きました。
 本当にありがとうございました。
 来て戴いたお客様数名に「ブログ拝見してます」って言われました。何か嬉しいですね。
 今後とも宜しくお願いします。

TITLE:インテリアの中にアンティーク家具を

 アンティーク家具についてはそんなに詳しくはないのですが、家具の持つ雰囲気というか空気感が昔から好きでした。
 特に、ミニマルな空間に少し飽き飽きしてた頃、無機質で面白みがないミニマルな空間にアンティーク家具を配した瞬間に、インテリアが突然に空気が生き生きとしてくるのに驚きます。
 こんな空間です。
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 こんな空間をプレゼンテーション出来て、実際に販売出来たら面白いのではないかと考えて、10年以上前から少しずつアンティーク家具を買い集めてきました。
 これらの家具は東京ショールームを中心に名古屋、大阪のショールームにも展示してあります。
 時代が早過ぎたと思うのですが、実際に売れる事はありませんでした。
 でも、日本でもミニマルな時代がようやく終わろうとしているという事もあると思うのですが、昨年辺りから昔買い付けたアンティーク家具が少しずつ売れ始めてきました。
 嬉しいですね。

TITLE:靴は最早アートの領域か?

 昨日のPRADAの靴でもそうですが、靴は最早実用品という領域を超越してアートの領域に入りつつあるのではないかと思ったりします。
 男性用の靴でもそうなんですが、女性用の靴となると、、もぉぉ、、これは確実にアートですね。
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 女性が靴を集め続ける気持ちが少し分かるような気がします。
 実用品としての靴との対極にあり、ここまでいくとコモディティー化する事はないばかりか、単なるマーケッティングから生まれるのではなく、天才的なクリエーターやデザイナーの世界なんだと思います。
 この写真の中に日本製のものが一つもないのは寂しい限りですね。